ガメラ3 邪神(イリス)覚醒のレビュー・感想・評価
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女性たちと怪獣
昭和ガメラシリーズから
ガメラの再生能力の高さや
正義の味方のようなイメージを
受け継いでいます。
平成ガメラシリーズの三作目は、
美女が沢山登場する怪獣映画です。
人と怪獣の絆が描かれています。
ガメラを恨む比良坂綾奈(前田愛)に
スポットが当たります。
比良坂綾奈の4年前を演じたのは
前田愛さんの妹である前田亜季さんでした。
シリーズが今作で最後なのが残念です。
中山美穂さんの妹である中山忍さんや
藤谷文子さんといったガメラ擁護側の
メイン女性陣と怪獣ガメラの
今後の展開をもっと観たかったです。
子ども向けにしては
ホラー要素がありました。
少しだけ出演した仲間由紀恵さんの
最後の姿が印象に残ります。
ガメラのデザインが少し変わっていま…続きを読む
イリス、暑いよ・・
今回の新機軸はエロ。いかにも事後を思わせる描写や尻軽仲間由紀恵とか色々有りますが、いずれも残念! 胸を緩めて勾玉を見せる時ブラ位・・雨に濡れて浮かび上がるスク水、駄目だ・・。
ギャオス肉塊に押し潰される! 京都駅構内での闘い! 片腕ガーディアン!! 燃えるシーンも多かった。
でもあの伝来の剣、あれは自分を傷つけて正気を取り戻す為のモノだったの?
平成三部作を見直して③ ギャオスが進化したイリス?
今回、平成ガメラシリーズ3作続けて見直しました。新たな発見とか、当時とは違う思いがあってメチャ面白かった。
さて、「ガメラ3」なんですが、これもまた非情に面白い!
一応、「1」・「2」・「3」と続いた話では有りますが、これは明らかに「1」の続編。4年後ということで話が進んでいきます。
とは言え、「2」の最後で水野さんが言ったガメラは地球を守るって言葉が鍵になっている気もする。
「1」からの続演ということで、中山忍さんなんですが、「1」ではパンツばっかりだったのが、「2」の水野美紀さんに影響されてか、本作ではスカート姿で登場し、見事な脚線美を披露してくれています。嬉しい限りです。
この人も可愛らしい魅力的な女性なんですが、最近はどこへいっちゃったんでしょうね?
この作品の特筆すべき点はやはりあの京都駅での戦闘シーンではないでしょうか。当時完成したばかりの京都駅が二大怪獣によって破壊されていく様は怪獣映画史に残る名シーンだと思います。崩れ落ちる鉄骨、降り注ぐガラス片。ミニチュアの出来も最高ですし、自らの腕を切り落とすガメラなど、壮絶な戦いにドキドキしちゃいました。まさに平成ガメラシリーズ万歳です!(新怪獣イリスのデザインも秀逸でした)
ドラマ面でもこの作品はちょっと変わった話で面白いと思います。人類の味方と言われているガメラであっても、憎しみの対象になりうるというヒーローの反面(悲しい現実とでもいいましょうか)に触れている。
巨大生物同士の戦いは、まさに戦場であり、怪獣災害に巻き込まれて不幸になる人は必ず存在することを明示しているような・・・
ラストも意味深なシーンで終わりますが、(トトに続いていた?)ぜひガメラシリーズの復活も熱望しています。ゴジラとの対決なんていうのがスクリーンで見れたら最高なんですが・・・
ガメラは人類の味方ではない
ガメラ2の最後で「ガメラは地球の味方であって人類の見方とは限らない」という内容の会話をするのですが、本作はまさにそれを発展させたかのようなストーリー。
主人公にあたる少女はガメラに両親を殺されており、ガメラを憎んでいる。
そしてイリスという謎の生物と交信しガメラと戦っていく。
視聴者からしたらガメラを応援していいのか、イリスを応援していいのか分かりません。
しかしこの映画の最大の魅力はそこだと思います。
これは同じ巨大怪獣映画のトップ作品「ゴジラ」にはなかったストーリーラインです。
是非見たことない人はご覧ください。名作です。
登場人物が増えた事で1作目同様、各々の言動にチグハグ感が出てしまっ...
