黄泉がえりのレビュー・感想・評価
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さすが草彅剛
自然な演技を見ているとさすが草彅剛という他ない。必死に走るシーンや感情的になるシーンも上手い。けれど本人のyotubeを見る限り、自分の台詞を覚えるだけで、あとはスタッフが繋げてくれるので、他の人が何かを探しているシーンを眺めていると何を探しているのか、自分が主演のドラマであっても分からないと平然と述べている。天才肌と言えばいいのか、正直なのか、笑いを取りに行っているのか、人によっては、医療器具の名称を覚えるだけでなく、用途を調べたり、役作りに付いて、あれこれ述べているのを見るとこれでいいのかと思う。どれだけ一生懸命やっても、仕事が回って来ない役者さんも大勢いる中で「草彅ブランド」を確立させているのか、どんな役をやっても同じ感じなのに、「また見たい」と思わせる不思議な人である。
ご都合主義
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隕石の影響だか何だか良くわからないが、死者が生き返った。
しかも死ぬときについた傷とかは消えるという都合の良いパターン。
それが全国各地で起こり、世の中は騒然となっていた。
草なぎの女友達の竹内は、婚約者を事故で失っていた。
なので何とか彼を蘇らそうとしていたが、蘇らなかった。
蘇りについて色々調べていた草なぎは蘇らせる方法を実は知っていた。
蘇るには死体の一部が必要だが、その男の遺骨は海にまいたため、
蘇らないということを知っていたし、ドナー登録していたため、
実は彼の体の一部は鹿児島にあるという事も知っていた。
草なぎは自分が竹内が好きだったため、あえて黙っていたのだが、
実は竹内も事故で死んでおり、最近蘇ったのだという事を知る。
それで竹内の願いを叶えるために鹿児島へ行き、物を持ち帰る。
しかし竹内が本当に会いたいのは婚約者でなく、草なぎだった。
草なぎも、実は今までずっと好きだったと告白。
もっと早く言えやとか言いながら、竹内は消えてしまった。
時を同じくして、蘇った人全員が消えたっぽい。
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どんな無残な死体であろうが普通の姿になって蘇るし、
その割には体の一部が残ってないと蘇らないという、
物理を無視してんだかしてないんだか、ようわからん映画(場)
どっちにしても都合の良すぎる設定としか思えない。
それと蘇った人達は自分が死んだ事を知っているのに、
竹内は何故それを知らなかったのかも謎として残った。
理由はあるんかも知れんが、どうせこじつけなので興味なし。
大体、あんだけ婚約者の蘇りに躍起になってた竹内が、
何故最後急に草なぎを愛する気持ちに目覚めたんかも謎。
それに最後になって自分の嫉妬心を振り切った草なぎやが、
それは美談で語れる内容ですか?って疑問が激しく残る。
だって、好きな相手が実は死者やから結婚できないってわかって、
それでようやく重い腰を上げただけの話やん?
SF的な映画かと思ったら、最後は単なる恋愛映画みたいになって退屈だった。
さらに柴崎が歌うシーンが無駄に長い。3曲くらい歌ってた。
しかもそれがストーリーに深く関わる訳でも何でもない。
ただ竹内らが好きだったバンドのライブ会場が舞台やっただけ。
タイアップでこの曲売りたいだけやんと思った。
嫁が、誰に蘇って欲しい?って聞いて来た。
うーん、誰も蘇って欲しくないなあ、ってのが普通の感覚やと思うわ(場)
【今は亡き竹内結子さんの元気なお姿を見てしんみりし、若き長澤まさみさんと市原隼人さんの姿を見て時の流れを感じる作品。今作は、生と死をしみじみと考えてしまう作品でもある。】
ー 今作で草彅剛さんとW主演した竹内結子さんの役柄が、観ていてキツイ作品である。-
■九州阿蘇地域。
ここで少し前から死んだ筈の者が、死後も自分のことを想い続けてくれた人の前に、ある日突然現れる現象が頻発する。
厚生労働省の川田平太(草彅剛)は、故郷で起こった謎の現象を解明するため現地に赴く。
◆感想<Caution!内容にやや触れています。>
・作品の奇想天外な設定と共に、大切な人を失った人たちが突然、その人が現れた事に驚きつつ、嬉しさを感じていく様々なシーン。
・構成は、情緒的な方向に持って行く流れである。
ー 友人の苛めにより縊死した山田(市原隼人:超若いが、ファンなので直ぐに分かる。)を思っていた森下直美(長澤まさみ:ファンなのに超若くて、最初分からず・・。)と出会うシーンを始め、大切な人を失った人たちの、驚きと喜びと戸惑いが巧く描かれている。-
・黄泉がえりが起こった理由は、もう少しキチンと描いて欲しかったかな。
<川田平太(草彅剛)が密かに抱いていた橘葵(竹内結子)への想いが分かるラストシーンや、実は・・・だった竹内結子演じる橘葵が、川田に”もっと早く言えよ!”と笑いながら言いうシーンは色んな意味で沁みてしまったなあ。
大切な人は何時居なくなるか分からない。今作でも黄泉がえりで一時的にこの世に戻ってきた人は、最後は消えてしまう。
大切な人には、キチンと心を伝えなければいけないな、と思った作品である。>
逢いたい人には逢いたい
竹内結子さんの葵は亡くなっていたんだ、平太が好きだから。戻る事わかっていたのかな!
