リアル 完全なる首長竜の日のレビュー・感想・評価
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結論
他の方のレビューを見て深い考え方をしている人もいるんだなと感じました。が、恋愛映画かと言われるとそうでもないです。自分的には見たあともたくさんの謎が残りましたし、映画中どこに面白さを感じたらよいのかあまりわかりませんでした。
意識の中の不安定さ
意識化の中を描いているのでなんでもあり。意識や夢の中の映像は、たしかに色がなかったり人の顔がなかったり、脈略がなかったり。それを映画として、ひとつの作品で描くとゆう試みが黒沢監督らしい。
主演の佐藤さんが追いつめられていく感じがいい
大好きな綾瀬はるかがでてはいるが、、、
原作が評判だったのでそれなりに期待はしていたが、少なくとも映画の脚本はお粗末。話にリアル感がないし、色々詰め込んでいるわりに中味がない。結末もベタ。首長竜の件はただただ失笑!?
映像もしょぼすぎ。CGなどほとんど素人レベルといった感じ。
大好きな綾瀬はるかが出ているから、あまり厳しい点数は付けたくないが、ちょっと酷すぎ。佐藤健や綾瀬はるかのPVと割り切っても、唸らせるようなショット・シーンはなくファンには中途半端。
『このミス』大賞作品は悪い意味で粒揃い。
本当に酷かった。
映画「インセプション」とゲーム「サイレントヒル」を足して50で割ったような本作。
設定のオリジナリティは低く、かつ設定内のルールが非常に雑。
特に登場人物が知り得ない情報の取り扱いが雑で中盤以降の展開に納得感が付いてきません。
時間も127分と冗長。
内容に鑑みるに90分台で十分。
唯一の見所は走る綾瀬はるかの揺れる巨乳…なんですが。
彼女の走る姿があまり格好良く無いので興醒め半分、感慨半分と言った所。
どうでもいい話ですが序盤の車内で佐藤健と染谷将太が話すシーン、車窓のCGが酷い。
意味を込めている、込めていないを別として今時、あのクオリティは2時間ドラマでも有り得ない。
違和感を与える以前に観る気を無くさせるのは如何なものでしょうか。。
なかなかオススメし難い本作。
2時間強、時間を無為に潰したい方のみ。
オススメです。
期待はずれ
話の筋は他の方も書かれているので割愛します。
最初のドロドロとした展開は期待感が持ててちょっと面白かったですが、話の展開が進むに連れて単なる「トンデモ」な展開になるだけでした。原作とかなり違うという話でしたので、一度原作は見たいと思います。
キャスティングと最後のCGで予算を使い切ったのか、映像合成のレベルはかなりお粗末。お粗末さに違和感を覚えなかったのか?と思うレベル。特に主人公が車を運転するシーンは、昭和レベルの合成技術な気がします。
あまり技術がとは言いたくないのですが、物語において「つまずく石」にならない程度の整合性は取って欲しいです。
キャストの演技力は高く、それだけに脚本・演出共に勿体無い映画だと感じました。
キャストの豪華さを鑑みて星2つとさせて頂きます。
完全なる不発の映画
佐藤健と綾瀬はるかという純愛映画を一本撮れそうな人気の美男美女共演ながら、なかなかに異色作。
本筋はラブストーリーではある。
突然自殺を図り昏睡状態となった漫画家・淳美を救う為、恋人の浩市は彼女の意識の中へ。
他人の意識の中へダイブ出来る架空の医療システム“センシング”の設定がSF要素を加え、さらに、意識下の不穏な世界や実体化する死体や無表情のゾンビなどの恐怖演出は並みのホラー映画よりゾクッとし、鬼才・黒沢清の手腕が光る。
序盤はラブストーリーでもありSFでもありホラーでもある一風変わった作風に興味惹かれたのだが…。
中盤、文字通り話をひっくり返す展開となるが、新鮮な驚きはなかった。
終盤はB級恐竜パニックへ。
話の肝である首長竜は過去の忌まわしい記憶を象徴したものなのだが、首長竜である必要性を感じられず。
現実と意識下の世界、現在と過去、それぞれリンクし合ってはいるものの、複雑に絡んだ様々な要素がかえって収拾つかない展開となり、決定的な盛り上がりにも欠け、結局愛は勝つ“嘘だろ”なオチに。
日本の「インセプション」「エターナル・サンシャイン」にはならず。
初メジャー作品となった黒沢清監督にとっても今回は不発としか言いようがない。
(^o^)丿
最初は不気味な雰囲気の映画だなっと思って見ていたのですが、ラストが近ずくにつれてその雰囲気が無くなっていったように思えました。
そして話が読めてしまうのも残念なところ(´;ω;`)
でも全体的には僕の好きなかんじの作品でした(^^)/
中谷美紀の怪しげな雰囲気の演技はとてもよかったです!
期待はずれ
原作の評判がいいので映画を観に行きましたが、期待はずれでした。不思議な感じで、あまり盛り上がらないままストーリーが進んでいきます。結末に意外性があるのかと思って最後まで観ましたが、結末も予想した感じでした。佐藤健と綾瀬はるかを観るための映画でしょうか。原作とは大分違っているようなので、原作を読んでみたいと思います。
黒沢清って、あのクロサワか?
