ウルヴァリン:SAMURAIのレビュー・感想・評価
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うーむ…
ものすごーっくカッコいいトラさんみたいで、マーヴェル作品見てる感覚がなかったです。
見てるうちにトラさん色が濃くなって行く感じとヘンテコ日本がこれまたなんともw
楽しめるっちゃー楽しめましたけど、レンタルで十分な作品かも。
『奇妙な果実』を楽しめる?
Xmenシリーズって何気に良作ぞろいなんだけど、その中でウルヴァリンシリーズは「何だかな~」って印象が強い気がするんだな。
本作もその違和感は強い。
過去に命を救ってもらった老人がお礼を言うためにウルヴァリン(=ローガン)に日本に来てもらうのだけども、実は裏があって…。一応そういうストーリーなんだけど、そこにシリーズ特有の『マイノリティの苦悩』はなく、本作に入れられるであったろう『不老不死の苦悩』ですらあっさりスルーする感じは、やっぱり観終わった後に「なんだかな~」って感じになってしまう原因だと思うんだな。
本作の特徴であり、一番の見どころはやっぱり『トンデモニッポン』だと思うんだけど、それすらもやっぱりイマイチなんだよな~。
トンデモニッポンがダメな訳じゃない。それはそれで良いんだけど、問題は「これが日本の美だ」ってその文化を味わう作品になっているってことなんだ。
味付けでトンデモニッポンを楽しむんならいいんだけど、それを主題にして物語を作ると『火星人の美意識がどんなに素晴らしいか』みたいなSFチックにかけ離れるし、事実とかけ離れているから表現に深みも持てなくなっちゃう。
日本の(トンデモ)文化を紹介、みたいな映画は日本人には間違い探ししか楽しみを見出せないし、きっと外国の人から見てもそんなに楽しくないんじゃないかな~って思ったりもするんだ。
見たかったのは『トンデモニッポン』じゃなくて、『ウルヴァリン』の物語だったのだから。
昨今の質のいいストーリーが多いアメコミムービーの中で、本作は一昔前の『ストーリーはあれだけど、アメコミヒーローだからいいじゃん』っていう普通の作品に留まっていたことが残念。
しかし、アメリカ人は執拗に放射能に対して無知になろうとするのはいかがなものか。
扱いが“雑”なんだよなー(笑)。
日本が舞台!!!!!
今回のウルヴァリンSAMURAIは今までのX-MENシリーズやウルヴァリンX-MENZEROとは少し違うような気がしました。今までのシリーズを見ている人が今までの感覚で見るとミュータントもあまり出てこないですし少しがっかりするかもしれません。この映画では今までのシリーズではほぼ最強のウルヴァリンの弱いところいろんなところが見れる作品だと思います。そういうことでウルヴァリンが好きな方は絶対見ないといけない作品だと思いますがあまり見てないとか初めてウルヴァリンの映画を見る人にはあまりおすすめできません。日本人のキャスト陣は自分的にはそんなに悪くはなかったと思います。TAOさんも日本人らしいの顔つきですし真田広之さんもいい役を演じていたと思います!
