APE
劇場公開日:2000年11月4日
解説
青年の無意識が生んだAPEの暴走を描く短篇ドラマ。監督・脚本は、槌屋詩野。尚、本作は映画美学校の生徒によって製作された作品を特集した『1st Cut』のBプログラムの中で公開された。16ミリ。
2000年製作/32分/日本
配給:映画美学校
劇場公開日:2000年11月4日
ストーリー
職の見つからない隆哉は、飲み物を買う金にも事欠く始末。そんな彼の前に、突然、APEが現れ自動販売機を叩き飲み物を出してくれたばかりか、ビラ貼りの仕事まで紹介してくれる。ある夜、仕事中の隆哉の前に、チンピラに追われている水商売の女・香奈が現れる。再び出現したAPEによってチンピラは倒されるが、香奈にはAPEが見えないらしい。隆哉が助けてくれたのだと思い込んだ彼女は、追って来たもうひとりの男に拳銃で撃たれ怪我をした隆哉を連れて人里離れた廃墟に逃げのびる。一夜明けて、恋人気取りで隆哉を看病する香奈。そんな彼女をAPEが殺害した。静かな廃墟に、隆哉の高らかな笑い声が響く。