登場人物が増えた事で1作目同様、各々の言動にチグハグ感が出てしまって残念な作品になってしまっている。どう動かしてよいのか何をさせればよいのか分からないのなら無理をしてキャラを生み出す必要は無いんじゃないですかね?
京都駅の破壊シーンやギャオスの造形など1作目から格段に技術が上がっているのは素晴らしかった。
スピ要素が強過ぎて好きになれない
『ガメラ2』では「我が名はレギオン。我々は、大勢であるがゆえに」と一節を引いて神話世界とのつながりを感じさせたが、本作でイリスはモロに日本の「神話感」の剽窃(改変)を行ない、妙にスピリチュアルな感じになっていて、違和感がある、というか気持ち悪さを感じる。諸星大二郎のマンガなら許せるのだが、実写映画でこれやるとウワァとなる。イリスの幼体に可愛さを感じる少女って、どうなの? あのヌメヌメして長い首で触手が何本もあるアレに…。その辺がどうにも説得力がないんだよな。
レギオンとの対戦で世界中の「マナ(という超自然エネルギーらしい)」をガメラが大量消費したせいで、日本にギャオスが出現しやすくなったと説明されてるが、レギオンを倒すためにそんな大量のエネルギーを消費したのかよ。確かに絵面としてあのエネルギー集中感は面白かったけど、アレ1匹のためにエネルギー使い過ぎじゃないか。そりゃ確かにガメラが悪い(笑)。ていうかマナのエネルギーって全然大したもんじゃないんじゃないか。いっそカミナリでも利用した方が早いのではないか。…きっと柳田理科雄もそういうはず。
毎度登場の自衛隊だが、相変わらず戦力の逐次投入のクセが治らないようで、村を半壊させたヤバイ生き物が確認されたというのに、しかもギャオスもガメラもいる世界なのに、一個小隊の派遣で済ませようとするから、京都への侵入を許すことに…。
イリスと精神接続された比良坂綾奈の首に、だいぶ最後の方までイリスの勾玉がぶら下がっているが、もっと早くむしり取ってやる大人はいなかったのか。で、実際にそれをやるのは「日本の根幹に関わる」という意味深な女(巫女らしい・演=山咲千里で正体不明感は絶大)で、イリスの前でむしり取った勾玉を見せつけるのだが、なんか反応はイマイチ。そもそも、古代人はイリスに何をさせたかったのか、という疑問だけが残る。仮にヤマタノオロチ的なものを退治しきれず鎮め石で封印した(つまりイリスは作られたものではない)と考えるには、中学生がお遊びで風穴に侵入し鎮め石を退けた(ここにはアーサー王とエクスカリバーのエピソードが使われている)程度で復活してしまう。おまけにイリスを退治するとされる剣も用意されているのだが、たいした役には立たず…。本当にいったい何がしたかったんだ古代人。
平成ガメラ3作を通して思うことだが、ガメラと対戦相手の戦いの様相がいまひとつ明瞭でなく、たぶんこうなんじゃないかと考えながら形勢を見ることになって、緊迫感が薄い。派手に炎の上がる場面が多いのだが、そこまで広範囲かつ大規模に爆発なり延焼が起る元になる戦いがあったとは考えにくい場合がよくある。派手でいいのだろうが、そりゃあガメラだとしても人間を敵にまわすだろうよ、と思いたくもなる。
平成ガメラ3作品を通して観ると、こうした非現実的な作為が重要となる作品は、時代の風雪にさらされやすいことを感じる。ある時代にはごく自然に受け入れられていた価値が、明らかに異質なものに思われる。当時は面白いと思っていたはずなのに、すごく違和感があるものになっている。時代ではなく自分の解像度が上がったからなのかもしれない。
怪獣を現実世界に現出させるという行為は、それだけ難しいことなのだろうと思う。
平成3部作のトリを務める素晴らしいラスト
素晴らしい。
この3部作は本当に素晴らしい。
本作品がラストとしてふさわしい作品と思う。
何故怪獣が現れたのかを問う一作目
ガメラは何を守るのかを問う二作目
どうして怪獣がつくられたのかを問う三作目
よく出来ていると思う。
本当は5点あげたいけど、イリスのデザインが好きになれなくて減点。
もういちど教えてほしい‼️
