ニホンザル モズ 26年の生涯
劇場公開日:1998年12月24日
解説
地獄谷猿公苑に集う一頭のメスザルの生涯を、都合19年間にも渡って追い続けた記録映画。演出を担当したのは群像社を率いる「」の岩崎雅典。モズを中心としたサルたちを、人間と同じく尊厳をもって描いた力作。16ミリ。
1998年製作/52分/日本
劇場公開日:1998年12月24日
ストーリー
1971年、志賀高原で生まれたメスザルのモズ。生まれながらにして四肢に障害をもっており、そういったサルは通常、短命に終わることが多い。しかしモズは若くして子供を生み、人間でいうならば50才になろうかという年齢で、またもや出産を経験する。そういった長生きの要因はモズの母親が彼女を大事に育てたからで、地面を這いながらも母親と同じように大事に子供達を育てていくモズの姿に、母親の逞しさが見てとれる。年老いて、大家族に美馬もらえながらの毎日。だが、1997年に家族が中国の動物園に送られてしまい、身体を壊しがちだったモズは同年の7月に息を引き取ってしまう。