BUNGO ささやかな欲望 鮨のレビュー・感想・評価
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奥行のある作品
フランキーさんの演技達者に脱帽、愛ちゃんの雰囲気づ
くりの旨さ名に唸りました。
古き大正・昭和の時代を連想させて呉れる文学的ないい
物語です。
ささやかな欲望の中でも、秀逸の作品でしょう。
市川実日子さんも相変わらず、クールでいい出汁でてま
した。
会話の接ぎ穂(つぎほ)をしくじったようだ
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文豪の恋愛短編小説を映画化したオムニバス・ドラマ(6編)、
「BUNGO ささやかな欲望」の1編。
映画「BUNGO~ささやかな欲望~鮨」(関根光才監督)から。
原作は「岡本かの子著『鮨』」、すし屋常連客の会話。
「私、歯医者さんが苦手で」と一般論を言ったつもりが、
「私は、あの歯医者さんが苦手で」と勘違いされ、
あやうく誤解を招く恐れがあるな、と感じた時、主人公が呟いた。
「どうも、会話の接ぎ穂(つぎほ)をしくじったようだ」
接ぎ穂(つぎほ)とは「接木をする時、台木につぐべき枝や芽」
「途切れた話をつなぐきっかけ」のこと。
この表現って、ちょっとオシャレだな、と思ってメモをした。
いつか使ってみたいと思うフレーズである。
自分の発言で、話が違う方向にいきそうになったら、
すかさず「どうも、会話の接ぎ穂(つぎほ)をしくじったようだ」。
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