「やっぱりイギリス映画ってやってくれるよな、と思わせる伝説のカルトホラー。『ミッドサマー』が影響されたってわかるわ(ラストの衝撃度と伏線回収の上手さは此方が上)」ウィッカーマン(1997) もーさんさんの映画レビュー(感想・評価)
やっぱりイギリス映画ってやってくれるよな、と思わせる伝説のカルトホラー。『ミッドサマー』が影響されたってわかるわ(ラストの衝撃度と伏線回収の上手さは此方が上)
①伝説のカルトムービーだと言うことは知っていましたが、『ミッドサマー』がこの映画に影響を受けている事は恥ずかしながら知りませんでした。ある方のレビューを読んで“これは観なくちゃ”とU-NEXTで早速鑑賞。②先ずは映画が始まって題名が『Anthony Schaffe’s The Wicker Man』と出て“えっ、嘘⁉️”とビックリ。でもその後のクレジットでしっかり脚本:アンソニー・シェーファーと出ていたので否が応でも期待度アップ。何故なら大好きなヒッチコックの『フレンジー』の脚色を手掛けていたり、これまた大好きなアガサの『ナイルに死す』を上手に脚色してくれていたり(勿論1978年版『ナイル殺人事件』の方です。恥ずかしながら『探偵(スルース)』は未だ観ていません。)で信頼度は十分。③ミステリーの本場イギリスらしく、最初は一人の少女が行方不明になったという匿名の投書を受けて本土から来た巡査部長のヒアリングに対して少女の母親も含め島民がみんな知らぬ存ぜぬでの(でも曰くありげ)如何にもミステリアスな出だし。ところが、巡査部長が投宿先のパブに到着すると、いい歳のオッサン連中がのどかなスコットランド民謡(フォークソング)みたいなリズムに乗せてかなり卑猥な内容の唄をみんなで楽しく歌っていて、早速「なんじゃこりゃ?」と思わせてくれる。巡査部長も同じように思ったのかパブの外に出て散歩していると草むらのあちこち(しかもお互いの距離が近い)でカップルが盛んにまぐわっております。「どんなとこやねん」とほうほうの態でパブに戻った巡査部長、「もう寝る」と自分の部屋に上がって寝ておりますと、今度は隣の部屋でパブの主人の娘(ブリック・エクランド)が全裸で壁を叩いて回るという痴態を披露。
小生のレビューに共感とコメントありがとうございました!
あちらにも書いたのですが、自分のレビューが鑑賞のきっかけになったというのはものすごく光栄です。
私は逆にfinal cut版しか観ていないもので、U-NEXT版との違いは残念ながら存じませんが、機会があったらぜひfinal cut版をご鑑賞いただきたいです!