劇場公開日 2013年5月25日

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ポゼッション : 特集

2013年5月13日更新

恐るべき「実話」が全米2週連続興収No.1!
サム・ライミが“ホラー好き”はもちろん、“映画通”まで納得させる!

スパイダーマン」シリーズのサム・ライミが、ロサンゼルス・タイムズ紙に掲載された実話を基に生み出した本格ホラー「ポゼッション」が5月25日に公開を迎える。全米で2週連続の週末興収ランキングNo.1を果たした話題作の恐るべき内容と、高いクオリティに迫る。

全米週末ボックスオフィス2週連続No.1ホラーがついに日本公開
全米週末ボックスオフィス2週連続No.1ホラーがついに日本公開

■「ポゼッション」は“B級ホラー”ではない!
 観客を引きつけ、全米ヒットを決めた要因とは?

S・ライミが描く少女に巣くう“何か”の恐怖
S・ライミが描く少女に巣くう“何か”の恐怖

昨年9月に全米公開され、週末興収ランキングで初登場No.1を決めたばかりでなく、翌週も続けてトップを獲得した注目のホラーが「ポゼッション」。昨年は「ボディ・ハント」や「パラノーマル・アクティビティ4」などいくつかのホラー作品がランキング首位を獲得したが、連続してNo.1を記録したのは、この「ポゼッション」が唯一だ。

なぜ、同作がこれほど多くの観客を引きつけたのか? その大きな理由は、「スパイダーマン」シリーズ、「オズ はじまりの戦い」の大ヒット監督サム・ライミがプロデューサーを務めたこと。今でこそエンターテインメント超大作を手掛けるライミだが、「死霊のはらわた(1981)」「スペル」でも知られる通り、ホラー作品に対する愛情の深さといったらない。一流監督が、最大のジャンル愛でプロデュースするのだから、見る者がクオリティに納得するのは間違いない。

そして、そのライミが着目したのが、ロサンゼルス・タイムズ紙に掲載された「ユダヤの民話に伝わる“呪われた箱”が、大手オークションサイト“eBay”に出品されていた」といういわく付きの記事だ。背筋が凍るような衝撃的な実話を基に、ライミは、呪われた箱に封じ込められた“何か”がひとりの少女にひょう依するという恐ろしい物語を生み出し、ユアン・マクレガー主演の「ナイトウォッチ」で知られるデンマークの俊英オーレ・ボールネダルにメガホンを託した。

こうして「ポゼッション」は完成。少女の体内に巣くう“何か”のおぞましい恐怖を描きながらも、離婚によって崩壊しかけていた家族の絆の再生をも描く同作は、高いクオリティとドラマ性で大躍進を果たしたのだ。


(左より)監督のボールネダル、ナターシャ・カリス、ライミ
(左より)監督のボールネダル、ナターシャ・カリス、ライミ

なんと言っても、プロデュサーがサム・ライミ。監督デビュー作は、現在リメイク版が大きな注目を集めている「死霊のはらわた(1981)」である上に、娯楽超大作を手掛けてハリウッドの一流監督の仲間入りを果たしても、自ら起ち上げた恐怖映画専門レーベル“ゴースト・ハウス・ピクチャーズ”で「スペル」を監督するなど、熱いホラー愛がファンからの絶大な支持を集めている。

スパイダーマン」シリーズ、「オズ はじまりの戦い」でライミを知った映画ファンでも、彼が手掛けるホラーなら安心して楽しめるはずだ。


ガレージセールでエミリーは木箱を買ってもらうが……
ガレージセールでエミリーは木箱を買ってもらうが……

ポゼッション」で描かれる題材が“実際に起こったことである”というのも、他のホラー作品とはひと味違うところ。

2004年7月25日のロサンゼルス・タイムズ紙に「大手オークションサイトに、所有者に厄災をもたらす“呪いのアイテム”が出品されていた」という記事が掲載されたのだ。そこには、単なる古ぼけた木製の収納箱が出品者である大学生に様々な怪奇現象をもたらしたことや、箱をめぐる忌わしい逸話が綴られていた。その箱は、実はユダヤ民話に伝わる邪悪な存在“ディビューク”を封印した“決して開けてはならない箱”だったのだ。


父と娘、そして家族のドラマにも注目
父と娘、そして家族のドラマにも注目

グロテスクでショッキングな描写がホラー映画の魅力のひとつとはいえ、それだけが過剰に詰め込まれた作品は、やはりある特定のファン層向けに陥ってしまう。本作がホラー映画ファンのみならず、広く映画ファンに受け入れられたのは、実力派キャスト陣によるドラマがしっかりと描かれていることも大きな理由だ。

ウォッチメン」のジェフリー・ディーン・モーガンが、妻と離婚してしまったことで壊れかけている娘たちとの絆を、必死に取り戻そうとする父親役にふんしている。“何か”に魅入られてしまった末娘を命がけで救おうとする姿に、誰もが引き込まれてしまうのは確実だ。


■少女の体内に×××がいる──もう一度言う、これは「実話」である!

ひょう依する“何か”が実体化するのが斬新
ひょう依する“何か”が実体化するのが斬新

「実際にあった家族の29日間の恐怖体験の物語」というテロップで幕を開ける「ポゼッション」は、可憐な少女エミリー(ナターシャ・カリス)が、“箱”に封じ込められた不可思議な“何か”に取りつかれ、やがて常軌を逸した姿へと変貌していく過程を、ショッキングな描写と父親や家族との濃厚なドラマで描き出していく。

3カ月前に妻と離婚し、週末ごとに2人の愛娘、妹エミリーと姉ハンナ(マディソン・ダベンポート)と過ごすバスケットボールコーチのクライドは、立ち寄ったガレージセールでアンティークな木箱を購入して以来、エミリーの異常な行動を目にするようになる。箱への異常な執着や、大量の蛾の発生──素直で純真だった娘の変わりように危機感を感じたクライドは、何か得体の知れないものを感じて独自に調査を開始するが……。

本作では、エミリーにひょう依する“何か”が、目に見えない存在ではなく、実体を伴ったものとして描写されているのが注目のポイント。なかでもノドに違和感を感じたエミリーが鏡をのぞき込むと、ノドの奥に不気味な“指”がうごめく様は、トラウマ化必須の恐怖描写。そして、MRIで記録されたエミリーの体内画像では、いったいなにが映し出されるのか!? 驚がくのシーンを見逃さずにはいられない。



■映画ライターが語る──
 「ポゼッション」は、非ホラーファンが見ても楽しめる!

サム・ライミ製作、実話がベースなど、日ごろホラーに馴染みのない映画ファンも楽しめるクオリティの高さを、映画ライターの高橋諭治氏が述べる!


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