映画ドラえもん のび太とブリキの迷宮のレビュー・感想・評価
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迷路要る??
やりたいことが散逸している印象が強い一作だった。ドラえもん不在の中、のび太たちだけで冒険を進めていくといういくらでも面白く脚色できそうなプロットにもかかわらず印象が薄い。
ブリキ仕掛けのブリキンホテルの雰囲気は見事なもので、底抜けの爽やかな青空と周囲の無人ぶりが不穏な先行きをありありと予感させる。
中盤でのび太たちが迷い込む攻略不可能の地下迷路・ラビリンスも仰々しく登場する割に結局どういう意味があったのかわからない。ロボット軍の侵攻からガリオン侯爵が自身の研究を保護したかったというのはわかるが、だからといってこんな難しい迷路を用意する必要があるのか…結局破壊されるし…
スペアポケットを逆流することで行方不明になっていたドラえもんを発見するという逆転の発想には膝を打ったものの、じゃあ最初からやれよ…と言いたくもなってしまう。しかしまあミニドラが可愛かったからいいか。
ロボット兵に扮しながら孤軍奮闘を繰り広げるジャイアンとスネ夫が本作のMVPではないだろうか。
作品全体のメッセージとしては「機械に頼りすぎるな」ということなんだろうけど、ロボット軍の侵攻というモチーフは『鉄人兵団』がきわめて高いレベルで実現してしまったし、ドラえもんの故障=不在というトピックも前作『雲の王国』で散々見ているので満足感は少ない。
というか『雲の王国』において天上世界で半分故障したドラえもんを介護するかのように雲の王国まで導こうとするのび太の慈愛を目の当たりにして、今更「機械(=ドラえもん)に頼りすぎてはいけない」などと宣言されたところでインパクトがない。
普段子供向けアニメなのに劇場版になるとガラッと変わる
何度見たかわからん。
ぞっとする系ドラえもん劇場版。
不気味さがたまらんくない?
いーとーまきまきなんて
この映画で知ったわ多分。
目がいってるウサギみたいのがまた…。
不気味さを際立ててるんや…。
少し教訓作品。
16.4.4
いろんな意味でよくわからない謎の作品
なんとなく、西洋のおとぎ話とでもいうか不思議の国のアリスとでもいうか、そんなモチーフなんだろうけど、正直つかめない。原作者オリジナルの中では世界観が一番よくわからない笑
タイトルの通り、「ブリキの迷宮」にみんなで迷い込むという内容でもないし。なぜか、異星のお話になる。ロボットばかりに頼っていたら人間ダメですよ、みたいなテーマはありそうだけど。
面白くないとかじゃなく、いろんな意味でよくわからない謎の作品、という感じです。
冒険への扉が今,開かれた
2019年7月6日 ドラえもんのび太とブリキの迷宮 鑑賞
キャッチコピーは、「冒険への扉が今、開かれた」
ドラえもんの道具をいつもあてにするのび太に対して、ドラえもんが「自分の力では何もできないダメ人間になっちゃうよ」と言うんですが、アンタが道具を出してあげるその甘さがいけない!と突っ込みたくなりました。
疲れやすいのび太
テレビ放送が終了する深夜には画面が「砂の嵐」になってしまいますが、石川県、福井県ではこれを「ジャミジャミ」と言います。そんなジャミジャミ画面に突如ホテルのCMが入り、のび太のパパが寝ぼけて予約を入れることからドラマが始まった。
ドラえもんの道具にばかり頼っていたのび太君は体力的に衰えが目立っていたが、この作品ではそんなのび太のように機械まかせで暮らしていたチャモチャ星の住民たち。アンラック王の時代に作られたロボットナポラギストラーが実権を握り皇帝として君臨してしまったのだ。人間がロボットにとってかわり、ロボットが人間を支配する国。そうして、ガリオン侯爵の息子サピオがのび太たちに助けを求めるのだった。
それほど大人向けの設定はなく、戦争に巻き込まれる描写がある程度。ドラえもんは故障して海の底に沈んでしまうが、「のび太君にもう一度会いたかった」とつぶやくドラえもんにはちょっとウルっときてしまう。また、ロボット支配を終わらせるためにガリオンがウィルスを開発し、それをナポラギストラー皇帝に組み込むところが肝。時代はフロッピーディスクなのだが、大きさを考えるとスマートメディアっぽい。
しずかちゃんのヌードはないが、のび太のヌードあり。
この時代に描けるAIの未来に驚愕☆ドラえもんアニメ映画の名作
~ポケモントレーナーみゆきは、90点の経験値をもらった!~
1993年に上映されたドラえもんシリーズ映画の第14作。
ポケモントレーナーみゆきの中で「ドラえもん映画」で思い浮かべる代表作の一つです。
2月22日の猫の日にドラえもんを思い出し、内容がはっきりと分からなくなってきたので久々に観直してみました。
昔のドラえもんの声、リズム、画風に懐かしいです。
アニメの持つ雰囲気はそれぞれ独自のものがありますよね。
今はAIやロボットの時代が来ることは現実的な話ですが、当時この観点で映画を制作している先見性に僕は驚きました。
便利を求め続けた先に、失うものもあるのかもしれません。
作中ではドラえもんが不在の中でのび太たちが頑張るシーンが多くあるのが嬉しいところ。
普段は言い合いやケンカをしていても、仲間としての繋がりの深さに感動です。
僕の中で一番印象に残っているのは、クライマックスで敵キャラが歌う歌。
ずーっと頭に残って、真似をしてしまいます。
世界一有名な猫型ロボットドラえもん映画の名作ですので、ぜひ観てみてくださいね。
★大好きなポケモンに例えると★
シュバルゴ
ブリキのおもちゃ世界に迷い込む!AIの未来を見据えたような先見性のある作品に驚愕です。
理想の世界が陥る恐怖…
ロボットに全てを任せるだけの社会になったチャモチャ星のクーデターに捲き込まれたのび太たちを描く。
無料のホテルに招待されるとか、疑わしいのだけれど、そこへノコノコ行ってしまうのび太とドラえもん。
いつものメンバーも連れていくと、そこはロボットに反乱を起こされて、人間の居場所が無くなっていると言う展開。
ところが、ホテルの地下にあるブリキの地下迷宮が大きく扱われるかと思いきや、そんなに使わないと言うギミックの使い方がもったいない。
チャモチャ星人のサピオとか影薄いし、皇帝ナポギストラは声優が森山周一郎(紅の豚)なんだけど、弱いんだわこれが。
今回は子どもらしい冒険要素や成長的なテーマは含まれておらず、盛り上がりに欠けたと思う。
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