柔道龍虎房
劇場公開日:2006年5月13日
解説
柔道に全てを懸けた二人の男と歌手を夢見る一人の女が奇妙な共同生活を送る青春ドラマ。監督は「ブレイキング・ニュース」のジョニー・トー。出演は「忘れえぬ想い」のルイス・クーと「SPY_N」のアーロン・クォック。今作は黒澤明監督に捧げられている。
2004年製作/95分/香港
原題または英題:柔道龍虎榜/Throw Down
配給:ステップ・バイ・ステップ=デックスエンタテインメント
劇場公開日:2006年5月13日
ストーリー
柔道界で『柔道小金剛』とまで呼ばれたトップ選手のシト・ポウ(ルイス・クー)は、数年前に突然柔道を辞めて伝説の選手となっていた。今は酒場の雇われマスター兼バンドリーダーとしてギターを弾き、酒におぼれる自堕落な生活を送り、借金に追われていた。そんな時、トニー(アーロン・クォック)という男が酒場に現れて柔道の勝負を申し込んできた。最初は全く応じる気がなかったシト・ポウだが、突然、ステージに上がってサキソフォンを吹き出すトニーをなぜか気に入るように。そこに大陸から渡ってきて日本で歌手になることを夢見るシウモン(チェリー・イン)も現れ、奇妙な3人の生活が始まる。シト・ポウはトニーから再三にわたって組み手を申し込まれ、シウモンからは夢をあきらめないで柔道家に戻るよう励まされる。そこに現役時代のライバルであったレイ・アコンが現れ、かつて行われなかった試合の決着をつけたいと申し出てくる。さらにシト・ポウの師匠が、自分の息子チンを助け潰れかけている道場を立て直してほしいと頼んでくる。チンは「姿三四郎」の主題歌を日本語で愛唱するほどの柔道好きであった。シト・ポウの酒場は柔道家たちが技を競う場と化していき、各々の果たされなかった夢がかなう場となっていくのだった。