髄所に散りばめられた『真の和』の美
周辺ではあまり好評ではなかったため、遠のいていたウルヴァリアン。
昨近のハリウッド、アクション系バトルものの知性に欠けるあまりの粗雑なストーリーが続いた残念さからすれば物語に矛盾やコジつけがない高く評価ができる作品に思った。
何気にX-MENシリーズは初鑑賞。
映像は見事。東京タワーとの新旧象徴コラボが実現可能な芝増上寺の大規模ロケ、広島県福山市ではハリウッド映画では目新しい真の日本人の郷愁漂う優しい故郷の街の映像が流れる(そこに日本人の優が演出されていた)。『禅』の絵をオーバーなまでに創る美しい日本美邸宅、日本が世界に誇る技術の新幹線でのアクションなどなど。演出家がかなり勉強したんだろうと髄所に散りばめられた『真の和』の美には海外の人を魅了した事がわかる。
ヒュージャックマンが左前の着衣をハリウッド大抜擢のモデルTAOさんが右前に正したシーンには極東の神秘の国を改めて伝えられたのでは?。
ニッポ~ンの観光ビデオ
ミュータントとという異端の立場に苦しみながらも人類のために闘い続ける戦士たちを描いたXーメンシリーズ期待の最新作は、なんとウルヴァリンことローガンおじさんの日本観光記となっております。侍女に檜風呂で体を洗ってもらったら新幹線の速さを満喫しながら秋葉原へ、そこでパチンコ屋を見学してラブホテルに宿泊し長崎へ訪れて被爆地を観光、山海の珍味に舌鼓を打った後には黒髪美女に浴衣の帯を直してもらって(これ向こうの男にはたまらんシチュなんでしょうかね?)その勢いで最後にはベッドインです。
いやーこんなニッポン是非自分も観光してみたいですね~。つーかなんでしょうね、ハリウッドの日本観はまだこんな感じなんですかね。こういう刺し箸で周りをびっくりさせるところだとか、『ミスターベースボール』以来変わってないところを考えると、日本以外であってもハリウッドがアジアを描く際にはかなり穿った目で見る必要がありそうです。少し前に『007スカイフォール』で上海が描かれていましたが、絶対現地がみたらアレも噴飯物なのでしょう。まぁ、ガイジンが戯画化した「ニッポン」をローガンおじさんと観光してみるのも、なかなか一興かもしれないので、そういうファンタジーな観光を息抜きにしたい場合には是非どうぞ。
P.S
出てくる日本人男性は全て悪人か馬鹿か馬鹿で悪人かのいずれかです。
ワクワク半分、ガッカリ半分。
色々な過去を背負いながら、その風貌と手から飛び出る刀と、不死身の体で悪に立ち向かうヒーローは、前作からのトラウマを抱える。最近のヒーローはなんか、精神的に弱い奴ら多いなぁ。んで精神的に弱いまま、連れてこられたのが遠い極東の日本。まあ、ここまではいいかも、誰もがこれからの展開にワクワクしますよね。まず、基本的に私は誤った日本感に対して文句言うつもりもなければ、ガッカリもしていない。だってハリウッド作品なんだもん。大好きなブレードランナーってヘンテコリンな看板いっぱいでてたし。むしろ、文句いいたいのは序盤の葬式のアクションシーン。そこでは、カメラがすごくブレて見にくかった。これは3Dでみたらヤバかったかも。次につらかったのはユキオ役のTAO。今の日本美人のイメージってこんなだったのか?まあ、監督と私の女性主観は合わないと言うことです。きになる点はその二点。基本的にまずまずの作品でした。要約すると、戦いの日々に疲れたウルヴァリンは極東の日本でひと暴れして、気分すっきりリフレッシュ。明日からの悪との対決にモチベーション上げるのでしたと言う作品でした。。
バカばっか。
前作も微妙でしたが、今作も同じかそれ以上でした。
日本の描写がおかしいという点はそれほど気になりませんでしたが、僕が気になったのはキャラ描写です。
ジーンを常に想っているように見せながらさっさとマリコに手を出し、そのマリコを救出するべく正面から敵陣に乗り込んであっさり捕まるウルヴァリン、逃亡中であるにもかかわらず島民生活を満喫し、携帯で電話するマリコ、シンゲン、ハラダ、ヴァイパーはなにをしたいのかわからず、矢志田にいたっては恩を仇で返す最低野朗という具合です。
そしてもう一つがジーンの登場場面、毎回いたした後な上に付けている下着を全部変えているというご丁寧振りで、なんかストリップショーを見ているようでした。演じている役者さんもなんだかな~って思っていたんじゃないでしょうか。
唯一マシだと思えたのはシルバーサムライをほぼコミック版の形で出したことでしょうか? ちゃんと刀から炎も出しますし。
まだまだやるつもりのようですが、そろそろ『アイアンマン』や『アヴェンジャーズ』並みにいい出来のものが見たいです。
多少日本語がおかしくても
シリーズものとして考えればアリではないでしょうか
発音のおかしい日本人がいようが、マシンガンをもつ警備員がいようが、5重の塔があろうが、エンターテイメントとしておもしろかったです。これらが気になるなら、見てられませんが・・・
TAOは良かったですね。日本の文化を表現できていたのではないでしょうか
ウルヴァリンが死ぬかもしれない、という設定でハラハラしてみれました
楽しめる手堅いエンターテイメント作品
日本を舞台に、不死のウルヴァリンが命の危機に直面する!途切れなく面白かったです。
ジェームズ・マンゴールド監督作品らしく、手堅くまとめたエンターテイメント作品だと思いました。見やすいし何回観ても楽しめそう、好きな感じです。
よく知ってる場所がロケ地だったので興味をひかれたのですが、しばし優しい時間を過ごす海辺の街、穏やかで美しかったです。
日本を題材にしたアメコミならきっと登場しそうな、日本的な強敵が次々と。鍛錬で強さを獲得した者達との戦いは能力者同士の戦いとは違った趣き、真田広之が流石の存在感でした。
とはいえ、新幹線バトルは超人的でしたけど。スピード感に圧倒されました。
忘れ得ぬ女性・ジーン、異国の地で心を寄せる女性・マリコ…。なかなかロマンティックでもありました。
福島リラ演じる赤毛のユキオも、激しくていじらしくて印象深かったです。
正確な日本描写を見たければ邦画だけ観ろ!
