「一歩下がって小笑い」俺のムスコ Blueさんの映画レビュー(感想・評価)
一歩下がって小笑い
ダブル主演な感じですが、とりあえずアダムが一歩下がったことで 最近の作品の中では笑えたと思う、小笑い。
学生時代にできちゃった息子・トッドを一人で育てたロニー。 その後 何年も音信不通だった息子が ビジネスで成功を収め近々結婚することを知ったロニーは ちょっとしたお願い事をしにトッドに会いに行く…というストーリー。
ダメ親父・ロニーを演じた アダム・サンドラー。 皆から注目される主人公という役どころが大好きなアダム。 今回もどうしてもそのポジションは譲れなかったようです。 でも、みんなを引っ張っていくリーダーシップはあるので ストーリーはまとまっていました。
ロニーの息子・トッドを演じた アンディ・サムバーグ。 こうして並んでみると やっぱりアダムと似てますね。 血縁関係はないようですが、演技は息ぴったりでした。 面白くないところが面白い、という役どころ。 『アメリカン・パイ』のジム(ジェイソン・ビッグス)を想像すると 分かりやすいです。
今回もストーリーではなく 豪華キャストに頼ってしまった本作品。 トッドの相手役に レイトン・ミースター(『ザ・ルームメイト(2011)』)、神父役に ジェームズ・カーン(『ゴッド・ファーザー・シリーズ』)、本人役で バニラ・アイス(その昔 歌手)、この役のために鍛えた?面白いこともできるんだね マイロ・ビィンティミリア(TV『ヒーローズ・シリーズ』)。そしてここは見どころだと思うので 名前はあえて伏せますが、「30年」というのがキーワードの2人。 似てます!
BD鑑賞すると わりと盛り上がるんじゃないかという一本。 ギャグが古すぎてこちらが恥ずかしくなる感じですが、キャスティングは前作(『ジャックとジル(2011)』や『ウソツキは結婚のはじまり(2011)』)より ずっと良かったし、アダム復活の兆しを期待して 3.5。