58年ぶりに戻った勝男は、年老いた母の顔の絵を残し、
娘の誕生と引き換えに母の命を燃え尽きさせた家族は家族写真を残し、
自殺した子は相思相愛の女の子と思いを通じ合える事ができて残された女の子も言っているように
短くても心が通じ合え前向きに生きていける、
ようにしたし、泣いていたヤンチャはちょっとは反省したのだろうか?ここのエピソード、もっと突っ込んでくれても良かったのに。
石田ゆり子のとこの哀川翔は、山本啓壱では微妙な心境だろうけど。
草なぎさんの平太は長い片思いが実った瞬間に葵がいなくなって‥嬉しい反面複雑、後日何も無かったように仕事しているのは、満足?わからない。
ナレーションで皆穏やかな顔、と言ってたけど、逢えるはずのない人に逢えた幸せかな?
私は父に逢いたいです。
そして、母に逢いたいです。
今観ても黄泉がえる感動
色んなシチュエーションの黄泉がえりを描く群像劇でありながら
心理の変遷は一本に連なっていて
細切れで描かれる各人物が裏でどう考えて動いているのか容易に想像できる。
特に初見のときに一番の感動ポイントだった、戻って来たのに年老いた母親を受け入れられず孤独だった浦島太郎な少年が助けを求めて、夜不意に平太の前に現れる必然性と
それによって平太が残された時間がないことを知らされ、ラストに向けてストーリーが走り始める。
主人公の背中を押す切っ掛け作っただけで、カツオ少年置いてけぼりかと残念に思いながら見ていて
エピローグでの北林谷栄からパーンしてのクレヨン画
走り出した平太を見て、カツオ君も背中を押されていたのかと理解したら
ラストシーンでもう涙腺崩壊してたのに、更にきて大変だったのをよく覚えてる。
セリフでの説明が少なく、いずれかの登場人物に注目してしまうと点描でしかないが
点と点を繋げる想像力があれば、そこにはベタベタな感動エピソードがあり
エピローグに出てこない黄泉がえりにまで想像の手を広げれば、重厚長大な人間ドラマが見えてくる。
改めて見直すと
長回しのカットや長めの風景画で、あれこれ考えながら見られる間がきちんと取られているし
RUIの歌詞で黄泉がえり当事者達の心象を説明して、ラストに向けて丁寧に地均ししていて
初見で原作知らずに映画にどっぷり浸っても愉しそう。
原作の世界感に沿いながら、原作とは違う切り口で描くドラマ
原作を知らなければ思いも寄らない「彼」は、映画の中にも感じられ
知っていたので、ラーメン屋店主が一人残るのだと思い込んでたらサプライズなラストになったのだけど
心にくる
当時、学生だった頃になんとなく見てすごく印象に残っている作品でした。
大切な人ほど、「会いたい」という気持ちが募る一方で会うことは叶わない現実に対し、決して叶うことの無い奇跡を描いている物語。亡くなった人側の気持ち、残された人の気持ち、お互いの感情が絡まり会い、とても切なくも美しい作品だと思います。最近、とても大切な親戚を失いました。改めて見返すとくるものがあります。
劇場公開時鑑賞。原作既読。
メイン2人の間の…はその場でわかったが、Ruiの…は気づいとおらず、ええっ!?、と驚くよいお客さんだった。
梶尾さんの中短編は大好きだったが、何でこの規模で映画になって、あんなに受けたのかはよくわからなかった。
久しぶりに観ましたがいい作品だった。 竹内結子さんの「なんでもっと...
