気狂いピエロの決闘のレビュー・感想・評価
全5件を表示
ストーリーに纏まりが無い
戦争映画にピエロ?と思いきやサーカスの場面から愛憎入り混じる復讐劇をユーモアたっぷりに描かれて展開が読めな過ぎてイライラがツノるし何の話なんだか解らなくなって来る。
T・ギリアムのスペイン版みたいな特に「未来世紀ブラジル」を思い出してしまった。
優柔不断過ぎるヒロインの女は何がしたいんだか意味不明でサーカス団の行動も訳が解らないが女の死に方は意外性もありスッキリ!
主人公が「バットマンリターンズ」のペンギンみたいな風貌になってる。
話がアッチコッチと忙しなく興味も薄れて飽きてしまった。
怖すぎる
どこでこの映画を知ったかはまるで覚えてませんが前から見たかった作品。
ですが私には怖すぎました。どうしても正気な人間が冷静に見れる映画ではありません。登場人物がみんな狂ってる映画。
こんなにも怖いキャラクターと強烈な印象を残す映画は逆にあまり見受けませんので名作だと思いました。
この手のジャンルは二度と見たくないです。でもこの映画はすごい。
ツタヤに置けばいいのに
虚無感
この映画は本当に面白かった。
この映画の中で様々なテーマが入り混じっていて、オープニングから先が見えない感じ。えっ?これはどんなお話なの??って…
シリアスかと思えばコメディーで(笑)
そして、やはりバイオレンス。グロいと聞いていたけどグロさは強くないかなと思います。
お話としては二人のピエロが女を巡って決闘するお話なんですがそんな単純なストーリーじゃないです。
内乱の深い悲しみとか、父親を殺された憎しみとか。背景はめまぐるしく変化していって、とにかく面白かったです。
鹿とか強烈で笑えたし、お尻丸出しだし(笑)
気狂いピエロ。
とことん気が狂っていく様とか(笑)
だけど、最後は本当にね…
愛って何なんやろか。
見た後に一旦はどよーんとして、その後に切なくなりましたね。
きっと、男の人と女の人で見た後の感じ方違う気がします。
面白かったです。
カルトの恐怖
身体に負った傷痍が、元来 頑丈に出来ていた(若しくは生きていく上で止むを得ず 分厚くなった)心迄 深く えぐる。
冒頭だけを観ると violence と stylish どちらにも振れそうな構成であるが、本編は無慈悲にも徹頭徹尾“着飾られた”暴虐の世界で貫かれる。
「俺って cult な映画 観てんちゃうん♪」等と暢気な感想を抱く間も無く、ジリジリと熱い質量が観客の心を深く深く切り刻んでいく。
想像の範囲を上回る傷の深さが逆に本質的な痛みを想像させる。
病的な依存性に蝕まれていく様な感覚。。。決して歓迎したい類の物ではない。
今作を娯楽映画だと言う程 大きい器は持ち合わせていないが、“ただの精神屈折の掃き溜め”だと断罪するには余りにも完成度が高い。
引くほどの傑作
サーカスを舞台にしたちまちました色恋の話かと思っていたら、あまりにやりすぎでドン引きなバイオレンス映画だった。主人公が完全に狂ってしまって、『ダークナイト』のジョーカーを彷彿とさせて、スケールはそれほどではないし、バットマンも出てこないものの行動のベクトルは完全に同じだった。
追い込まれた人間の恐ろしさを存分に感じさせた。一際物悲しかったのは、クライマックスで争っている連中とは関係なくジャンプに失敗するバイク乗りだった。
すごく面白かった。
全5件を表示