ATMのレビュー・感想・評価
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摂氏と華氏
最初はATMの小さな施設の前に立ち尽くしている不気味な男という感じだったが、散歩中のを刺し殺し、助けを呼ぼうとした警備員をも殺してしまう。携帯は車の中に置いてきてしまったし、取りに戻ろうとするも男がその手を阻もうと襲い掛かる。姿がそっくりな管理人がやってきて、その彼を殺してしまうという過ちも犯す。やがて、コーリーが果敢にも外へ出るが男に刺され重傷・・・そして最後は水攻めだ。残されたデイヴィッドとエミリーは火を燃やして火災報知器に近づけるのだが、運悪くエミリーが倒れてしまう。 ようやく消防車と警察が駆けつけるのだが、状況はデイヴィッドの悪辣ぶりを示すものばかりで現行犯逮捕。監視カメラに映っている映像も毛皮のフードを被った怪しい男なんて一つも映っていないのだ。オープニングとエンディングにも描かれているように、完全なる愉快犯による犯行。スリリングな展開はさほど恐怖感を煽らないものの、一般人が犯人へと罪を擦り付けられる恐怖が残る。
発想は良いと思うけど
面白いケド…突っ込みどころ満載って感じですかねw あの終わり方にするべく、無理矢理あの展開にしたって言われても仕方ないかなーと。 犯人の人物像が全く見えないのと、動機が不明なのも 頂けないかなーって感じです。
現金引き出しは計画的に
シチュエーション的には面白かったですが、あまりに作りが雑すぎて、面白さよりも突っ込みどころが勝ってしまった感・・・。 これなら人気のないATMで普通に強盗に襲われた方がよっぽど怖かったような? とりあえず、今までありそうで無かったATMを舞台にしたソリッド・シチュエーション・スリラーと言うアイデアだけは褒めてあげたいですね。 これ、一体どうなるんだろうと言う期待感は十分抱けましたから。 キャストもまあアリス・イブこそ多少知られた存在ではあったものの、名前で結末が分かるキャストでは無かったですから、ハラハラドキドキ出来るお膳立てはしっかり整えられていた映画だったと思いました。 ただ、3人がATMに立ち寄るまでのくだりがかなり強引且つ突っ込みどころ満載だった感じから、これは傑作にはならないだろうなと薄々気付きはしましたが、最後の最後まで雑なままで終わってしまうとは・・・ある意味ビックリでした。 正直そのオチを持ってこられても、この内容では全く説得力が無いですね。 エンドロールも、実は何か驚愕の真実が隠されているのかもと思わせておいて、まさかの・・・。 まあ犯人は何故こんなことをするのか、この意図の分からなさ具合はある意味物凄く怖いことではありましたが、映画的には微妙だったと言わざるを得ないでしょう。 でも、こう言う突っ込みどころ満載のB級映画もたまに見ると妙にホッとしますね。
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