「バランスのいいSF」リターナー ゆのさんの映画レビュー(感想・評価)
バランスのいいSF
2002年の日本を舞台にしたSF。
2000年前後って、ちょっと日本や中国台湾などのノスタルジックな雰囲気の映像が流行っ出たと思うんだけど、それがうまい具合に映像に活かされてた。
それがVFXとうまい具合にバランスとって作られてたのが見事。
で、SFって映像にほぼもっていかれてストーリーが雑なことも多い中、ストーリーもきちんと描かれてた。
ちょっとしたコメディ要素も良かった。
最後にしっかりと疑問に思ってた箇所も回収されてて満足。
役者さん達もいいねー!
岸谷五朗さんはほんといろんな役できる俳優さんですよね。
鈴木杏さんも良かった。
金城武さんはこの時代以降、姿を見かけないので久しぶりに見られてよかった。
アクションもすばらしい。
ビジュアルが大好きで、そもそもそれを見たいがために今回鑑賞したんだけど、やっぱりかっこいいね。
母国語を日本語としないせいもあるのか、本人の個性なのか、ちょっと緊迫感のない台詞回しではあったけど(私にはそれが癒された)、それが作品の中のキャラの優しさみたいになってて良かったかも。
鑑賞してるとき、マトリックスやらターミネーターやら、E・Tやらが頭の中よぎったりしてたけどそれは私だけかな…。
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