「「リング」に並ぶ元祖Jホラーの傑作が劇場で甦る 4Kでもノイズが残るビデオ画質のうさん臭さも魅力!」呪怨(2000) ITOYAさんの映画レビュー(感想・評価)
「リング」に並ぶ元祖Jホラーの傑作が劇場で甦る 4Kでもノイズが残るビデオ画質のうさん臭さも魅力!
すべてはここから始まった。
「リング」とならび称されるJホラーの傑作『呪怨』の、最も怖い第1作が25年の時を経て劇場に甦る!!
25年前の元祖事故物件ホラービデオ作品、
続編の『呪怨2・オリジナルビデオ版』とともにリリースされ、怖さは口コミで広がり映画『呪怨』『呪怨2』となり、サム・ライミ監督の目にとまり『THE JYUON/呪怨』としてハリウッドリメイク!
数々の作品が生まれたシリーズですが、最初は劇場映画ではなく、Vシネマとしてビデオオリジナルでのリリースでした。
最初『映画秘宝』の記事で、その怖さを訴える記事を多く見かけたので、借りて観たら、すごかった。
怖さは確実に「リング」を越えています。
今回、4K化されても元のビデオ画質の影響で、ブロック・ノイズでつぶれている部分もあり、それがかえってビデオ画像のうさん臭さが残っていて魅力でもあります。
呪われた家族の「例の家」を訪れた者に、次々と様々な形で呪いが広がっていくのが怖い!
この設定が新鮮。
何より、何も知らずに観たこの第一作で、初めて観た伽椰子の姿、しぐさの恐怖の表現はすごかった。
ほかにも様々な恐怖シーンの連続がうまい。
全体的に、怖い+微妙にいやーな感じのさじ加減が非常にうまくいっています。
俊雄くんや黒猫の使い方も怖い。
また、エピソードがいくつかに分かれていて、時系列が錯綜して描かれて、観ていくと、
「あー、ここでつながるのか」というのも構成が凝っていて面白い。
出演、栗山千明、三輪ひとみ、三輪明日香、洞口依子、Jホラーづいている柳ユーレイなどキャストもイイ。
監督・脚本:清水崇(輪廻)、監修:高橋洋(リング,女優霊)、プロデューサー:一瀬隆重(リング,犬神家の一族2006)と、今思うとこのジャンルでは最強の豪華メンバー。
『絶対に観るべしっ!!!』
いま改めて観ると、只々呪いに見舞われるだけで救いはないが、その後に続くJホラーのようなツッコミどころが気になるようなことが無くて、ストレスが無く観れることが何んと心地よいことか。
コメントありがとうございます😊
あの構成は絶妙でしたね!ジワジワ恐怖が積み重なっていく感じ…天才ですね。
実は「リング」が怖すぎてJホラーを遠ざけてました(笑)でも「あのこはだぁれ?」や「ドールハウス」を観て、大丈夫かも…?と思って本作にチャレンジ!……やっぱり怖すぎ……😭ヒー

