藁の楯 わらのたてのレビュー・感想・評価
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時間の浪費
ありそうも無い事を、あたかも現実的に描くのが映画の醍醐味だが、この映画は、ありそうな事を「それはないだろう」と、消去法で、どんどん非現実的な描写でシラケさせ見終わったら何も残らない内容の無い映画。
これほど緊張感の無いSP、見たこともない。たとえ携帯電話をしていても、自分が殺されるかもしれないのに、その間、護送犯からずっと目をそらすようなことは素人でもあり得ない。また女性SPも同じくバカ。さらに、ラストシーンでは、護送犯の前に刀が落ちたのに、大勢の警官は、大沢と山崎の演技が終わるまで遠くで棒立ちなんてまったく馬鹿げてる。
せめてラストくらいは、ありそうもない意外性が欲しかったけれど、ありきたりの結末で、時間の無駄遣いをしたと後悔した。
すごく興味深いテーマやとは思うが、
ストーリーは好き。
途中、「ありえないなぁ~」と思いつつ、
面白いからまぁ許そう、が繰り返される。
せやけど、
最後の最後は、さすがに、あれはないわ。
周りは絶対射殺準備してるよ。
だって、「人質になってるん」でしょ?
ある意味、ホラーより怖い
S.W.A.T.に似ているという感想を目にしたけど、賞金を提示して犯人を逃がすのと殺すのではだいぶ違う。
犯人の立場で考えるならば、あわよくば逃走出来るだろう、周りは味方、というのが前者、警察も含めて自分以外は敵、というのが後者。
清丸の心情を考えるならば護送中、気が休まる事はほとんど無いだろうが、感情移入をしてみると、誰が敵だか解らない状態は、ある意味、ホラーよりも怖い。
まず、そこがこの映画を通して面白いと思える部分。
また、クズの殺人犯でも自分が殺されるのはまた別の話。
自分に危険が迫ると怯え、ひとまず危険が去ったり好かない奴が消えれば喜ぶ。
一度、改心しそうな雰囲気はあったが、母親の自殺報道によって一変してしまう。
クズである事には代わりはないが、人間的な本能と徹底的なクズを同時に演じられるのは藤原竜也しかいないと思う(褒め言葉)
原作があるので仕方のない部分だと思うが、敢えてアクションシーン無しで、清丸に迫り来る危険を表現していればもう少し良かったのかもしれない。
あと、伏線回収されてないという意見を見かけましたが、護送序盤のヘリコプターは、マスコミに特定され、サイトに 居場所を流している、と錯覚させる為の物だと思う。
ううん。。。
話題になってた印象…があったので見てみた。
大沢たかお、松嶋奈々子、藤原竜也と好きな俳優さんもそろってたし。
ほなけどなー…という感じ。
孫を殺された大金持ちが
10億円の懸賞金をかけるというのはわかるし
10億円の懸賞金、殺人未遂でも1億円くれるとなると
そりゃ殺そうとする人いっぱい出てくると思う。
そこまではおもしろかったんやけどー
なんで殺されるのが嫌で警察に出頭したのに
松嶋奈々子殺して逃げようとするのか…意味がわからぬ。。
おばさんくさい…ってどこがや…とも思う。笑
ロリコン殺人者って頭おかしい具合をだしたかったのかなー
もっとベタでよかったのになー
それか最後大沢たかおが殺しちゃうとかいう
逆に狂った終わり方でもよかったのになーとか
なんだか色々納得できなかった。
けど、狂った役を演じるのは藤原さんすごいいいわーと再確認。
金の誘惑
いい役者さんが多く見応えありました。
護送中の清丸の命をあの手この手で狙いにくる展開がワクワクさせてくれます。
本来なら護る側にいるべき身内に対する疑念。
どうしようもない凶悪犯を命をかけて護る必要があるのか?という葛藤と向き合う主人公。
とても面白かったです。
家族愛の押し売り
「お孫さんはこんなことを
望んでいますか?
