ヒドゥン・フェイスのレビュー・感想・評価
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この家には何かが居る!
この映画は、確実にネタバレなしで観た方が面白いですので出来れば情報なしで観てもらいたいのですが、その初見は余りにも強烈な展開に驚愕させられるの間違いなしです。 不自然に波打つ浴室や洗面所の水、排水溝から聞こえる声、急に熱湯がでるシャワー、これは幽霊物なのか?と思ってしまうのですが、決して怪奇現象でなく恐ろしい“隠された真実"なのです。その真実は、あまりにも残酷で絶望の恐怖でした。 徐々にシチュエーションスリラーと言ってもいい展開が繰り広げられますが、非常に見事な設定で観ている側は、物語りに完全に引き込まれてしまうこと間違いなしです。 そして描かれる女性の嫉妬心がこれまた映画の良いスパイスとなっています。嫉妬がおりなす人間の恐怖がどんどん押し寄せられ、正直観ていて心が詰まる思いになりました。その嫉妬している相手が、唯一自分の命を助ける人であるという状況…なんて意地悪な設定なんでしょうか。 正直、前半は淡々と進み退屈に思えたりするんですが、それは後半へのつなぎでしかなく、前半シーンをなぞるように徐々に裏の真実が明かされていく事実には唖然とします。何気も無い前半の1つ1つのシーンにすべて意味があったと分かるのでした。いや~、よく考えられた映画だなと思いました。 ラストもかなり意地悪な展開となり、なんだか気持ちを落ち着かせてくれないままで、想像するとじわじわくるような恐怖を感じましたね。 良質なサスペンスを観させていただきました。大満足です。
洋館ミステリー系
光とカメラアングル、構図が秀逸。ひとりの若いモテ男(指揮者)が恋人と同棲して、浮気が原因で、恋人の不信を買う。恋人は、その屋敷に監視できる隠れ部屋の存在を知り、そこに入るが、誤って、カギを外に置いてきてしまって、出られなくなる。その監視部屋は中からは見えるが、外からはみえない(鏡の効果)。その設定がスリリング。
はまった!
最初は超常現象、オカルト映画と思っていたが、実はサスペンスのような感じ。いろんな所に伏線が張られていたと気づいたのは、2回、3回、見直した時。最後は女性の恐ろしさを感じた。
傑作
最初は正直退屈なのですが、新たな女が信実に近づき始めるところから物語はぐっと面白くなってきました。 一切失速なしのクライマックス、ラスト、全体を通しての話の緩急の付け方も巧く、あっという間に感じました。 ただ女性目線で考えると少し悲しい内容かなと思います。 悪いのは明らかに男であり、その男を試すことで罰せられる女ですが、その罰はちょっと重すぎるような。 そして罰せられた女は男を罰することはせず、それどころか救いに繋がるような手掛かりを残しています。 閉じ込められるべきは男であったのに、このまままた同じことを繰り返すだろうと感じさせるようなラストは、とても悲しく虚しくなりました。
傑作だけど、そこで終わるのエグい。ハリウッドのように緻密な作り方を...
傑作だけど、そこで終わるのエグい。ハリウッドのように緻密な作り方をしていないので最初はツマラなく思えるかもしれないが、そこは我慢して美女を鑑賞するようなつもりでボンヤリ観ていただければそのうち楽しめるかと。
ホラーは苦手だけど…
始めはホラーっぽいからちょっと嫌だったし、主人公やその周りの出来事など謎が多い印象を受けた。 でも中盤からきましたね! これは予想出来ないわー。 こういったミステリー物もいいわな。 予期せぬ展開が好きな方にはオススメできる映画ですね。 ホラーじゃなくて良かった笑
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