劇場公開日 2012年8月19日

「4人の女優陣のラインナップを見て、よくぞここまでいい女優を集めたな...」贖罪 minamiさんの映画レビュー(感想・評価)

2.54人の女優陣のラインナップを見て、よくぞここまでいい女優を集めたな...

2018年7月15日
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鑑賞方法:DVD/BD

悲しい

4人の女優陣のラインナップを見て、よくぞここまでいい女優を集めたなと思いました
小説を先に読んでいたので、合わない女優だったら嫌だなと。
蒼井優ちゃんのフランス人形がとてもかわいらしく、怯えたようなすべてを諦めたような表情
小池栄子さんの真っ直ぐな目力
池脇千鶴さんの小悪魔的なキャラクター
そして安藤サクラさんはやっぱりすごい

クマのような女の子が、原作でどうしてもイメージできなくて、クマのような男の人ならわかるけど、女の子でクマって・・
それが、3話サクラさん登場シーンの後ろ姿だけで、あ、クマだ!!と納得させられてしまいました

大きな体で首をガクッと下げた後ろ姿
もっさりした動作、話し方
無気力なようでいて、本当はやさしい
兄の結婚相手の連れ子にやがて心を開き、守ってあげようとする
兄への想い、葛藤、狂い
50分の中にすべてが表れていた
この難役をこなせるのはサクラさんしかいない
やっぱりこの人すごい

小泉今日子さんは、なかなか怖い演技が光っていましたが
自分の中ではもう少し、上品でおとなしそうなんだけれども内面はとても怖い氷のような人。というイメージだったので、少し派手すぎる気もしました。
けれど、アイドル時代から知っている小泉今日子さんがみごとに女優だったのは驚きでした

キャストは良かったのに、ラストがいまいちだったのでこの評価になりました。

minami