とにかくこの作品は冒頭からして只事ではない‼️フィリピンの山村でギャオスの調査をする中山忍さんの長峰、海溝に存在するガメラの墓場、一作目のギャオスとの戦闘で犠牲になった本作のヒロイン・綾奈の家族、綾奈の引越し先の地域に伝わる伝説の神獣などなど。ギャオスの大量発生による世紀末的世界と、古くから伝わる古の神話的世界が融合、これに綾奈のガメラに対する怨念が加わった黙示録の世界‼️渋谷でのガメラ対ギャオスの戦いのシーンは、もはや伝説の域に達してますよね‼️ガメラの着地によって吹き飛ばされる人々、ガメラのプラズマ火球で炎に包まれる人々、怪獣同士の激突に巻き込まれる人々のカタストロフ描写を、こんなに生々しく描いた作品は他にありません‼️ホント凄すぎ‼️加えてガメラ&イリス&戦闘機による雲海の大空中戦は、イリスのフォルムも含めて凄まじくも美しいシーン‼️そして神社仏閣や京都駅を破壊しなが…続きを読む
息を呑むほどの特撮となんとも言えない脚本
三部作の中だと一番下かな?スパイダーマン3とかダークナイトライジング(ダークナイトが凄すぎるだけ)を観た時と似た気分、やっぱり三作品作るとなると息が続かなくなるのかな?
【”勾玉。ガメラを憎む少女が育ててしまったモノ、そして融合。”第一作とのリンクも見事なシリーズ最終章。“シン・ガメラ”は希望しない。この三部作より面白いモノが出来るかどうか、不安を感じるからである。】
ー 今作は、怪獣ものあるあるの、“ところで、あの破戒されちゃったビルに居る人たちは大丈夫なの?”という至極当たり前だが、余りキチンと描かれて来なかった点に着目している点が斬新である。-
■世界中で大量同時発生した殺りく生命体・ギャオスが東京・渋谷上空に再び出現。
これを追ってガメラも飛来。2大怪獣の激突で渋谷界隈は壊滅状態に。
その頃、4年前のガメラとギャオスの戦いで両親を失った少女・綾奈は、謎の生物を奈良山中の祠の中で発見し、育て始める。
◆感想
・東京・渋谷と、奈良山中という全くかけ離れたところで、同時進行で物語が進む。
・そして、最初に記載したが”4年前のガメラとギャオスの戦いで両親を失った少女・綾奈”はガメラのせいで両親が死んだ事で、ガメラを憎みながら奈良で慣れない生活を送っているのである。
ー この点を…続きを読む
怪獣の間接被害者がテーマ、目の付け所はなるほどなのだが、この人間パ...
怪獣の間接被害者がテーマ、目の付け所はなるほどなのだが、この人間パートがなぜか今ひとつ乗れなかった。美少女趣味に走りすぎたか(笑)仲間ちゃん(笑笑)こいつ、いらんやろ的人物も多い。
怪獣の造形は良し、エヴァの使徒みたい。
平成ガメラ、どれもなかなか面白かった。令和ガメラはできないかな。
BS12
新幹線で京都駅通過の際に見るたび思い出す。
ガメラが出来たて早々にぶっ壊した変な建物…。
1999年劇場公開時鑑賞。渋谷に観に行けばよかったかなと後悔したものでした。これまで詳しくは描かれなかったようなことをメインに据えて、変わらずリアル志向なので、観ててつらいこともあった。そしてガメラの背中にグッとくる。
中山忍さん再登場も嬉しかったし、蛍雪次朗さんどこかなと待つのも恒例のお楽しみだった。
平成ガメラシリーズのクオリティを高く保ちながら締めくくり、現代の日本の特撮映画の石礎になった超重要作品です
1999年3月6日公開
夜の渋谷でのガメラとギャオスの戦いのもの凄さは日本特撮映画史上屈指の名シーンです
26年も昔の作品なのにこれを超えるものはいくつもありません
最高峰の一つに挙げられるものでしょう
そして終盤の京都駅のガラス天井のコンコースの大空間でのイリスとガメラの戦いも度肝を抜く素晴らしさです
これもまた渋谷のシーンと並ぶものです
火の海になる京都駅南側の市街、炎の影に見える東寺の五重塔の美しさも忘れられないもので日本の特撮映画の至宝のシーンです
確かに、現代のCGやデジタル合成の技術は、本作の時代から遥かに進歩しています
平成ガメラの第1作ではミニチュアワークと従来の光学合成が主体でした第2作ではそれにCGとデジタル合成が部分的に取り入れられて効果を挙げていました
そして本作では、CGとデジタル合成が…続きを読む
素晴らしい! やはり、俺は、樋口監督の特撮が大好きだ!!
