「気持ち良い位にロドリゲス」マチェーテ・キルズ 白波さんの映画レビュー(感想・評価)
気持ち良い位にロドリゲス
元々は「グラインドハウス」からのスピンオフだった本作、気がつくとシリーズ2作目の登場です。
前回のキャストに加え、チャーリーシーン(本名のエステベスでクレジット)、メルギブソン、バンデラス、レディガガ等、今回もやたらと豪華な顔ぶれでした、
その豪華なキャストを使い、とても贅沢なB級作品を作ってみました!って感じなのが本作です。
何と言うか、気持ち良い位にロドリゲスでした。 随所に織り交ぜてくるジョークや、小気味良いエログロ。 いやー本当に最高です。
デビューからここまでぶれない監督って、そうはいませんよね。
向こうは日本と違いマーケットがでかすぎるせいか、インディーからスタートしてもハリウッドで一回出すと、もうインディーのカラーに戻れない監督がほとんどだと聞いた事がありあます。
色々なしがらみもあるとは思うのですが、やっぱり寂しいですね。
そんな中ロドリゲスは変わらず面白い作品を作り続けていますよね、本当嬉しい限りです。
とはいえこの作品、話は途中から迷走ぎみになります。 が、そんな事などはなから期待していないので、観ていて問題ではありませんでした。
バンバン人は死にますが、少し「スパイキッズ」を感じる作りだからでしょうか?どこかコミカルで嫌悪感はありません。
OPとEDに出てきた「マチェーテ・キルズ・アゲイン・スペース」はさすがに「マジか?」と思いましたが、もしこれで続編をやるのなら必ず観に行きます。 というか、是非共見届けたいですね。
多少観る層が限られてくるかもしれませんが、何も考えず観ると凄いスカッっとした面白い作品ですよ。
続編にも期待です。
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