スクワッド 荒野に棲む悪夢のレビュー・感想・評価
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自宅にて鑑賞。コロンビア・アルゼンチン・スペインの合作で原題"El páramo(原野)"。『デス・フロント('02)』に似た作風で派手さは無い分、画面や色調もソレらしくリアルで不気味な描写が続く。前の部隊に何が起こったのかと探るミステリー的な要素(謎解きや示唆する描写等)がお座成りで中途半端な故、似た状況下の『イベント・ホライゾン('97)』等に劣る。最後迄、観させる力はあると思うが、間延びした感があり緊迫感の割にテンションが続かず、物足りない感が残る。ラストは在り来たり乍ら、まずまず。55/100点。
・プロット的に“コルテス”が冒頭から終始、一人で混乱・暴走しており、全ての元凶に思えた。ただ演者のA.アギラは如何にもソレっぽい存在感と演技で、印象的だった。
・鑑賞日:2013年2月22日(金)
設定は良いが、分かりづらい作品
音信不通の基地に乗り込んだある小隊。
そこには大量の血痕と日誌、拘束状態の女が一人いるのみであった。
日誌には驚くべき内容が記されており、次第に小隊は
仲間内で不協和音が生じ、深い疑心暗鬼へと堕ちて行く…という展開。
ネタバレは禁物なので、核心部分には触れない様に軽く話します。
まず、小隊は基地に着く前に、ある事をしてしまいます。取り返しのつかない事です。
その時点で隊員の心は引き裂かれてボロボロな訳です。それから疑心暗鬼状態にはまってしまうのです。
これらの事をしっかり頭に入れておけば、会話内容やストーリー展開も断片的に理解出来ます。
ただ、物凄く分かりづらいんです。脚本は突飛で面白いんですが、どうせなら分かりやすい展開にすれば良かったのに…と思いました。
本作はそのわかりづらさが楽しみポイントなのかも知れませんが…
不思議な体験をしたい方にはお薦めします。
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