SUN RUN GUN 脳みそぶっぱなしツアー1泊2日の旅
劇場公開日:1997年3月1日
解説
対立するヤクザの抗争に巻き込まれたデ・ニーロかぶれのチンピラの、一夜の逃走劇を描いたアクション・コメディ。監督はこれがデビューとなるお笑い芸人のぜんじろうで、原案・脚本(宮内見との共同)・主演も務めている。撮影は、HEEMAが担当。プロジェクター上映作品。1996年度アバンギャルドムービーフェスティバル監督賞、脚本賞、主演男優賞、助演男優賞、助演女優賞、オリジナル音楽賞、映像効果賞受賞作品。東京のみ1997年1月31日~2月1日2日間の先行上映が行われている。
1997年製作/87分/日本
配給:新東宝
劇場公開日:1997年3月1日
ストーリー
武闘派ヤクザ柳生組が、敵対する愛染組の女組長の愛娘・美沙子を誘拐。多額の身代金を要求して、夜の横浜に消えた柳生組の汚いやり口に激怒した愛染は、組員を総動員させ娘奪還に乗り出す。一方その頃、街のチンピラ・ぜんは勤めを終えた兄貴を刑務所へ迎えに行っていた。兄貴を労うためにソープなどを豪遊しようとするぜん。しかし、懐の具合がどうにも淋しい。そこで、彼はコンビニ強盗を計画するもあえなく失敗。逃亡用に一台の車を盗難するが、それが美沙子が乗せられた柳生組の車であったことから、抗争に巻き込まれてしまう。怪我を負った兄貴を動物病院に預け、美沙子からやっとの事で事の次第を聞き出したぜんは、彼女に家に帰るよう勧める。だが、ヤクザの母親を嫌っている彼女は戻ろうとしない。トラブルはゴメンだと思いながらも、仕方なくぜんは彼女と逃避行をする羽目に。そんな矢先、美沙子が再び柳生にさらわれてしまった。こうなったら、俺が彼女を守ってやる! 「タクシー・ドライバー」のデ・ニーロに憧れるぜんは、改造拳銃を武器に柳生組に戦いを挑み、美沙子を取り戻すのだった。柳生組組長を殺害したかどで今や警察に追われる身となってしまったぜんは、美沙子を母親の元に返すと、ひとり逃亡の旅に出る。