ロリータ

劇場公開日:

解説

中年の仏文学者が12歳の娘を愛するあまり義理の父となり、ふたりで放浪する様を描いたインモラルな愛のドラマ。原作はロリータ・コンプレックスという言葉を生んだウラディーミル・ナボコフの同名小説。62年にスタンリー・キューブリック監督、ピーター・セラーズ、スー・リオン主演による映画化に続く、2度めの映画化。米国では1年半の間公開が見送られていたが、98年秋に小規模公開された。監督は「危険な情事」「幸福の条件」のエイドリアン・ライン。脚本は『ザ・ニューヨーカー』や『ヴァニティ・フェア』誌で活躍するジャーナリストで、これが初の映画脚本となるスティーヴン・シフ。製作は「スターゲイト」のマリオ・カサールとジョエル・B・マイケルズ。撮影はハワード・アサートン。音楽は「Uターン」のエンニオ・モリコーネ。美術はジョン・ハットマン。編集はジュリー・モンローとデイヴィッド・ブレナー。衣裳は「プラクティカル・マジック」のジュディアナ・マコフスキー。出演は「仮面の男」のジェレミー・アイアンズ、これが映画デビューとなり、本作のあと「フェイス/オフ」に出演したドミニク・スウェイン(撮影時は15歳)、「疑惑の幻影」のメラニー・グリフィス、「エディー 勝利の天使」のフランク・ランジェラほか。

1999年製作/138分/アメリカ
原題または英題:Lorita
配給:東宝東和配給(東宝東和=ポニーキャニオン提供)
劇場公開日:1999年5月1日

ストーリー

ハンバート・ハンバート(ジェレミー・アイアンズ)は13歳の時、一つ下のアナベルという少女と激しい恋に落ちるが、一年後、彼女は発疹チフスで死んでしまう。この時のショックはまだ幼かったハンバートの心を苦しめ、やがて青年へと成長しても彼の心は少年であり続け、永遠にアナベルの虜となっていた。47年、中年の仏文学者となった彼は、教授の職を得て米国に渡る。ニュー・イングランドの小さな町に来た彼は、シャルロット(メラニー・グリフィス)という未亡人の家に下宿する。ひなびた田舎町で鬱々とした日々を送る彼女は浮き立つが、しかしハンバートは彼女の12歳になる娘ロリータ(ドミニク・スウェイン)に釘付けになる。ロリータこそ自分の夢であり、アナベルの再来だった。シャルロットととりあえず結婚をしてロリータの義父になった彼は少年のようにロリータに言い寄り、彼女の心を掴む。ある日、夫の不義理を知ったシャルロットは逆上し、自宅の前で不慮の事故死を遂げる。ハンバートは、ロリータに母の死を告げるべく、サマー・キャンプに出掛けた彼女の元に急ぐ。そして身寄りのなくなった彼女を連れ、アメリカ放浪の旅に出たふたりは、倒錯的なセックスに溺れる。やがてキルティ(フランク・ランジェラ)という男と出会ったロリータは妊娠してしまう。彼女を奪われたハンバートはキルティに復讐を遂げるが、彼は全てを失ったのだった。

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映画レビュー

3.0残念ながら良さがわかりませんでした。

2022年10月3日
iPhoneアプリから投稿

もっと儚げな禁断の愛を描いた作品だと勝手に思い込んでいましたが、あまり儚げな感じはありませんでしたし、禁断の愛というより、これは中年男性が一方的に少女に恋をしてしまったお話だったんですね。

中年男性の悲哀感はよく出ていたと思うのですが、原作も未読ですし、キューブリック版も観た事無いのですが、ロリータはメラニー・グリフィスが演じたこの作品と同じ感じなんでしょうか?

天真爛漫と言うより、知的障害があるか精神的に病んでいるように見えてしまったのですよね。

確かに容姿は魅力的なんでしょうが、14才にしては日常的な行動はかなり幼いですよね。

それに比べ男女間のやり取りはニンフォマニアのようでしたが、このギャップが良いのでしょうか?

いまいちロリータの魅力が分からなかったために作品にのめり込めず、その点が残念でした。

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刺繍屋

3.5再鑑賞はないかな…

2022年9月8日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD
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みきねこ

4.5めっちゃ好き

2021年1月26日
iPhoneアプリから投稿

悲しい

萌える

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palepurple

3.5結局2人の関係はあったのか?

2020年2月15日
iPhoneアプリから投稿

見せないで想像させる奥深さと歪んだ関係がねっとりと繰り広げられるストーリー。人間の見えない陰の部分を自覚させられて、意外と良かった。

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Miya-n