リターナーのレビュー・感想・評価
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好きなものを詰め込んで作り上げた?
お気に入りの映画の要素をすべて詰め込んで、使いたいカッコいい俳優使って映画作っていいよって状況を与えられたら、こんな感じになるのだろうか。
90年代前後?E.Tとかブレードランナーとかターミネーターとかマトリックスとか、その他、印象的なわくわくさせる映画がたくさんあって、アート系やドラマ系でも、ウォン・カーウェイの映画なんかも人気だったり。
その当時にわくわくした世代または、まあ、そこそこその時代の有名どころ知ってる今の若い人が見ても、わあ、これって、あれじゃん!!!みたいなポイントがありまくって、この映画の印象は、他の人も言っていたが、パクリコレクション。堂々と。
ヲタクが好きなもの詰め込んだ映画作っていいよってのを体現したような。
感動の、お迎えシーンみたいなのでも、笑いそうになってしまって、涙出た。
主人公金城武じゃなくてもいいんじゃないかって思ったが、マトリックスみたいな衣装似合って、あんちゃん風もあって、カッコいい俳優、日本人ではなかなかいないしな。
彼にとって日本語外国語だし、映画設定でもそうだったから、日本語ぎこちないのはしかたないのだが、そのせいか、日本人が海外の映画に出てる時みたいな?なんか演技の硬さがあった。が、まあ、立ってるだけでもカッコいい!雨に濡れて走ってるだけで、フォトジェニックなので、金城武ファンの心は満たせる。
女優さんの演技も、最初は、あー、日本の映画の演技って感じって思ったが、全体通してみて、これ、女優さんもなかなか大変だっただろうな、一生懸命やってるな、と感心した。
悪役の演技が、うまいけれど典型的な悪役像で、目新しさがなかったけれど、役割は果たしていて、足りなくはなかったから、十分なんだと思う。樹木希林の役も普通にいいし。
詰め込み加減も、俳優の演技も、すべて足りなくはなくて十分で、観る方も、場面に合わせて、どうなるんだろう?って思って物語に没入できるし、
最後も納得できる終わり方だったので、普通に映画としてちゃんとできてる作品だと思う。
途中で、ん?あー、もしかして、って思ったことが、あーやっぱり、ってなるのは、快感。
実は、そうではありませんでした、っていう要素や、こうなるのかって思ったらそうならなくて、ああよかった、とか、物語も工夫されてるところあったと、あとあと思った。ひねくれてはないけれど。
最後の方で旅客機が現れた時に、擬態型ってのが、個人的には、うっわあああああ、、、のマックス。ネタバレにしないで説明するの難しいな。
パクりまくりに失笑して軽く疲れた。しかしそれなりによくできてると思う。
なぜか、人にも、観てみて…って勧めたくなる。パクりまくりについてと、金城武カッコいいっていうことについて、共感しあいたいからか。それにしても、宇宙人が傑作だった。宇宙人と対面した時の主人公たちの様子、面白かった。
宇宙人の指の動きも注目してしまった。
ちょっと重いテーマが隠されていた
まずなにより、金城武さんがカッコイイんです。
私、カッコイイ金城武さんが見たくてこの映画を鑑賞したから、もう大満足ですよ。
そして、岸谷五朗さんもカッコイイの。
凄いのが、いつもの岸谷さんの笑顔のはずなのに、もの凄く悪い笑顔に見えるんですよね。
岸谷さん見られて、更に大満足です。
SF作品なんですけど、現代のアクションシーンが多くて楽しめました。
SF的な武器をもっと使えばいいのに、ってツッコミもあるし、溝口が無抵抗の人を射ち過ぎな気もするけど。
そんな感じで、わりと気楽に観ていたのだけど、宇宙人の侵略が始まった本当の理由が分かった辺りは考えさせられますね。
歴史をどこまで信じていいのかって難しいですよね。
それが、この映画のテーマではないとは思うんだけど、考えちゃいます。
これに関しては考えても答が出ない気もするけど。
バランスのいいSF
2002年の日本を舞台にしたSF。
2000年前後って、ちょっと日本や中国台湾などのノスタルジックな雰囲気の映像が流行っ出たと思うんだけど、それがうまい具合に映像に活かされてた。
それがVFXとうまい具合にバランスとって作られてたのが見事。
で、SFって映像にほぼもっていかれてストーリーが雑なことも多い中、ストーリーもきちんと描かれてた。
ちょっとしたコメディ要素も良かった。
最後にしっかりと疑問に思ってた箇所も回収されてて満足。
役者さん達もいいねー!
