悪人に平穏なしのレビュー・感想・評価
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そもそもが悪人なので感情移入し辛いのと、心理描写みたいのが不足して...
そもそもが悪人なので感情移入し辛いのと、心理描写みたいのが不足していて、何故そうするのかっていう理由とか。ん?みたいな場面がある。だが凄く面白い。
見てみぬふりしてやり過ごしそうなところ職務か正義か。
メインのプロットは3人射殺して、それを隠蔽しようとして、いろいろやってたら爆弾テロ組織の存在に気付いてしまったという、アウトローの刑事もの。三人殺したのが完全に悪事なので、この事は言えず、孤立無縁状態でテロ組織と戦う。
ハリウッドでわかりやすいリメイクやれば売れるかもしれん、と思った。スペイン産ハードボイルドの逸品。
泥臭く硬派なテイスト
とにかく序盤からテンポが早いので、ちょっと気を抜いていると置いて行かれる。かといって、頑張って付いて行ったら「わかる」かというと、そうでもない。
この映画の題材にもなったテロ事件、この国をとりまく国際犯罪の背景の知識がないと、結局はわからないつくりになっている。(日本人には?かも)
でも、泥臭く硬派なテイストは魅力的だし、サスペンスとしても良質なことは伝わってきます。
はっきりとしたプラスとマイナスがあるので評価はこんな感じです。
おお、この演出は・・・
古い。
カット割りとか、演出が少し古めの印象。
最初とラストに盛り上がりどころを持ってきたのは良いけども、中盤が淡々と進みすぎる。
初めは主人公がバンバン人を殺していくので、
『こいつは本当に警官なのか?』とドキドキわくわくできるが、ある程度話が進むと、主人公の勤務シーンなどが映し出され、一つずつ疑問は解消され、そのワクワクも薄れていく。
二時間サスペンスドラマのような聞き込みシーンや取り調べシーンが連続して映し出され、退屈。
ある悲劇を理由に、復讐に似た捜査を続ける警官。
『その原因となった悲劇が何か?』ということがはっきりせず、会話の断片から視聴者が推測するのに任せていて、謎は謎のままというスタンスが押し出されすぎ。
もうちょっと説明してもいいんちゃうの?と勿体ない気になった。
もったいないと言えば、正規の捜査をする女警部との関わりというか、後日譚というか、主人公がしたことに対してのコメントが何もなく終わってしまったのは残念。
上手く挿入すれば、エンディングシーンの『平和な日々』を強調する事も出来たのになあ・・・
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