劇場公開日 2012年12月21日

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「出会いそして慈愛」レ・ミゼラブル(2012) メイばばさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0出会いそして慈愛

2012年12月22日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

配役の良さに心ひかれ観に行きましたが、最初の船の中のシーンでこの映画のスケール凄く、
本気モードでみなければと感じた。話言葉が少なく、歌で表現する事に多少違和感がありましたが、
物語が進むにつれストーリに入り込んでいき、まったく気にならなくなりました。
ジャン・バルジャンの人生を通じ、少女時代に「ああ、無情」を読んだ時、またジャン・ギャバンの演じた
ジャン・バルジャンを観た時、今回も人との出会いの大切さ知りました。
映画は時代背景とか、バルジャンの苦悩もよく描かれていて、後半の教会でのシーンは感動でした。
ミュウージカルで泣くなんて自分でもビックリです。
それだけヒュー・ジャックマンが素晴らしかったのですね。ラッセル・クロウのジャベールも良い!
歌う声が素敵なのですよ。アン・ハサウェイはもちろん良いのだが、コゼット役のアマンダ・セイフライトは美しく
その歌声にもうっとり。(特に高音)それからマリウスに恋するエポニーヌ役のサマンサ・バークスも魅力的で、
子供たちもなかなかです。
戦いの場面や、囚人の過酷な労働の描写かなり過激な部分もありますが、それが見ごたえになっている。
もちろん恋の切なさ、生きる喜びもあり。盛り沢山で少々混乱しますが、
戦い終えたバルジャンの静かな日が、一層深い味わいになっていて、心に沁みました。

メイばば