死んだ人間の声に耳を傾けてください。」
この台詞がいかにも正しい描かれ方だけど
そんなの綺麗事だよ、
たった7歳で、
検死でも瞼が持ち上がらないほど
ぼこぼこに殴られて殺されて、
精液かけられてドブに捨てられたら、
だれか私の代わりに犯人を殺して
って気持ちにくらいなるんじゃない?感。
【家族愛の押し売り】
事故現場で少女を確認し
犯人に強い怒りや憎しみを持ちつつも
警護にあたり、
襲撃してきた公安に撃たれ
最後は1人になる母を想いながらの死とか。
移送途中、
家族にお金を残すため
清丸を殺そうとした中小企業社長に
人質にとられた少女を救うため
社長を銃殺し、
連行されていく
少女らと同い年ほどの孫がいる刑事とか。
多くの場面に家族エピソードがあって、
あえて差し込んでる感がすごくて、
全体的に安っぽい陳腐さを覚えた。
【ゴールありきの詰め込み設定】
後半はツッコミ所が多すぎて
描きたいストーリーに合わせて
無理やり作られてくシーンに激萎え。
母親自殺のニュースで
藤原竜也が泣き出したとき、
「少し休もう」なんて車を止めた上
たった2人しか護衛居ない状態で
あんな自由に動ける状態にしてる時点で
フラグ立ちすぎ。
防弾チョッキ着てても
あれだけ至近距離だとダメってことなの?
無事移送とか言って
あんなどこからでも狙われるところで
身柄引き渡す意味も分からないし、
殺人鬼の近くに武器転がってるのに
だれも動かないとか馬鹿すぎて。
地上波でやってたので観賞、
くらいがちょうどいい映画。
面白い! 次はどなるんだ!?ってワクワクしながら見入ってしまった。...
面白い!
次はどなるんだ!?ってワクワクしながら見入ってしまった。
永山絢斗の刑事もとってもかっこ良かった!
トラックが襲いかかってくる時、新幹線で襲われた時の永山絢斗は拍手
いまいち共感できない
日本でこの設定は厳しいだろと思ってしまって、全然引き込まれなかった。飛行機に細工する奴がいたせいで飛行機が飛べなくなったってのは別に良いけど、ヘリコプターとか他に空で輸送する方法はいくらでもあったんじゃないかなと。それに当初から警察署が一番危ないって言っておきながら最終的な輸送場所は警察になってるし、誰もそこにつっこまないしで、色々気になることが多すぎてイマイチ好きになれなかったな。
嘘やん何これ酷い
せっかくの壮大で奇抜な設定が
ご都合主義のありえない展開の連続で台無し
・SP防弾チョッキくらい着ろ
・タクシーの運転手どこいったのかな
・ヘリ飛ばせばいいじゃん
・たまたま乗った車が殺害された女児の父親ってわろた
・刑事の手首にチップあったくだりわざとらしすぎる
・白岩、清丸の「あ、あれ見て」に
引っかかっちゃうのかよ。普通手とか掴んだまま見るやろ
・剣で清丸が襲ってくるのは誰もが予想できたろ
大沢たかおと藤原竜也の演技良かったのにな〜〜設定も良かったのにざんねん。
地上波で見てよかったよ〜これお金払って見てたらもう、、、
世界が認めたアクション映画
っていうのは分かる。
でも、日本人からしたら賛否両論?って感じがする。
設定も犯罪者を守ることだし、国民が手を出すというのも分かる。10億という莫大な数値が動かす力も分かる。メッセージ性はとても強い映画だろう…
しかしながら人の死に方がエグい
海外映画のような人の死に方がではなく、一人一人の死に方がストーリーがあり、そして、それを悔やみ悲しむ人たちがちゃんといる…それをわからせるから視聴者の胸にささる
面白い設定だが、このエグさが日本人にとって反対意見も生むのではないかと思った
やっぱり連れてった!
色々無茶な設定だから、無茶苦茶なのはむしろ気にならず。
結構みんなあっけなく殺されてしまう。
なんかなーって思ったけど、そこがこの映画のねらいなのか?
