劇場公開日 2012年8月25日

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「夢のある娯楽映画に理屈はいらない」月世界旅行 野川新栄さんの映画レビュー(感想・評価)

4.0夢のある娯楽映画に理屈はいらない

2023年10月4日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD

楽しい

久々に鑑賞
YouTubeにて

1902年の作品
制作国フランス
無声映画
モノクロ版
舞台のような演出

天文学者の皆さんはキャンパスに集まりみんなで月へ行くんだとやんややんやと大騒ぎ
そうと決まればさっそく宇宙船を作っちゃう
大砲でカプセル型宇宙船を月まで飛ばす計画
届くわけないだろ
でも計画は無事成功
月にはなぜか顔が
宇宙船が月の顔の右目に突き刺さる
監督のギャグか?

月に着いたらまずずいぶん乗ってきたんだな天文学者のおじいちゃんたち
しかも当時は全く知識がないのか宇宙服無し
向こうも地球と同じ環境だと思ったんだろうな
なぜか着いた途端毛布を被りぐっすりすやすや眠る一行
月にはキノコのジャングルがあり月の住人がいる
よそ者を月の民たちは襲撃
命からがら逃げる天文学者一行
月はアフリカや南米の未開の大地と同様の感覚があったように感じた
月の崖から落ちたらそのまま地球の海にドボン
まさかの展開
無事帰還
自由すぎる発想
嫌いじゃない

これで本当に月に行けるならアメリカだって何度も行ってるよね
実際はお金がべらぼうにかかるんだもん
「そんなカネがあるなら他のことに使え」「月に行ってる場合じゃないでしょ」って非難轟々の嵐は避けられない
そんな事情も想像できず2度目がないから本気で月に行ってないとか主張する奴アホかと

野川新栄