「よくぞ、男に生まれけり。」13ウォリアーズ Takapyさんの映画レビュー(感想・評価)
よくぞ、男に生まれけり。
久しぶりに観返しました★
みなさんの評価は、あまりよくないでしょうが…
僕は大好きです。
『七人の侍』を意識し、作られています。
実在した、イブン・ファハランの視点から描かれた活劇もの。
今のヨーロッパでは『13』は不吉な数字ですが(キリストが13日の金曜日に亡くなった為)
この作品の時代は、まだ、13がラッキーナンバーだったころだと思われます。
監督のジョン・マクティアナンは、どうやら途中降板してるようで、後半は原作者のマイケル・クライトンがメガホンを取ったみたいです。(サウンドトラックの作品説明に書いてありました。)
どっからがクライトンなのか、まぁ、考えながら楽しむのもいいかも⁉
ただ、前半のカメラワークは、完全に『プレデター』なので、ジョン・マクティアナンだとわかります。
内容は、ヴェンドルという獣と人間の間のような食人族(遺体を食べる)から、村を守るために戦う、13人の戦士たちの物語。
スケールは、めちゃめちゃ壮大で、すさまじい広さの森(カナダだったかな?!)を切り開いて、村をまるごと一個、建築。
暗闇の中での戦い、雨の中での決戦。
これぞ、男に生まれたなら、誰もが憧れるシチュエーション。
カッコイイっす。
撮影には、たいまつだけを使用。
照明無しで、撮影しているので、暗くて、わかりずらい部分もあります。(部屋を真っ暗にして観てください)
まっ、そこが、よかったりね★
僕は、好きっす。
この作品で、最も優れているのは、音楽。
重低音が鳴り響く、テーマ曲は、きっと、どこかで聴いたことがある方も多いはず。
たまに、テレビで使われてたりするので。
故ジェリー・ゴールドスミスのテーマ曲を聴くだけでも、この作品を観る価値あり。
音楽だけ、あまりに良すぎて、
数年後、
リドリー・スコット監督が
大作『キングダム・オブ・ヘブン』の劇中で、この作品のテーマ曲を使っています。
なかなか、ハンス・ジマーにも作れないかな!?
本当に素晴らしいです。
確かに、スケールも壮大だし、物語も魅力的。(脚本は、ちょっと…強引だけど。)
リドリースコットが撮っていたら…
とかも思いますが、まぁ、わりと好きな作品です。