1999赤道付近、長峰真弓(中山忍)が訪れていたのはある島。そこには、ギャオスの死体が。
日本最南端の沖之鳥島では、深海探査機 "かいこう" が、深い海の底で見たものは、不自然に隆起した海底。離れて見たそれは・・・ガメラ!数多くのガメラの死体がそこに。ガメラとギャオスの存在、それと戦う人間、という図式が当たり前になっている世界を、ニュースが伝える
中山さん(忍)、相変わらず可愛い! 冒頭シーンでは、少しだけうまくなったと感心。しかし、大迫力(蛍雪次郎)との出会いでは、あっというまに下手な中山さんに逆戻りだ。さらに後半で、中山さんと藤谷さんが揃う! このふたりが揃うと、やはりすごい。少し上手になったと思った中山さんも、藤谷さんにあっというまに巻き込まれ、棒読みのオンパレード。 しかし、だんだん「この素人感こそが "ガメラシリーズ" なんじゃないの?」 とさえ思えてくるから…続きを読む
怪獣映画が触れてこなかった部分に食い込む
人類の味方の様に扱われているガメラ、そしてガメラとその他の怪獣による破壊による犠牲になった家族の苦悩とガメラが怪獣を倒した結果だけ受け止めている第三者との違い。
あれだけの重量のモノが暴れれば街はこうなる…と言う具体例を冒頭からはっきり見せる。
ガメラからすれば善も悪もない。
人間が虫を蹴散らすのと変わりない。
渋谷に彷徨いてる人間たちが初っぱな15000人程犠牲になっている。
ギャオスの墜落、ガメラの着陸、ギャオスへの止めの火炎弾攻撃…短時間で避難できる筈もない。
大抵の怪獣映画は僅かな人(主役たち)を残して避難が出来てしまうので、この取り上げかたは無かった。
この世界は当たり前に怪獣の存在を認知しており、実際に退治することも出来ておらず、ギャオスを倒すこともレギオンに対抗することも出来ていない為、地震や津波、台風等の自然災害以上の怪獣を始末してくれるガメラを自然災害と同様に仕方のないものとして受け入れつつ(作中では巨大生物災害としている)、その突然起こる災害に恐怖を感じている社会情勢になっている。
超自然的な力にも理解が及んでいて、勾玉でガメラと交信する等という事が理解されている。
世界にはマナと言うものがあり…と、このガメラワールドでのオカルティックな事象を理解させようと作中に繰り返される説明的な芝居がちょっとくどい気がする。
この作品は怪獣映画だが視点を変えて作ったが故に、元来ライトユーザーに支えられていた筈の怪獣映画の圧倒的支持を得られなかったのだと思う。
毎年製作出来るものじゃないし、間も空く。
映画をライフワークとして観ている人間よりも、そのタイミングで観たい作品を選んでいる人が多いから、ライトユーザーの望む怪獣映画と今作のガメラは合致しなかったと思う。
ただ何作品もあったからこそ、その中で毛色の違う作品を作れたのだが、評価したのは濃いファンのみだったと思う。
平成ガメラシリーズ時代にはエヴァンゲリオンの人気からこういった作品への理解や考証が進み、ファンの層や感覚も変わっていった。
今観たら、もっと理解を得られる作品だと思う。
個人的に自分に酔っているような演技の前田愛は好きになれなかった。
