デジモンアドベンチャーのレビュー・感想・評価
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特撮に霊感を受けた世紀末アニメの傑作
TVアニメ『デジモンアドベンチャー』の劇場版第1作。監督は『時をかける少女』の細田守。
細田守のデジモンといえば第2作『ぼくらのウォーゲーム』ばかりが話題に上るが、本作もかなりの出来だ。
筋立ては至って単純。幼い太一とヒカリの前に突如として現れた「コロモン」を名乗るデジモンがみるみる巨大化し、深夜の光が丘団地で鳥型デジモン・パロットモンとプロレスを繰り広げるというもの。
とにかく構図とカット割りが気持ちいい。最終決戦のシーンでは、仰角を基調とした特撮的な構図で繰り広げられる巨大デジモン同士のプロレスの合間に団地のベランダからそれを観戦する子供たちのカットがインサートされ、緊張感に拍車がかかる。
ヒカリを背に乗せたコロモン(実際は進化後のアグモン)が煌々と輝く自販機を破壊するシーンや、練馬上空を飛ぶ飛行機の赤いライトめがけて火炎弾を放つシーンには、「平穏の中に蠢く不穏」という後の細田守作品にも通底するエッセンスが見え隠れしている。
コロモン(グレイモン)とパロットモンのプロレスは、TVアニメ版のようなファンタジックなバトルというよりも、現実物理に即した肉弾戦といったきらいが強い。中でもコロモンの鉤爪がパロットモンの下嘴を貫通するシーンは衝撃的だ。
終盤、パロットモンの攻撃を受けて気絶したコロモンをヒカリと太一が笛で声援を送るシーンでは、ヒカリが泣き出す様子が正面から捉えられる。落涙という現象に対する細田守のフェチズムの強さに若干引いてしまった。
やっぱり太一が好き
大好きを再確認
令和のデジモンアニメが始まりいつも楽しく見てるけど、本命はやっぱり平成のデジモン!
なので、こちらの映画も懐かしい思いで鑑賞。
細田さんらしい演出でワクワク感が半端じゃない。
子どもたちだけが顔がうつるから子どもだけの特別感を感じる。光が丘団地の事件が"選ばれし子どもたち"に繋がると思うと、伏線のはりかたが見事!
当時は何も考えずに観ていたけど今観て、あ、これ伏線だったんだ…と気づいた
そしてなんたって太一とヒカリとコロモンの可愛さといったら…😭❤❤❤
これ観て1話戻ると、コロモンずうっと待ってたんだねって涙が出る😭
懐かしい気分とワクワク気分と大好きを再確認できました。
細田守のデジモンは最高やで!
これは怪獣映画だ!
「デジモンアドベンチャー」劇場版シリーズ第1作。
レンタルDVDで鑑賞。
幼稚園の年中のときがテレビシリーズ本放送だったので殆ど記憶には残っていませんでしたが、最近デジモン好きの友達が出来て、話を聴いている内に久しぶりに観たくなり、今さらテレビシリーズは分量多いなと思って本作を手に取りました。
細田守が監督やん、とめちゃくちゃ驚きました(笑) 「時をかける少女」が初監督作だとばかり思っていたので…。この頃からすでに細田テイストはあったんだなぁ、と…。ここから徐々に今のスタイルが確立されていくわけですなぁ…。
細かい設定は忘れましたが、アグモンってこんなにでかくなかったよなぁ、なんて思いながら観ていると、インコみたいなデジモンが出現し、アグモンがグレイモンに進化。ここからの展開は「さながら怪獣映画やないか!」と興奮が止まりませんでした。団地で繰り広げられる戦いは獰猛な獣同士の壮絶さがあり、私の知っているデジモンとは少々毛色が違うなと思いました。テレビシリーズの前日譚の形を取ったパイロット版だったことを後に知り、納得しました(笑)
圧巻の構成
マンション街の描写が印象的!!
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