岸谷五朗さんはほんといろんな役できる俳優さんですよね。
鈴木杏さんも良かった。
金城武さんはこの時代以降、姿を見かけないので久しぶりに見られてよかった。
アクションもすばらしい。
ビジュアルが大好きで、そもそもそれを見たいがために今回鑑賞したんだけど、やっぱりかっこいいね。
母国語を日本語としないせいもあるのか、本人の個性なのか、ちょっと緊迫感のない台詞回しではあったけど(私にはそれが癒された)、それが作品の中のキャラの優しさみたいになってて良かったかも。
鑑賞してるとき、マトリックスやらターミネーターやら、E・Tやらが頭の中よぎったりしてたけどそれは私だけかな…。
金城武の魅力
山崎貴の名が印象づけられた作品
"プレミアムステージ特別企画" で鑑賞(地上波初放送)。
とても好きな映画だ。ハリウッド大作に負けないSFアクション映画を日本でもつくれるのかと、子供ながら興奮したことをはっきりと覚えている。本作と「ジュブナイル」を観て、VFXの凄さに衝撃を受け、山崎貴監督の名が脳に刻まれた。
「ターミネーター」を彷彿とさせるタイムスリップ物でありながら、意表を突くどんでん返しな展開に驚かされた。
金城武の華麗なガンアクションは、モロ「マトリックス」の影響を受けているが、彼のカッコ良さが相まって好きだ。
樹木希林の、飄飄とした味のある演技はさすが名優だなと思うし、敵を車ごと吹き飛ばす派手な助成が痛快だった。
岸谷五朗の、欲のためなら容赦無く人を殺すマフィア幹部も印象に残っている。愛用する銃のモデルガンが欲しかった。
醍醐味であるVFXだが、特に旅客機がダグラの宇宙船に変形するシーンのクォリティーに目を剥いて引きつけられた。
山崎貴ってすごい監督だと、尊敬と憧れの念を抱いた。栄冠に輝いた今振り返ると当時からその片鱗はあったのである。
[以降の鑑賞記録]
2024/11/30:TOHOシネマズ西宮OS(4Kデジタルリマスター)
なかなか面白い
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宇宙人に侵略されて人類が滅びかけている未来から鈴木杏がやって来た。
地球に来た最初の一匹を殺してしまおうという作戦だった。
杏は金城と知り合い、最初は信じてもらえないが半ば脅して仲間にする。
金城には幼馴染を人身売買した岸谷という仇がいた。
やがて最初の一匹の宇宙人を岸谷が殺したことが原因で、
キレた宇宙人が地球を侵略したということが分かって来た。
2人は金のために宇宙人の身柄を密かに拘束していた岸谷のアジトへ。
そして見事に奪還し、宇宙人に返還。未来は変わった。
こうして杏の姿は消え、未来へ帰って行った。
しかしその後金城は敵の残党に襲われ、撃たれる。
でも偶然服の中に入っていた金属片により、無傷で済んだ。
杏が未来から恩を返しに来て、金城の命を救ったのだった。
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凸凹コンビではあるが、金城と杏コンビが最高。
ってか、TVを見てない時代やったんでおれは杏を知らんかった。
食品工場でほぼ同期のチャッカン好きって言ってたのを覚えてる。
それが誰か知らんかったおれは適当に話を流してたけど。
何で覚えてるんかというとチャッカンが変人だったから。
他に好きと言ってたのはアンヌ隊員やったもんなー。
鈴木杏とはどんな人やろ?って気になって記憶にも残るわいな(場)
そんなに美人じゃないけど、それがゆえの可愛さがあるわ。どろろっぽい。
金城との間の何とも言えない信頼関係は素敵。
あと岸谷の極悪っぷりも最高やったわ。
でも全体を通じて思うんは、杏の持ってた武器の使い方が下手。
この時間操作を有効に使えばもっと楽にクリアできてない?(場)
「どんなものでも奪還する」という職業から、盗みのプロみたいなものを...
