劇場版 ポケットモンスター セレビィ 時を超えた遭遇のレビュー・感想・評価
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おうち-282
エンディングで息を呑んだ。
ミュウとともに、自分の可愛さを自覚してる幻ポケモンことセレビィ。
最新作『ココ』では色違いのピンクがとてもかわいく、再び人気が急上昇している気が。
原点にして頂点こと『ミュウツーの逆襲』と同じく、人間のエゴに飲み込まれていくポケモンたち。
前作の悪役は肩透かし感がありましたが、今作の悪役はロケット団幹部ということもあり(?)、そのやり口といい、しぶとさといい、悪役として光ってました。
これまでのポケモン映画の中でも、勧善懲悪がはっきりしていて、とてもわかりやすいストーリーです。
ちなみに、前作は『アナ雪』っぽいな、と思いましたが、今作は『もののけ姫』感があります。セレビィがこだま、スイクンがシシガミサマ様に見えてくる、、、。
そんなわけでどこか既視感を覚えながら鑑賞していたのですが、エンディングにやられた!
すてきやん。
オーキド博士の知られざる時渡り体験!ポケモンアニメ映画第4作
~ポケモントレーナーみゆきは、85点の経験値をもらった!~
2001年に公開されたポケットモンスターアニメ映画の第4作。
ときわたりポケモン「セレビィ」と少年「ユキナリ」を中心としたストーリー。
当初から色々なマンガやアニメでテーマとなっている人間の身勝手さによる自然破壊が描かれています。
ハンターからセレビィを助ける際に40年後の未来にタイムスリップするユキナリ。
40年先でもセレビィを捕らえようとするロケット団幹部がいます。
どの時代でも人間の本質は変わらないことを描いていると思うと深いです。
ユキナリの声を演じているのは、ポケモントレーナーみゆきが好きな「アンパンマン」で有名な戸田恵子さん。
リスペクト心が強くて、正直途中からずっとアンパンマンに聞こえていました。
また、ポケモン映画でレギュラー出演の声優界のレジェンド山寺宏一さん。
今回は、序盤と中盤で登場する「ハンター」役。
ストーリーの中核ではなくとも話をバシッと締めてくれる演技力が素晴らしいです。
そして、映画は終わったかに思えますがポケモンマニアとしてはエンディングに注目して欲しいです。
実は、この「ユキナリ」は、オーキド博士です。
映画の中では明言されませんが、オーキド博士の本名は「オーキド・ユキナリ」。
この事実を知ると、この映画の見え方が大きく変わります。
ポケモン映画制作はこういう演出が最高ですね。
それにしても、初代のポケットモンスター赤・緑・青の登場時は、全ポケモンが151匹とオーキド博士が断言していましたが、少年時代にその151匹以外にセレビィやスイクンたちに出会っています。
どういうカウントでの研究成果なのか、オーキド博士に聞いてみたいものです。
裏設定にも注目しながら、ぜひ観てみてくださいね。
★本作のサトシの”キミにきめた”手持ちポケモン情報★
ピカチュウ、ベイリーフ
今回はサトシのポケモンは2匹のみの登場でした。
★大好きなポケモンに例えると★
オーキド博士
少年時代の経験が今のポケモン博士の礎になる。
夢は大きく持って、ずっと大切にしたいと思えるエンディングに感動します。
不思議、体の痛いところ、全部なくなっちゃった
映画「劇場版 ポケットモンスター セレビィ 時を超えた遭遇」
(湯山邦彦監督)から。
伝説ポケモンや、レアなポケモンを捕まえて、高く売る悪人に対して、
「ポケモンは売り買いするもんじゃない」と叫ぶところから始まる。
ポケモンは、商品ではなく相棒、仲間という意識であり、
彼らと力を合わせて生きていく、そんな存在なのだから、
「人身売買」のようなマネはするな、と叫ぶ気持ちは理解できた。
気になったフレーズは、
「スイクンは、水をきれいにする力があるんでしょ?」
「(スイクン)、水をきれいにしてくれ」
この会話を耳にしたあとネットで調べたところ、
スイクンの特徴は「汚れた水を一瞬で清める力を持つ」ようだ。
スイクンがきれいにした湖に入ったところ
「不思議、体の痛いところ、全部なくなっちゃった」という台詞あり。
水をきれいにすることで、体調がよくなることを、
ポケモンの映画で再認識した。
体内の水分(血液も含め)が、汚れているか、きれいか、は、
7割くらい水分の人間にとって、とても大切なことなんだなぁ。
P.S.
ゲストは「佐野史郎さん」「藤井隆さん」「鈴木杏さん」
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