クリストファー・ノーランならいざ知らず、ブライアン・シンガーでもなく、ジェームズ・マンゴールドなんだからいいじゃないですかぁ、エンターテインメントなんだし、前作ナイト&デイの監督って言えば納得する?
片言の日本語?パンタグラフが無い新幹線?
んなことより、拳から爪出てくるほうが可笑しいだろうよ!
サムライが出てきて、ニンジャが出てきて、ウルヴァリンはガイジンだし、今までのハリウッドの描く中華っぽい日本描写から比べれば、十二分に満足する日本描写。
ただ、日本の配給会社がSAMURAIって文字を入れたのは間違いだったよね、サムライソードは出てくるけど、サムライは出てこないんだから。
真田広之のインタビューにあったように、監督が現場で脚本を速攻でリライトしちゃったからなのか、ストーリーは確かに薄っぺらい。真田広之も小悪党止まりだし。
めずらしいスピンオフ物の続編、しかも映画でというのはよい傾向と思います。
スピンオフ物の続編、しかも映画でというのはすごいです。あまり見たことありません 。
「ハンニバル」くらいかな?
でも、「ハンニバル」は、元が一作しかないし、どちらがメインなのかかわかりません。
日本では、TVドラマの「警部補矢部謙三2」(「トリック」のスピンオフ)くらいしかない。
キャラクターを使い捨てにせず、何度も使うのは映画環境対策上よいと思います。(使い捨ては、もったいない)
今回のウルヴァリンは原爆投下前の長崎から始まりますが、何でウルヴァリンが日本軍の捕虜になってんの?ウルバリンが日本軍の捕虜になるわけないだろう?という素朴な疑問がありました。
そこは謎のままでしたが、原爆でも死なないウルヴァリンを見て、ウルヴァリンは不死身だから気まぐれで捕虜になったのかも?ということで納得しました。
このままだと、まったく緊張感のない、眠くなる映画なるのだけれど、今回はウルヴァリンが、悪のミュータントに、不老不死の能力を奪われ、もしかしたら死ぬかもしれないと、見ている人に思わせるところに、緊張感があってよかった。
日本の風景や物、東京タワーや増上寺、秋葉原や新宿、新幹線やラブホテル、パチンコ屋などが出てくるところが、日本人として面白かった。
ヒロインの女性二人が、日本でもっと有名な人だったら、さらに面白かったかも?