逆に「ガメラ大怪獣空中決戦」の時の藤谷文子を何かイヤだと嫌っていたのに、今作で観るとこなれてきて、良い感じに思ったりした。
良くも悪くも物事や人は変わっていくものなのだなぁ。
女性キャンパー役で仲間由紀恵がイリスに襲われてたのに驚いた。当時は仲間由紀恵を全く知らなかったから記憶に残って無かった。
イリス(最終形態?)の造形には若干のチープさを感じたが…
平成ガメラ3部作の完結編。
ガメラに親を殺された過去を持つ少女、綾奈の復讐心が人類を破滅の危機に追いやる。
今までどこかヒーロー的存在だったガメラを、心の底から憎む相手が現れた今作。
渋谷での戦いをはじめ、完結編にふさわしいスケールの戦闘シーンの数々には拍手を送りたい。
前2作でガメラによる死傷者がピックアップされていなかった分、人がバッタバッタと死んでいくのが印象的だった。
そりゃいくらガメラでも、あの巨体なら人を殺しちゃうこともあったでしょう。
ただ、ガメラを憎んでいる綾奈がちょっとウザくて…
両親を殺された怒りや悲しみは計り知れないけれど、仇取りたいがためによく正体のわからない生き物を蘇らせちゃうのはなぁ。まあ、でも元はといえばあのいじめっ子たちだけど。
ガメラは人の味方なのか?地球の味方なのか?
ガメラに助けられれば援護するし、人間に危害を加えればすぐ攻撃する。
自分たちのエゴでガメラを利用し、評価を変える人間たち。
自然や生物に対する人間の非道への批判のように思えました。
こうやって観終わると、何故2は少しテイストが違ったんだろうと不思議に思いました。
もちろん個々でそれぞれの魅力はあるので、それぞれを比較して優劣をつけることはできませんが、個人的には、一番好きな1の時同様、神話や科学的な内容が絡んでくる今作は戻ってきてくれた感があって、とてもワクワク嬉しかったです。
令和ガメラを観てみたい!
ガメラは戦い続ける的なラストでもあったし、4K版が劇場公開もされているようなので、是非前向きに検討お願いしたい!
↓以下 自由記述欄(ほぼキャストについて)
・オープニングの「だったらここは ガメラの墓場」ハモりました。
・仲間由紀恵の無駄遣い。
とにかく罪なき人々殺すのやめい。
・前作で殉職を遂げた田口トモロヲさん、この短期間に生まれ変わって医師になったようです(良かった)。
・螢雪次朗さん、前作のビール会社では気づかなかったけれど、今回は分かりました。
今シリーズの男優MVP。
・綾奈役の前田愛さんは前田亜季さんのお姉さんなんですね。
今回、回想シーンで出演されていたということは、前作の仙台の少女とは無関係ってことですかね。
・やっぱりどこか悪役っぽくてどこか憎めない手塚とおるさん。
「怖い、怖いぜ、やっぱり、うあぁぁぁあ!」
あの最期は切ない…けど笑ってしまう。
・心臓マッサージのテンポがおかしい。
なんで一拍置くの?アンパンマンマーチのリズムじゃないの?
そこは人の命が絡んでくるところだからしっかりしようよ。
・今シリーズの女優MVP藤谷文子さん。
結局毎回彼女が持っていってしまう、最高でした。
彼女について調べていて知ったんですが、藤谷さんって
スティーヴン・セガールの娘さんなんですね!