スケール熱演の鈴木杏、好演‼️
地球のために
戦争を止めるために未来のチベットからやってきたミリ。パクリと思われてもしょうがないほど、『ターミネーター』そっくりな設定だ。宇宙人は『E.T.』、アクションは『マトリックス』、と日本のVFXでここまで出来るんだぞ!と世界に(?)に知らしめた作品。しかし、基本はSFアクションではあるが、ヤクザ映画がベースになっていることが恥ずかしい。オリジナリティがある部分と言えば鈴木杏の演技が光る「アルデンテ」と宇宙船くらいだろう。あのアパートのシーンは好きだ。
それにしても、パクリ大賞を差し上げたいくらいの出来だ。これくらいやられると気持ちいい。ラストも『BTTF』だろうな~と思っていたら、期待を裏切らなかった(笑)
無名作品ながら、なかなかおもしろかった
この作品、存じ上げてませんでしたが、なかなか力作の邦画アクション作品でした。そう考えると、山崎貴監督って、いろんなタイプの作品を作り出していて、多才な監督さんですね。そして、この頃からVFXのクオリティが高い!
ストーリー展開的には、過去の洋画名作をオマージュしたような印象。マトリックスだったり、ターミネーターだった、E.Tだったり、インディペンデンスデイだったり。全然悪くはないんですが、どっかで見たことある感は拭えなかったですね(笑)
最後の伏線回収は見事にでした!コートになにかしてるミリはなんか普段と違うなぁと思って見てたけど、「そういうことだったか!?」と感心させられました。でも、何度も帰ってこれるんだったら、そもそも一緒にいればいいのに。。と思ってしまいましたね(笑)
キャストの中では、岸谷五朗さんがダントツも存在感がでしたね。演技力、身のこなし、どれを取っても悪カッコイイ!!鈴木杏ちゃんは、最近あまり見ないから、懐かしいーと思いつつ、かわいかったです。演技、アクションも良かった!主役の金城武さんは、アクションはバリバリでしたが、セリフに感情が乗ってないというか、どうも棒読みに聞こえました。なんか変にアテレコしてるような感じでした。。
なかなかに掘り出し物作品でした!
ターミネーターとE.T.とマトリックスをたして5で割ったような内容
内容は、まあ普通。ターミネーターとE.T.とマトリックスをたして5で割ったような内容。どこかで見たような展開が延々と続くのは つまらない。しかも主人公には無敵の武器があるのだが、なぜかそれを時々しか使おうとしない。「オマエはスペシウム光線を出し惜しみするウルトラマンか」と突っ込みを入れたくなる。話も矛盾だらけで、やはり突っ込み入れ放題。主人公は敵のボスを殺すチャンスがあっても、なぜか殺さない。
しかも2人の主人公のうち、女の演技が最悪。危機的状況で焦っていたはずが、次の瞬間には冷静になり、大人をからかうような生意気な態度を取る。必要最低限の演技くらい、ちゃんとやってほしい。
邦画ということで甘い点数をつけたかったが、それは無理だった。CGがきれいなのが救い。
未来を救う少女と裏家業の男
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