でも、ラストでウルヴァリンが、あんなことになってしまうとは思わなかった。
この映画は「ファイナル・デシジョン」の後のエピソードらしいから今のところ関係ないけど、その後を作る場合(なんとでもなるのだろうけど・・・)はどうするの?とちょっと思ってしまった。
見応えありでした
日本感が少し違うところはしゃれとして・・・
話自体は良くできていて、展開も面白かったと思います。
が、ちょっとヤクザが強すぎるのが変で×
しかし、最後にはマリコの魅力に参っていました
ユキオの評判が良かった様ですが、私にはそれほどでは。
ウルヴァリンというサムライ
ウルヴァリンを単独主役にした「XーMEN」のスピンオフ第2弾。
何年も前から気になっていた作品である。
何故なら、日本が舞台だから。
ウルヴァリンが日本で侍修行をする…というあらすじを当初聞き、何だか不安がよぎりつつも、日本人としてはやっぱり気になる。
その感想は…
まず思ったのは、今回の映画って、「ウルヴァリン:XーMEN ZERO」の続編じゃなかったんだ。「XーMEN:ファイナルディシジョン」の後日談。よって、あのキャラクターがウルヴァリンの悪夢として久し振りに登場する。
さて、最も気になっていた日本の描写は…
大規模なロケを敢行した日本の風景は良かった。自然の景色だけではなく、逃走シーンでの都会の人ゴミやパチンコ店など。ありのままの日本。
ところが、いざ物語と絡むと、サムライ、ニンジャ、ヤクザ、ハラキリなど、定番のハリウッドから見たニッポン。
その二つが混じり合って、ちょっと不思議な雰囲気。
でも、これほどのハリウッド大作、しかもアメコミ原作映画で、ここまでがっつり日本が舞台となったのは嬉しい。
新幹線上でのバトルは日本映画では絶対出来ないアクション!
ストーリーは、「犬神家の一族」のような愛憎劇に、ミュータントの陰謀が絡む。
死を超越する男と死を超越したい男。
悩まされ続ける悪夢や異国の地での生死の葛藤も重みとなり、ウルヴァリンというキャラクターを掘り下げる。
「XーMEN:ファースト・ジェネレーション」ほどではないが、少なくとも「ウルヴァリン:XーMEN ZERO」よりかはドラマ性があったと思う。
通算5回目(カメオ出演も含むと6回目)のウルヴァリン=ヒュー・ジャックマンの抜群の安定感もさることながら、真田広之はハリウッドスターと並んでも堂々たる貫禄。
そして、二人の美女。
マリコ=TAOは美人だわ〜。
儲け役は、ユキオ=福島リラ。キリッとした面構えとアクションはウルヴァリンにも負けない。
多少変な描写もあるにはあるが、昔のようなそこまでのトンデモニッポンではなかったように思う。(最終決戦は「007は二度死ぬ」みたいだったが)
一娯楽アメコミアクションとして充分に楽しめた。
エンディングのオマケ映像はテンション上がる!
ウルヴァリンのこともっと知りたい方の為の映画
今までのXMENシリーズの感覚で楽しもうとすると少々期待はずれになると思う
ウルヴァリンというシリーズ屈指の人気キャラの内面や経験を深く掘り下げ、遠方の地で傷心している彼に訪れる新しい出会い、この映画は彼をもっと知り、今後も続くメインストーリーのXMENシリーズに深みをもたらす為の作品だと感じた
日本での大規模なロケを敢行し、日本人俳優の起用、日本語も多用され、日本一色といった感じで、いわゆる外国人から見たお粗末な日本の世界観とは異なり、それなりにちゃんと仕上がってはいたと思う
だがやはりそこは外国人が作った映画、パチンコ店やお寺、新幹線、ラブホテル、ヤクザ、忍者等々外国から見る日本独特の文化のシーンの多さには多少違和感を感じた 長崎の原爆のシーンから始まり、歴史的背景を取り込み、そこでの友人との出会いとそこから生まれるストーリー 「不老不死」をテーマにした苦悩と憧れ 人間の根本的な感情で捉えると納得できるが、日本人の自分からするとラストは違う形を望んだ
ほとんどのシーンでミュータントは出てこず、ローガンのストーリーが紡がれる映画なのでアメコミのアクションを期待している方や、深い展開を期待している方にはお勧めしないです
XMEN知っててウルヴァリン好きっていうすごく狭いターゲットが喜ぶ映画かな
ガッカリ…
日本が舞台だけに、かえって違和感が増した感じだ。
ハラキリ、サムライ、ロウニン、ニンジャはアメリカにウケそうな日本のイメージなのだろう。それはそれで良いのだが、ならば現代の秋葉原や上野や新幹線のロケはそっくり要らないんじゃないか?それがあるために、アメリカが見たい日本の紹介フィルム的な感じになってしまっている。
ストーリーも盛り上がりが足りない。
「パシフィック・リム」「スター・トレック」「マン・オブ・スティール」など最近のラインナップからすると本作はやっぱり少し落ちると言わざるを得ない…。「X-MEN」シリーズと言えば上記の作品たちに決して負けていないシリーズなのだから、スピンオフでもエンドロールが一番ワクワクするような作品では悲しすぎる…。
次回作に期待するしかないだろう。
ファンにはおすすめ
敵キャラの名前だけで「ついに出たか」と思えるファンならお勧めです。
原作とは内容が違いますけどね。
「原田」、「矢志田」でウルヴァリンの敵と言ったら・・・。
話的には現代風にうまくまとまっているのかなと思いました。
日本が舞台ですが、よく日本文化は間違ってますw
でも私が思うに、日本知識の勘違い面は、わざとじゃないかなあ。いまどきこんな勘違いしている人が、外国人とはいえ居るかなあ。
誇張のような気がします。日本人は笑って。という程度の。
アクションは派手で、ウルヴァリンの爪はやっぱ萌えます。
あ、そうそうドリルクローもどきがあったんですが、叫びそうでしたw
『ウルヴァリン:YAKUZA』ヒーローは何処へ?
