スサミノソラ

解説

誰もが見たことのある風景の羅列によって、観客の心理を揺さぶるという実験的な試みをする幻想シネマ。カルト・ムービーの傑作「心臓抜き」で助監督を務めた鈴木亮の長編初監督作。1996年の自主製作作品「ふと、」をタイトルを変えて公開したもの。

1996年製作／130分／日本
配給：雲呼庵
劇場公開日：2005年3月5日

ストーリー

あてもなく街を徘徊する少女スサミ。スサミは歩きながら考えている。景色も見えるし血もめぐる。始まりと終わりの区別がつかないムスメだから道行きはいつも途中だ。彼女は、酔っ払いをはじめとした様々な人々と、緑が生い茂った森などの景色と出会っていく。やがて、夕陽の映えるすすきの丘にたどり着いた時、スサミは歩みを止めてたたずむのだった。