俺はまだ本気出してないだけのレビュー・感想・評価
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幸せなら、それでいいじゃない
作品全体を通して、ダメ人間なりに楽しくやってますみたいな空気があるが、
そもそもこの主人公たちは、そんなにダメだろうか?
妻も子どもも親しい友人もいて、衣食住にも困らず…
ダメ人間という割には、ダメな結果がともなっていない。
要は設定が表面的というか、とりあえずニート的なものを主人公にしておけば
今の世間の共感を得られるだろう的な安易な発想で作ったのかな、という印象を受けた。
いずれにせよ、色々モッテル主人公らがダメ人間の代表みたいな顔をするのは違和感がある。
ついでに、フリーターの悲哀との対比でサラリーマンの悲哀を描いているようだが、
サラリーマンの悩みとして描写されているエピソードは、
その人の固有の悩みなだけで、サラリーマンだからこその悩みではなかろう。
色々と作りが甘くないか。
純粋なエンタメとして見ればまた別なのかもしれない。
そんなに立派ななの!?
ダメ人間の文言が多いレビューだけど、全然ダメ人間に思えない。逆に親近感が沸いてしまったよ。それぞれの年齢や立場によってそれぞれの悩みや不安を抱えながら逞しく生きる人間だと思ったよ。人が生きるって大変なことだと思うよ。
他人にダメの烙印押せる様な立派な人間なのですかねぇ~。
ゆるい
すごくおもしろいというわけではないけど、くすっと笑えるような空間がとても素敵でした。笑えないことも、この映画の中だったらなんだか笑えてしまいました。
主人公の破天荒さは、呆れを通り越して尊敬できました。笑
『俺はまだ本気出してないだけ』
堤真一、橋本愛、生瀬勝久、濱田岳、村松利史、石橋蓮司、この有りそうで無い組み合わせにキュンとなるね。
山田孝之の存在感と変化していく過程がイイ。
佐藤二朗の占い師は最高。
ほっこりってな、こういうことだ!
駄目人間
心から駄目人間だと思った。
もう若くもないのに若者ぶるテンションも見覚えあってうざい。こんな大人にならないようにがんばる。
でも周りの人にどうにか支えられて生きてるあたり愛されてるなと。
娘も父親のためにがんばるし父親に優しいし好きっぽいし。本当にダメならこんなにいい娘育ってないんだろうなー。そしてとっくに見放されてるよなー。
着飾らない普通の娯楽映画
肩の力を抜いてなんにも考えずにぼーっと見れる だがはたしてこれがもし主演堤真一ではなかったらと考えると恐ろしい。決して見れたもんじゃなかっただろう。
結局主人公の問題はなにも解決されず、視聴者の予想の斜め上をいってほらおもしろいだろ感が滲みでてた。展開はある程度予想できた。おっさんや若者の描写が極端過ぎてまず萎える。それを生かすでもなく映画は終わっていくし・・・ひとまず橋本愛がかわいく、堤真一の演技がおもしろい、それに尽きるてかそれだけだった。
就職を前にした若者がみるとよいのでは
全体的にはのんびりしていて、けっこう笑える。腹の底からではないけど、クスッと。ほぼニートの生活だけど、見ていてぜんぜん苦じゃない。不思議と幸せな気持ち。
さあこれから社会に出るぞっていう人間がこの映画を見るとシズオさんにとても共感できた。夢と現実っていうところで折り合いをつけるのってとても大変で悩んでるんだけど、いろいろあっていいんだなって思えた。
シズオの周りにいる脇役もとてもいい。この作品に登場するあらゆる人間が、映画を見ている自分のひとつの可能性なのかなって思える。
普通は就職を前にした人間はこういうテーマの作品を敬遠しがちだけど、この作品は見ていてぜんぜん苦痛じゃない。きっとそれはシズオというダメキャラでさえもが周りの人たちにひとりの人間として受け入れられていたからだと思う。就活を前にして不安でいっぱいの俺も別にこんなんでもいいのかなって肩の荷がスッと下りる。
「人生300年」とは意外といいこと言うな~。
コメディタッチの就職難映画のような?