久しぶりに観ましたがいい作品だった。
竹内結子さんの「なんでもっと早く言わないんだよ」が可愛い。
RUI含め音楽もストーリーも好きだけど、ちょっとエピソード(人物)が多い感はある。
竹内結子さんのご冥福をお祈りいたします
やはり演技が光ってる北林谷栄!演技力は彼女が全てに秀でていた。ストーリーの中では田中邦衛一家のストーリーに感動。他は並・・・
○○に似てるという感想自体がネタバレ気味になる映画。特に、最近の日本映画にはファンタジックでもあり、死を軽く扱いすぎる映画が多いが、この先駆的役割を果たしたのではないだろうか。竹内結子はその代表的女優。石田ゆり子は石田ひかりと同様、死んだ人間の身内という役割が多い・・・ような気がする。
この映画は、死んだはずの人間が、ゾンビや幽霊などではなく、死んだ当時そのままの姿で戻ってくるという、いわゆるタイムトリップしてきた人間のようだ。
しかし、本当に死者が甦ってきたら、このような反応で済むはずがない。石田ゆり子の反応が一番まともだったけど、この死んだ人間が生き返る設定はまだまだ続くのだろうか。心配になってきた。
浮き沈みが激しくて、とても戸惑う内容です
エピソードが多過ぎて、良いのと悪いのが集中出来ないのがたまにきずです。
最後は柴咲コウの歌が多くて、何の映画かわかんない、でも、何故か感動する、不思議さです。
多くのキャストで良いのと悪いのが極端です。
良いのが、長澤まさみ、竹内結子、手話してる家族、くらいでしょうか。
悪名高い極楽とんぼ山本が主要人物で嫌悪感が。
よみがえる人たちが、竹内結子を除いて無感情なのは、単にシツクスセンスのサプライズを真似してるだけなんですが。
個人的にはよみがえるのを期待しないので、感動もそこそこでした。
ラストはもうちょっとハッピーで終わってほしかった気もするけど、中学...
ラストはもうちょっとハッピーで終わってほしかった気もするけど、中学生の女の子の逞しい言葉でスッキリした!
今好きな人と一緒におる僕は、その人との時間を大事に生きていきたいし、今既に幸せだということに感謝したいと思えた。
もしも愛するひとが帰って来たら。
DVDで2回目の鑑賞。
原作は未読です。
もしも、死んだはずの愛するひとが還って来たら…。
私だったらどうするだろうと考えながら観ていました。
いろいろな形の愛のドラマが描かれていて、終始涙が流れっぱなしでした。親子、夫婦、兄弟、恋仲―どれもが失われたものを取り戻そうとするかのようなかけがえの無い時間を過ごしていて、私もそうするかもしれないなと思いました。
まさかそれが期限付きのものだとは…。黄泉がえり現象が一時的なものと判明してからの展開も切な過ぎて、それに「月のしずく」が拍車を掛け、涙が滂沱とこぼれました。
これからずっとそばにいると、なんの根拠も無く考えていたことが覆され、もっとこうしておけば良かった、もっと話しておけば良かった、と云う後悔の強さが自然と愛の深さに繋がっていることを実感し、心が暖かくなって来ました。
※鑑賞記録
2021/10/30:DVD
※修正(2021/10/26)
ジーンと来て、涙が出そうでした
感動してジーンと来た!
RUI(柴咲コウ)さんの歌も最高でした❗
※今年で公開してから15年そしてRUI(柴咲コウ)のさんの「月のしずく」が発売してから15年!
この映画を見て感動しては?
思ったより良かった。お勧めはしづらいけど。
熊本の阿蘇で次々に死んだはずの人が甦る不可解な現象が発生、それを解明する草なぎ剛演じる官僚・平太が主人公のフィクションストーリー。
どうせ「死んだはずの人が甦る→生前の伝え切れなかった想いを伝える→涙」に持ってく展開なんでしょと、たかをくくりながらの観賞だったんだけどこれが中々良かった。
何が良かったかというと、主人公だけじゃなくて登場人物ほぼ全員にドラマを持たせてるのが個人的には良かった。
特に山本さん演じる英也がお兄ちゃんとの残された時間をキャッチボールで過ごすという時間の過ごし方には「フィールド・オブ・ドリームス」にちょっと似た感動を覚えてしまった。。し、哀川翔演じる死んだはずの夫が病床につく妻の前で悔しさを握りしめて押し黙るシーンなんかも個人的には凄く説得力のある現実味を感じました。
そして今観ると演者がすげー豪華。
ただ製作者のRui押しが凄い。それが少しもったいないなーと。
でも、思ったより良い作品でした。
酷いよ。
「亡くなった人が帰ってきて期間限定で一緒の時間を過ごす」
この設定だけで、思いあたるひとは号泣必至なのに、なんであんなひねった展開でぶち壊す?
最初は「大林宣彦より先に映画化できてよかったね」とか思って好意的に見てたけど、本当に台無し。大林だったら間違いなく和服が普段着の女子が出てくるし。
あと、柴崎の歌が三曲ってどうなん? その間、ずっと草彅くん走ってんだよ!
最後があっけない…
亡くなった人達が蘇る不思議な現象…設定はものすごく好き。
ただラストがどうしても納得いかない!
竹内結子の消え方…ふっと消えてしまうんだね。個人的には透明になって消えていくのが好きだったな。
あと竹内結子以外の蘇った人達が消えていくところも見たかった。その場面での周りの人達の反応も見たらもっと感情移入できたんじゃないかなと思った。
あと草彅くんにはもっと泣いてほしかったな。竹内結子が消えてひざまずいて次のシーンがもう葬式だもんな…感情的になる姿をもっと見たかった。
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