これって結構常識なんでしょうか⁉︎
びっくりしました。
影の主人公は蛍雪次朗だと思う
赤道直下でギャオスが復活?!中山忍も復活?!といった序盤の流れ。沖ノ鳥島近くの海底でガメラの墓場を発見したという設定も面白い。ガメラと心を通じ合った草薙浅黄(藤谷文子)は3作すべてに登場するが、2作目で勾玉が壊れたために今回は脇役。前田愛演ずる比良坂綾奈が両親をガメラに殺された復讐心によってイリスを復活させてしまう。
今作は怪獣が中心というよりも人間の物語がメインになってる気がするし、金子監督の美少女好きが炸裂した感がある。そんな中、女性キャンパーの仲間由紀恵なんて一瞬の登場でミイラにされているし・・・
怪獣による被害は相当なもの。今作では渋谷、京都が大惨事。ガメラが人類の味方とか考えていても、それによって亡くなった人も多いはずで、そこをストーリーに見事に取り入れていた。ギャオスの遺伝子をも持つイリス。全人類の人口削減だとか、歴史を作り直そうとするイリスは神のような存在か?と、古代中国の霊獣にも言及し、玄武(カメ)対朱雀(鳳凰)の予感さえ持たせてくれる。ただ、朝倉(山咲千里)の扱いが“巫女”というだけで、雑だったような気もする。
終盤の京都駅のミニチュアは凄い!あれだけ細かいガラスの天井が破壊されていくのは圧巻のひとこと。派手な造型と神々しさを兼ね備えたイリスも凄いとは思うけど、触手にはちょっと違和感があった。そして、ラストは虚しささえ残る、夥しい数のギャオスの日本攻撃・・・どうなるんや!
災厄としてのガメラ
ずっと評判は聞いていたのだけど、劇場では初見。4K化の効果ははっきり。ドルビーシネマの大画面もあり、渋谷の戦いも夜間の格闘となった京都のシーンも大迫力で観ることが出来た。
平成ガメラシリーズが取り組んできた「災厄としてのガメラ」を極限まで表現しており、ストーリーもそれに沿ったものになっておりまとまりが良い。
格闘シーンでは常に「怪獣プロレス」になってしまわないよう注意深く人間の目線から見上げる構図を保ち、その延長線上でガメラの炎に人々が吹き飛ばされる。
ミニチュア特撮のシーンでも必ず近景に人物を配置するなど、丁寧に作られていることがよく分かる。
ゴジラ初作、シン・ゴジラに並ぶ日本怪獣映画史上の傑作。
面白い、けど・・・(ドルビーシネマ版最高でした!)
前作、前々作を遥かに超える圧倒的クオリティの特撮
渋谷駅の崩壊、京都駅の爆発は正に本物と見紛うばかり
イリスの空中浮遊のCGもオーパーツと称されるほどの出来・・・
・・・なのですが
シナリオの出来が・・・
や、他のそれと比較すればそれなりに面白いのです、が・・・
「蛇足」とも取れる綾奈とガメラの因縁
憶測を交わらせるしかないキャラの顛末
やや唐突な終末思想
何故ガメラは綾奈を助けた?
等・・・
まだまだ上げるとキリが無いですが
要するにこの映画はシナリオがあまり上手くない(と思う)のです(もしかしたら私の好みもあるかもしれませんけど)
ただ、最終作且つダークファンタジーを描くなら致し方無いのかな・・・
ただ、映像美は前2作ひいてはこれまでの特撮ドラマを上回る出来です
九州でも上映するらしいので、観に行く予定ですが・・・いつになるかなあ?
追記
5月中旬より各地で上映が始まりましたので、私も観に行きました
お話の方は先に述べたので割愛しますが、音響と映像が素晴らしかったですね
「3」は前2作と比べて夜のシーン(色彩が暗い)シーンが多いので映画のスクリーンと
かみ合わせが悪い(らしい)のですが
ドルビーシネマのくっきりとした陰影と圧倒的な闇の濃さの描写がとても良く活かされてたと
思います
また優秀な立体音響も申し分なく、中盤の渋谷壊滅・クライマックスの京都駅の決戦の
没入感がものすごかったですね
「アトラクション的・・・」な側面で見れば4DX顔負けでしょう
余談ですがパンフレットにはこれらについて作り手の方々の裏話が載ってました
少々お高いですが買って損は無いでしょう
総じて、現在公開中のドルシネ版はファンなら確実に満足するでしょう
ご鑑賞の際は感染防止対策の徹底を
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