無職の状態でもしこれを観ていたら若干鬱気味になっていたかも?コメディなんだけど、心理描写やお父さん、友達のサラリーマンの言葉は世間の声を代弁していたと思う。リアルがあるからこの素材の笑いの部分を引きだしたとも思う。
主人公の妄想も現実逃避であったり悩みであったり葛藤であったり、きっとこれ無職の人間なら誰でも感じる部分なのではと思う。
結末がまたハッピーハッピーで終わってないところもいいと思うし、、いやハッピーエンドといえばハッピーエンドなんですが^_^
これ見て自分もがんばろうと、無職でなくてもそう思えるぐらいのメッセージ性はあると思いました。
堤真一は素晴らしい役者。
シズオ、本気出すってよ
青野春秋の同名漫画の実写映画化。
まあそれにしても、笑えるタイトルである。何かミスした時、言い訳に出来そうな(笑)
でも、それを地でいってる人物がいる。主人公、大黒シズオだ。
40歳、突然会社を辞めたと思ったら、漫画家になると言い出し…。
絵に書いたようなダメ人間である。これが若者だったらまだしも、40の大人。
朝からTVゲームをし、一応漫画は描くがボツ、ボツ、ボツ…。バイトは失敗ばかり。
家では父親に怒られ、一人娘には金を借り…。
しかも、脳天気というか、楽天家。
こんな大人が近くに居たらドン引きしてしまう。
バイト先の本物店長や合コンの冷めた女の子の反応は至って当然。
一応、自分でも分かってはいる。
だけども、本気って?
やりたい事って?
分かる人は少なくない筈。
まるで自分を見てるようだ…と認めたくはないけど(笑)、不思議とシズオが憎めない。
シズオの他にも冴えない大人が二人。
シズオの幼なじみの宮田と、キャバクラの新人おっさん。
片や家族と冷え切っていて、片や若者に舐められてて…。
そんな彼らと交流を持つ、無愛想な無職の青年・市野沢の存在が温かい。
監督が福田雄一なので、ゆる〜い笑い。
背中を軽く一押しする応援映画のようでもあるけど、見た後特に残りもしない。それが狙い?
堤真一がこれまでの格好いいイメージを覆すダメっぷりで笑わせる。ほとんど素? こういうコメディも出来て、本当に器用。
共演者は個性的な面々ばかり。
宮田役の生瀬勝久、市野沢役の山田孝之は好演。
父・石橋蓮司とのやり取りは笑える。息子のダメっぷりが情けないけど、似た者同士?
濱田岳や福田監督常連俳優は美味しい所や笑える所を抑える。
そして、一人娘役の橋本愛。
可愛い〜。
表情から父への感情は読み取り難いけど…
シズオさん、娘には感謝しなきゃダメですよ。
結局、何が言いたかったのか
分からない自分は何かが足りないんでしょうか。皆さんの高い評価が理解できない。安定至上主義でもなく、チャレンジを促すでもない。
原作を読んでいること前提なのか、大黒の家庭についての説明がないため、鈴子と和解したことに対する感動もゼロ。原作こんななの?
若干のコメディで味付けしただけの残念な大人の残念な人生をひたすら見せられるだけで、ヤマなしオチなしイミなし。見終わった後にこんなに不快な気分になった映画は久々です。
ちなみに当方もだいぶ残念な感じで、順風満帆の人生を歩んでいるわけではありません。
堤真一の本気w
軽い気持ちで観にいった本作。
橋本愛見たいなってのが半分ぐらいの理由。
しかし意外と言っては失礼だが楽しめた。
原作は1巻読んだくらいだったが映画は別物と思っていたので特に違和感なし。邦画コメディにありがちな無理な痛々しく笑わせる方向はなくナチュラルにゆるいムードが良い感じ。その理由は堤真一の存在にある気がした。
無駄に豪華と言われてる脇役勢だが山田孝之の存在感がよかったな。橋本愛は話題作りとしての起用以上のものは無い気がしたけど 笑顔ばかりで可愛かったし体のラインがわかる服装が何だがエロティックだった。
期待値が初めから低かった分、ひろいものって感じです。
俺はまだ本気出してないだけ
最強の言い訳ですよね。
シズオの人徳が描かれていて、なんか憧れる面もあったりしました。
指原莉乃や濱田岳、佐藤二郎やムロツヨシそして山田孝之、私も大好きな勇者ヨシヒコに出てたと思います(笑)
大洗にも星はふるなりも好きなので、福田雄一監督の笑いが自分にあうためこの映画も結構笑ってしまいました。
見終わった後、なんかほっこりします!
マイルドな仕上がり
堤真一をキャスティングできた時点で、かなりイケてたのでは。
イメージとは真逆なカンジだけど、シズオの無根拠感がよりパワーアップした感じ。
橋本愛はかなりかわいいです。
ただ原作の毒気は、かなりマイルドになってます。
あえて、その毒気が好きだ、その毒こそが原作の魅力だという人には物足りないかもしれません。
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