CMと本編とで乖離が激しい。
ウルヴァリンが「死」と「生」のパラレルワールドを往き来する姿はあれど、その振り子となる原因が余りに御粗末ではないか。
西洋人側の一方的解釈で、日本もSAMURAIも「汚く」描かれているのは残念だった。日本である必要性が全く感じられなかったのだ。確かに日本人として嬉しさも無くはないが、やはり西洋人によって切り取られた日本の姿はこの程度なのだろうか。と。
そもそもSAMURAIという副題は、しっくりいかない。
『ウルヴァリン:YAKUZA』でも良かった気さえもしてしまう。
ヒーローは何処へ?
ただ「ボディガード」は魅力的であったし、日本役者の英語はなんと美しい!と感心してしまった。
「ヒュー・ジャックマンかっこよかった!」というのは当たり前で、本来なら格段に恰好いいはず。こんなもんじゃない。しかし「ウルヴァリンかっこよかった!」とは素直に思えない。映像構成・脚本が原因で、ウルヴァリンというヒーロー体を台無しにしていると。
まさに、ヒーロー不在である。
いろいろと詰め込みすぎ
3Dで鑑賞。
ちょっと話が入り組みすぎてて、誰が何をどこまで知ってて何をどうしたいのかがわかりにくい。2時間映画なら、敵、味方、主人公ぐらいが限界では。7極ぐらいがそれぞれの思惑で動くとか詰め込みすぎ。
ウルヴァリン本人がぐちぐち悩んですっきりしないのはあいつはそういう奴だから仕方ないとしても、マリコの行動原理もわからなければ、ハラダが結局どうしたいのかもわからないし、敵対者の最終目的があれなのになんであんなに冗長なことをしていたのかもわからない。
ヒーローとヒロインをすぐくっつけたがるのはアメリカ映画の悪いところ。ジーンをあれだけ引きずってるのになんでそうなる。
ビジュアルとしては、上野駅周辺は良かったと思うし、田舎ののどかな一軒家はアリだし、よくわからない様式の寺はいいとしても、なんじゃいあの最終決戦場。
紋々いれたヤクザや黒装束の忍者は立場をはっきりさせるために仕方ないとは思うが、そういまでしなきゃいけないストーリーのわかりにくさをどうにかすべきじゃないものかね。
日本観が間違ってることは構わない。
が、それらしいハラキリ、ニンジャ、ヤクザ、城、原爆、新幹線、先端科学を詰め込んだだけに見える。融合もしてなければ必然性もない。
非常に高いレベルで日本を理解して取り込んだパシフィック・リムの後なだけに、ダメさが浮きだっている。
日本人のはずのハラダが妙にカタコトな日本語をしゃべるのとか、結局どうしたかったのか。
わけのわからない展開や変節が多くていまいちのりきれない。
3Dや大画面でこそ、というシーンも内容もないので、普段映画館に来ない人がこれを目的に来るのはあんまりお勧めできないなぁ。
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