劇場公開日 1998年1月31日

「リング 〜事故か! 変死か! 4つの命を奪う少女の怨念〜」リング HILOさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0リング 〜事故か! 変死か! 4つの命を奪う少女の怨念〜

2023年7月1日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル、DVD/BD、TV地上波、VOD

『リング 〜事故か! 変死か! 4つの命を奪う少女の怨念〜』1995年8月11日、フジテレビ系「金曜エンタテイメント」の枠で2時間スペシャルドラマOA。
当時は無名の高橋克典主演(トメは原田芳雄)。作品も無名だし俳優も無名だしまるで世にも奇妙な物語のようなインディーズ系の作品。無名過ぎて全スタッフがいじる気にもなれずに、それが皮肉にも原作に忠実なドラマ化となった作品。夏休みだしお化け屋敷感覚で怖い話をやれば少しは視聴率が稼げるだろう、当時はそんな感覚だったに違いない。

ハリウッドが認めたJ-ホラー『呪怨』。 そしてハリウッドデビューで世界が認めた清水崇。 上記の記録も結局は『リング』というパイオニアがあってこそだろうな。 上映から数年間は『リング』ブームで、 『バイオハザード』公開後の『ゾンビ』ブームのような感じだった。 丁度『ゾンビ』の大量生産のような感じで『リング』が一世風靡した。 ただのホラーがそこまでスポットライトを浴びるのは異例である。 それだけ『リング』の勢いは凄かった(実際たまに見ると結構怖い)。 最近はゾンビブームに押されて少し落ち着いた感じだが、 日本のホラーセンスはハリウッドにも充分に通用する (但しハリウッドを意識しないという前提だが)。清水崇にリメイクしてほしいと切に願う(映画版リングは中田秀夫監督作品で最初の映像化となったドラマ版は瀧川治水監督作品)。

HILO