6月11日、錦糸町TOHOで鑑賞。
久々に、眠く、途中で出たくなる映画だった。
恐竜時代にタイムスリップする、ちょっと楽しいファンタジーだと思って見に行ったのだが、まったく違った。
こんなクソ映画、誰が脚本書いたんだ、と思ってエンドロールを見たら…
脚本・黒沢清とあった。
となると…、このクソ映画を撮ったのも、黒沢清なのか!?
まったく、その通りなのだが。
黒沢清は、クソ映画を撮る、クソ監督に決定。
原作は未読だが、こんなものを、よく映画化しようと考えたね。しかも、その企画が通って全国何百スクリーンかで上映される…なんて!?
中身がないなら、せめて、男性ファンには綾瀬はるかの、女性ファンには佐藤健のサービスショットでもほしかったね。
とにかく、毒にも薬にもならないつまらない映画だ。
前半は黒沢清らしくて良かったのに...
前半が100点、しかし後半が60点。惜しいと言うか、もったいないと言うか…。後半にまるで映画の色が変わってしまったのが、とても残念でならない作品だ。特に、黒沢清監督だけに、なおのこと惜しいと思う。
自殺未遂で意識不明になった恋人を、なんとか目を覚まさせるために、二人を精神融合して、意識不明の恋人の意識下に潜り込んで、相手の意識を呼び起こそうというのが、この映画の物語。漫画家である恋人が描いていた、ややオカルトっぽい絵が意識下の現実の中に入ってくることで、前半は、オカルト的演出が得意の黒沢清監督の手腕が存分にふるわれている。
黒沢清監督のオカルト的演出とは、お化けや妖怪のたぐいではない。精神が破綻したことからおそわれる心身の崩れであったり、気の迷いを描くこと。つまり、人間性を失くしてしまった恐怖を演出したものだ。この作品でも、相手の意識の中に入った恋人がおそわれる、自分や相手の心身の崩れを直接感じたことでの恐怖を、シュールで幻想的な映像で見せる。前半は、恋人同士でありながら、互いの恐怖を見せ合っているようで、ひとつ間違えば助けることではなく、否定しあって心が離れてしまいそうな緊張感がスクリーンから伝わってきて、見ているこちら側も意識の中を見る怖さを味わっているようなリアルさを感じさせた。
ところが、後半になって、その演出が影を潜めてしまう。恋人の二人の立場が逆転してしまうからだ。
これ以上はネタバレになってしまうので、物語にかかわるところは控えての評価になるので少々分かりにくい文章になるが、肝心なことを言うと、やっと出てくる首長竜のシーンが、単なる怪獣映画のワンシーンに過ぎなくなっている。正直、前半に比べると後半は演出力が後退している、と評されても致し方ない。また、前半から中谷美紀演じる女医の存在が、見ている側はとても気になるのだが、後半になっても結局何の役割も果たさないまま終わってしまう。とりあえず、二つの点を取り上げたが、これだけでも直感的に映画の良し悪しがわかる方にはわかっていただけるのではないかと思う。あとは、映画館で、もしくはDVDで見ていたただいて、私の評価の意味を確認してほしい。
私はこの作品、前半だけなら、これは凄い恋愛映画になるかもしれない、と思いながらワクワクして見ていた。恋愛というのは、相手を好きになって、そして徐々に相手の心のうちを読む楽しみだったりする。その意味ではこの作品、恋愛の最初の部分は飛ばして、いきなり恋人の心を透かして、さらに心の内を実際にスクリーンという俎上に露わになるのを見てしまう、という前代未聞の恋愛映画の演出を見ることになる楽しみを感じられたのだ。ところが、その楽しみは後半になって崩れてしまった。自分としては、それが一番悔しい部分なのだ。
あんま怖くなくてよかった
監督は「ニンゲン合格」で10年の昏睡から目覚めさせるのだから、1年の昏睡なんてどうってことない。監督は音楽と映像で不安を表現する。淳美の実家の蚊帳の陰影をみても怖くなる。首長竜はファンタジーでメルヘンチックな存在かと思いきや、あんなことしちゃってあんなことで退場する。オダギリジョーは「舟を編む」とかぶる役。公開時期が近いことから、撮影は並行していたのではないかと推測する。今作は出番は少ないが、重くなりがちなところをアシスタント役の染谷と一緒にバランスをとっていた。全体的に黒沢つながりで黒沢明の「夢」を思い出した。
最後まで見てホッとしました。
誰もが抱える心の闇をテーマにしている点では新鮮さは希薄だが、ストーリーは視聴者を翻弄する展開が凝らされていて飽きない。自殺をしたという恋人の意識に入り込み、その原因を知ろうとするが、意外な展開が待ち受けている。
冒頭では、オカルト映画を思い起こさせるグロい映像が連続して、どうなることかと不安になったが、中盤以降は、ようやく謎が解けて行く。首長竜(くびながるりゅう)の正体は如何に...
