「タイトルからして間違っている、低学年、低年齢向けのサバイバルゲームごっこ映画」図書館戦争 Katucov Mikhailさんの映画レビュー(感想・評価)
タイトルからして間違っている、低学年、低年齢向けのサバイバルゲームごっこ映画
原作、ドラマ、映画、この作品に関わった全ての大人にまともな人が居なかったのか問い詰めたくなる作品
戦争(せんそう)とは、兵力による国家間の闘争
国家内の違う部署同士が揉めて武力行使が行われているのなら紛争か内戦。
普通は武力行使の前に、折衝や談判が行われる。
私がこの本の作者や出版関係者なら恥ずかしくてもう外に出れない。
図書館の中でサバイバルゲームやればかっこよくね?
だったら守備側はフラッグの代わりに希少本を立てよう
攻撃側は希少本取ったら勝ちね
という、安直な想像で出来たとしか思えない作品。
攻撃側、守備側それぞれにそれらしい理由や物語があるならまだしも、これといって理由もなくドンパチやるだけ。
1冊の本を守るために、図書館内の他の本が何冊も犠牲になる矛盾。
ステージ決めて無人島か砂漠か廃墟でやった方が本にも優しいし盛り上がると思うんですが。
>図書館の自由に関する宣言
「提供の自由は、次の場合にかぎって制限されることがある」
を恣意的に抜かないでください。
>本を焼く者は、やがて人間も焼くようになる。
ハイネですね。いい言葉です。もちろんロリ・ショタ・グロ系の本も含まれるんですよね?
>冒頭から図書館で銃器を水平発射、火炎放射器で燃やす。
演出ですかそうですか
良化隊は出版社や印刷工場を抑えずに街の本屋さんに銃器を持って直接乗り込むドジっ子さん。
図書隊は図書館だけじゃなく、本屋さんにまで制服着て他部署の業務の邪魔をする嫌がらせ屋さん。
明日、死ぬか生きるかの部隊なのに緊張感がまるでなく、共学高校のようなヌルさ。
告白しようかどうしようか迷ってる暇あったら、
「明日死ぬかもしれないんだからセックスするか!」
くらいの気構えが何故無いのか?
>図書館法の説明
第4章を法的根拠に検閲に対して武装化。
警察が来たら警察に対抗できる組織をってそれってどこのテロリスト?
>図書隊の戦いの基本
「専守防衛です(ドヤァ」「威嚇目的で、殺傷目的の発砲はしません。」
お前、それウクライナでも同じこと言えんの?
どこぞの自衛隊みたいな回答で素晴らしいの一言。
この設定は映画のみらしいので、原作はバンバン殺傷しまくっていると信じたい。
>図書隊の銃器の使用は図書館の敷地内限定
>守るために戦う
だったら要塞化して、死傷しないギリギリレベルのトラップ仕掛けまくった施設にする方が早いです。
最後の部屋までたどり着けたら良化隊の勝ち。良化隊に山田勝己さんがいるのは言うまでもない。
>雨の山中訓練
グラウンドで訓練は良いとして、40kmに及ぶ山中訓練はなんの為に?
君たちが戦うフィールドはインドア戦がメインなんじゃ?
訓練中くらい顔くらい汚せ。サラサラヘアーで訓練やってんじゃねぇ。
>あらゆる状況に想定
インドアの訓練全然やってないんですが。。。
>訓練中に検閲の邪魔
訓練中とはいえ、逃亡は罪重いんですが。。。
しかも公務執行妨害とか
かっこよく出てくる上官
本は守られましたが、命令系統どないなってんねんこの部隊
普通の部隊なら司令部に問い合わせしないと何もできません。
一兵卒は軍事裁判が待っています。
>防護室の意義
市民を全員敷地外に出せば?
>良化特務機関vs図書隊
交戦規定や捕虜の処遇とかどうなってるんですかね?何も考えてないんだろうな
バリゲードと銃器で正面から侵入を食い止めようとする図書隊。
相手が専守防衛ならまぁ無理ゲーですね。
何故か武器庫から持ち出したのはUZI
訓練のときの89式どこ行った?
良化隊もMP5で合わせてあげてるからいいのか
自軍の基地内を通路のど真ん中歩いて襲撃される二等兵。
攻め守りどっちも誰も死ななかったんですね、不思議。
専守防衛ならスモークとかフラッシュバン多用すればいいのに
知ってる人居ないんだろうな。
私立財団の図書館は図書館法の範囲外。
でも図書隊が本を移譲されるという謎ムーブ。
しかも良化隊の悪事に纏わる資料も残っているとか。
日野の図書館焼き討ちするくらいならこっちの図書館襲ったほうが良かったんじゃ?
良化隊は最大のピンチで引き渡しは総力戦に。
最初はかごめかごめのようなUZIとMP5の打ち合いっ子
流石にここまでくると負傷する人がちらほら
9mm食らってもそこまで吹っ飛ばんやろ普通
もしかすると専守防衛は良化隊も守っているのかもしれない。
ヘリ到着、側面取られて2名に簡単にやられる良化隊
敵ヘリの対策を全くやっていないドジっ子良化隊
簡単にお宝図書をピックアップされます。
盾持って正面から力攻め。だったら最初からやろう!時間と弾の無駄だ!
簡単に崩れる図書隊
室内に退却したらヘリのピックアップが出来ません。
でもなぜか2個目のピックアップを簡単に許す良化隊。
怒りの図書隊、ようやく89式に武装チェンジ。
ここで5.56mmの威力が発揮するか!
と思われるも、簡単にジュラルミンの盾で防がれるアサルト弾
ガンダリウム合金かなにかで出来てるのかあの盾
図書隊用に炸薬少なくした5.56mmなんですよねきっと
テロリストにお葬式が襲われ、司令官と主人公が誘拐され図書隊ピンチ。
テロリストとは交渉しないのが世界の常識ですが、
人命が地球より重い国の出来事なのでテロリストの要望通り戦闘はあっさり終結。
ラストはテロリストと対決だけどもういいです。
まぁ突っ込んだら負けだとわかっている映画で一通り突っ込んでみました。
恋愛パートは全部飛ばしました。
これだけ突っ込むとこ満載の映画だと思って貰えれば。
そして1番恐ろしいことに、この作品、また続いて続編があるらしいです。。。