あっさり人は殺されてしまうけど、だからこそ命を守るのは大変だと。
でも、最後は死刑になったし違うかー。
きよまるは日本の役者では彼しかできないな。。。。間違いなく。
銘刈の小さな物語
「ひとをまもるのがあなたの仕事でしょう」
銘刈の信じた小さな物語。
信じることでしか生きてこれなかった。
嗚咽号泣した。
解せないことがたくさんあって、
何故を繰り返し、それでも生きるしかなかったら
自分の心の中に勝手に作った
小さな物語にすがるように
命をつなぐしかない。
「何度も何度も頭の中で殺したよ。
仕事がなきゃ俺はあいつを殺してた。
仕事じゃなきゃおまえも真っ先に殺してたよ。
教えてやろうか。
5人の中でいちばんおまえを殺したかったのは、
この俺だ!」
そう叫んだ銘刈を清丸は嘲笑った。
なかなか…
なかなか、面白くなかったです・・・。
つまらないわけでもないのですが、ね
まず設定の時点で現実味が無いですよね
それでもまあ、ちゃんと順を追ってくれれば良かったんですけど、急いで心情描写や説明に欠けてて唐突感が拭えませんでした。
メインの人物達をそれぞれ単体で見ると魅力的なキャラクターばかりなのですが、配役を含め、それぞれが強すぎてごちゃごちゃしてました。折角のキャラクターを生かしきれてないように感じます。
銘苅の正義感といい、清丸の人間性といい、説明が足りなくて感情移入しずらいです。
清丸に関して言えば、行動の理由が読めないので、ただただ頭のイカれた幼女リョナ大好きクソ変態野郎が何も考えずアホみたいなことをしてるようにしか見えなくて胸糞悪かったです。どんな作品にも強烈な殺人鬼ほど何かの裏づけがあったり、または明朗であったり、なにか信念のようなものに囚われていたり、と何かあるはずなのですが。何も無いので清丸はスプラッター感を出すためのお飾りにしか見えません。
割とラストは好きでしたよ。ハッピーエンドと言えないところがいいですね。
ただ、本当の最後に白岩の息子と銘苅が一緒に歩くっていうのは・・・ものすごく簡単でチープな終わらせ方ですよね・・・。そりゃあ残された子供を正義感たっぷりで仕事を全うしたイケメンが面倒見る、というのはいかにもハッピー!ですけどね。もやもやした終わりにしたいなら最後まで貫けばよかったのにと思います。
この監督さんは緊迫したような人間と人間の駆け引き、であったり人間の内面のようなものを描こうとし、軸自体はシリアスめなのですが、いつもストレートすぎて笑っちゃいますね。
笑うような場面じゃあないんですが、あからさまで笑っちゃいます。
そういうところはわりと嫌いではないですよ、クセになる感じです。
ハラハラするのであったり、見ている最中にイヤになるほど胸糞悪くなるところも意外と好きです。
いろいろ言いましたが、まあまあ、ですかね・・・。テレビで放送してたら見るかー、レベルです。
ありえないことの連続!
最初は壮大なストーリーかと思ったのですが、ありえないことがあまりにも起こりすぎて、ビックリでした。
SPなのに軽装すぎる
電車の中に長いナイフ持ってる一般市民
まさかの徒歩移動
乗った車の運転手が被害者の家族
でも、終盤の大沢さんと藤原竜也の演技の迫力が凄かったです。
狂った役が藤原竜也はうまい!
観ているうちにどんどん苦しくなる映画でした…後味は最高に悪いです
地上波放送はカットされた部分があったのでしょうか、オリジナルがどういう終わりかただったのかが気になりました。
すごい映画だね。
本当に救いがない。
これでもかというくらい徹底した映画という印象。
清丸や銘苅をはじめ、それぞれの役者の熱演にも素直に拍手を送りたい。
ストーリーも始めから最後まで、歯を食いしばって耐えるしかない嫌悪感に溢れていた。
それぞれの登場人物が全員狂っているように感じたが、私は銘刈が一番気持ち悪かった。
まさに正義の権化のような存在で、任務の遂行のため、信念のために手段を選ばない。
私心は徹底的に排除して、そのせいで自分の命まで危険に晒す。
非常に魅力的な存在で、それ故に気持ち悪く、絶対に存在して欲しくないと感じた。
清丸の射殺命令が出てからも愚直に任務を遂行しようとし、白岩が殺されても、亡くなった妻を侮辱されても、自分の心の深いところを嗤われても、何があっても清丸を殺さずに連行する。
それも冷淡にではない。感情を露わにしても殺意をむき出しにしても、決定的な行動は必死にねじ伏せる。
頼むから殺してくれと何度も思わされた。
強すぎて正しすぎて気持ち悪い。素晴らしいキャラクターだった。
このような人物造詣を見られたことが、この作品の最大の収穫であった。
善・悪とは?
・あそこまでの事は現実にはなかろうが、現実に犯罪者を擁護する立場で仕事をする弁護士もいる。その弁護士の仕事は犯罪者を護ること。このような葛藤を感じているのだろうかと推測。
・わかりやすい「悪」から「善人」や「一般市民」を護る設定は良くみかけるが、高額賞金がかけられたことでその弱さゆえに「一般市民」が「悪」に変わってしまうという設定はなかなか見かけない。腹立たしさを感じながらも、見応えがあった。
・悪人の中にも「善」を見出そうとする作品の多い中、この作品中の清丸は同情のしようもない徹底的な悪。そういう意味では「脳男」に通ずるものを感じた。
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