「ミュージカルの方がいい。大事な所をカットしないでほしかった」レ・ミゼラブル(2012) 怠惰さんの映画レビュー(感想・評価)
ミュージカルの方がいい。大事な所をカットしないでほしかった
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まあまあ良い映画だとは思いました。でもバルジャンとかコゼット、マリウス、テナルディエ夫妻はちょっと…イマイチでした。キャストミスが多いです。一方、司教様やエポニーヌ等、レミゼの舞台経験組は本当に素敵で、実際多くの観客の前で演じたこともあってか役になりきってました。歌唱力というか、気持ちも他のキャストと全然違っているように思います。
個人的にバルジャンとジャベールは声を張り上げるというか…叫ぶところで叫んでない感じがして違和感があります。バルジャンの法廷のところとか、ジャベールの飛び降りる直前とか。
あと、映画内で曲やシーンがカットされていたのはちょっと嫌でしたね。特にエポニーヌの手紙のところ。舞台だとマリウスからコゼットに渡す手紙を託されて、男装したエポがバルジャンに「コゼットに渡して」と託し、そこでオンマイオウンも歌われて、バリケードに戻って来る時に撃たれてしまう……というのがまるまるカットされてたのはものすごくショックでした…ワンデイモアの行進が見られないのもさみしかった…。もうちょっと原作に忠実になってほしかった。愛の物語ってのはまぁそうだけど色々カットされてたり改変されてて普通にコゼットとマリウスの恋愛映画チックだったのも残念。
本当にミュージカル大好き!って人はちょっとがっかりすると思います。
リトルエポが可愛くて可愛くてそこがいちばん嬉しかったかな!
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