やがて哀しき復讐者のレビュー・感想・評価
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地味だった
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非常に地に足のついたサスペンス・アクション映画だった。身代金誘拐事件に会社の部下が解決のために活躍する。
身代金誘拐犯の作戦が、娘を殺してしまった以外はほぼ完璧だった。
誘拐犯を首つりにして、足をハンマーで叩く場面が恐ろしかった。しかし全体的にこじんまりとしすぎていて、1時間ドラマくらいの感動や興奮しかなかった。
二人の父親、それぞれの思いと責任
あこぎな地上げも厭わない不動産会社社長ウォンの娘が誘拐される。犯人から身代金要求の連絡があるが、ウォンはドラッグに溺れ父親に金をせびるような娘デイジーの自作自演を疑い警察に通報することはせずに、運転手兼ボディガードであるイウにデイジーの居所を探させる。しかし、身代金受け渡し後、デイジーは無残な姿で発見される。ウォンは犯人に対し、復讐を誓うが…。
いかにも2時間ドラマ的な展開ではあるが、この作品の優れた点は、ウォンの視点でのみドラマが展開されるのではなく、同時に彼の腹心であるイウの視点でストーリーが描かれていることにあると思う。イウの視点が導入されていることで、ドラマに厚みがもたらされている。そして、ウォンとイウがボスと腹心というだけでなく、彼等の間の子どもと上手く関係が築けない父親という共通点が絆を強くしている。
ウォンを演じるアンソニー・ウォンの眉間のシワは相変わらず多くを語り、ウォンの忠実な腹心イウを演じたリッチー・レンの佇まいには、昭和の任侠映画の香りがあった。
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