「大学時代に言語学を専攻していたことと、独特の言葉遣いを買われて、出...」舟を編む Chisaさんの映画レビュー(感想・評価)
大学時代に言語学を専攻していたことと、独特の言葉遣いを買われて、出...
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大学時代に言語学を専攻していたことと、独特の言葉遣いを買われて、出版社の辞書編集部に配属になった馬締三矢(松田龍平)が、上司や、同僚の西岡(オダギリジョー)などともに、実に15年の歳月をかけて新しい辞書「大渡海」を作り上げるまでを描いた物語。
西岡や、製作開始から13年目くらいに新しく入ってきた女性社員、アルバイトの学生たちはみんな、最初はあんまり乗り気じゃなかったり、辞書そのものに興味がなかったり、気の遠くなるような作業に尻込みしたり。
でも馬締の「まじめさ」と辞書作りにかける情熱が、周りの人間を少しずつ変えていく。
オダギリジョーの演技がなんとも言えない良さだったなぁー!!
CMだけ見て、馬締と香具矢の恋愛が結構な割合を占めるのかと思っていたけど、意外にもあっさり結論が出て、あっという間に12年の月日が流れてびびった。笑
涙は出なかったけど、人間関係の暖かさとか、何か一つのことに一生懸命に打ち込む気持ちとか、じんわりくる映画だったー。
ちなみに、「血潮」が抜けていると気付いたアルバイト役の森岡龍という俳優は、中学の同級生だった。
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