今や実力派の若手Top女優と言っても過言ではない綾瀬はるかは、ソフトなイメージと裏腹な「ひた向きさ」がファンを裏切らない。佐藤健も現代の草食系男子を思わせる表情や振る舞いの中に頼りない未成熟な青年の雰囲気を感じさせる。いまどきの自立した女性ファンを魅了するに十分だ。
先端医療スタッフ(医師)役の中谷美紀がなんとも不思議な雰囲気で好演している。蛇足ですが、浩市(佐藤健)の母親役の小泉今日子は、あまりに若く見えすぎて、はじめは姉役かと勘違いしたくらい。色気付いてる設定は分るが、もう少し老けメークでもさせれば良かったのに。
全体的には、前半から中盤過ぎまでの展開に意外性もあって楽しめます。後半の終わりに掛けては気持は盛り上がりますが、それ以降は期待通りの展開になるので最後は、「なるほど~」で終わります。悪くないです。平日夕方の豊洲(ららぽーと)で見たのですが、大きな劇場に観客は3名のみでした。もうちょっと人気があっても良いと思う映画です。
最後に、「首長竜」がちょっぴりかわいそうだと思うのは私だけでしょうか?ペンダントで満足するというのも少し無理があったかも。
期待しないでみた方が吉
センシングっていう技術で自殺して意識不明の恋人の意識にはいるんだけど、意識に入る映画でザ セルがあったかと思います。アイデアはこの映画からだと思います。意識不明はどっち?幻覚で現れる少年は?首長竜とは?どの疑問も映画の早い段階でわかってしまい、その通りでした。
オブリビオンと連続して見ているが、目が疲れただけです。
「リアル」だけど、リアル感の無さもアリかな。
第9回「このミステリーがすごい!」大賞を受賞した乾緑郎の小説「完全なる首長竜の日」が原作だそうな。
未読。
他人の意識の中に入っていく、という「センシング」。
あら、どこかで聞いたことのあるような・・・
そう、「インセプション」だ。
インセプションと今作は違っている。
「リアル」は、ラブストーリーだ。
そうとわかっていれば、私の見る目も変わっていたのだけれど。
綾瀬はるかさんと佐藤健さんは、とてもステキだった。
綾瀬さんは、いつもの「天然」を封印し、冷たい感じさえある役を好演。
佐藤さんは、彼の持ち味の「揺らぎ感」が、隅々まで発揮され、とても良かったと思う。
特に前半に漂う≪弱さや覇気のなさ、揺らぎ≫が、後半に生きてくる。
浩市と敦美の、お互いへの愛がつまっている様子が、とても感じられた。
俳優さん達は、とても良かったと思う。
病院の無機質感や、緊迫感の無さ。
浩市と敦美の住まいの、綺麗で整い過ぎ感。
それらとグロテスクな映像が、うまく配置されていた。
でも、前半が長すぎたな~。
あと10分短くしてくれると、ダレ感がなかったかと思う。
先が読めるのも残念だった。
せっかくの「首長竜」も、出番が少なく、迫力不足で残念だった。
自分の意識の中なんだから、もう少し何とでもなったんじゃないの~~?!と思ってしまった。
これって、原作はどうだったのかな?!
日本でここまで大規模に公開する映画でここまで変な映画は久しぶり
突然出現するグロテスクな死体、CGで描かれたような不気味な人間、突然現れる謎の子供・・・。これらと、音の使い方や、現実味のないおかしな演出などで映画の前半はもうおかしくて不気味でしょうがない。
これらのおかしさはチープと捉えられるかもしれないけど、まあわざとやってるのは明白でしょう。たとえば最初の部屋のセット。いかにもきれいきれいしすぎてて映画っぽい。この映画っぽいというのがミソである。まあネタバレになるからあんまり言わないけど・・・。
しかし俳優目当てに来た人が度肝を抜かれるのは分かる。前半で分からないことが多すぎるから。しかし近年の日本映画は分り易すぎたのではないだろうか。俺の個人的な意見かもしれないが見応えのない映画が多かった。
この映画は誰が見ても「なんだこりゃ」と思う映画だと思う。でも俺はこの「なんだこりゃ」をもっと大切にしたいと思う。そりゃ興奮するだけの映画も大好きだけど、こういう「なんだこりゃ」みたいな映画はもっとあってもいい。
とにかく残念な映画としか…
これだけの豪華な役者と、面白そうな原作がありながら、
「長くてつまらない」映画も久しぶりです。
現実と意識のぼんやり感を出す演出も、
やりたい意図は伝わりますが、
おんなじ部屋で、ただ画面をボヤかすだけ
で面白くもなんともなく、不快な大きな音や
死体の不気味さを詰め込んだ結果、B級ホラー映画
みたいな演出のクオリティーの低さと意味の分からない
展開についていくのも疲れました。
やっと理解したかと思えば、
話が二転三転して、ぼんやりとしたまま終わりました。
正直、後悔してます。
あまりオススメはしません。
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