「海外特派員」を配信している動画配信サービス(VOD)
「海外特派員」の配信サービス一覧
| 配信サービス | 配信状況 | 料金 | |
|---|---|---|---|
| | レンタル | ¥1,320 | 今すぐ見る |
「海外特派員」の配信サービス詳細
おすすめポイント
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配信形態
見放題 / レンタル / その他
無料期間
なし
月額料金
月額976円(税込)※iTunes Store決済の場合は980円/フジテレビ ONE TWO smart 2チャンネルセット1,100円(税込)/フジテレビ NEXT smart コース1,980円(税込)/フジテレビ ONE TWO NEXT smart 3チャンネルセット2,310円(税込)
ダウンロード可否
可能
複数端末同時視聴
可能
※最大3つまでサブプロフィールが追加可能
特典
(ポイント付与等)
毎月100ポイント付与/くじやガチャ、各種キャンペーンあり/「FODフライデークーポン」使用で毎週金曜日に全国のTOHOシネマズで最大800円オフ
支払い方法
クレジットカード(VISA/JCB/Mastercard/AMERICAN EXPRESS/Diners Club)、PayPay、iTunes Store決済、Google Play課金、Amazon決済、d払い決済、au ドラマ・バラエティパックプラン、楽天ペイ、あと払い(ペイディ)、CATV局払い
全作品数
100,000本以上
映画作品数
3,300本以上
ドラマ作品数
1,700本以上
アニメ作品数
900本以上
※2025年5月時点の情報です。最新情報は各社サイトにてご確認ください。
作品紹介
解説・あらすじ
ドイツの台頭で戦争の危機が迫っていた1939年、ニューヨークの新聞記者ジョニーは欧州へ派遣される。戦争回避のキーマンである大物政治家を追いやってきたアムステルダムで、暗殺現場に遭遇。犯人を追跡し、意外な事実を突き止めたことから彼自身も命を狙われるようになる。美術は「風と共に去りぬ」で知られるウィリアム・キャメロン・メンジーズ。150万ドルの製作費を投じ、大掛かりなセットのもと撮影された。飛行機の撃墜シーンなど撮影技術も見事である。
レビュー
投稿日:2025-11-10
ヒッチコックには、いくつか政府の依頼で作ったとしか思えないようなプロパガンダ映画がある。これも、あらすじを少し読んだだけでいかにもその類に見えた。だから私は長い間、この映画を避けてきた。今回ようやく観たのは、日本でもアメリカでもレビュー評価が非常に高かったからだ。
観終えてみると――単なるプロパガンダ映画ではなかった。
ヒッチコックらしさが随所に光っていて、映像的にも物語的にも惹きつけられた。特に風車のシーンが印象的だ。飛行機の使い方は違うが、のちの『北北西に進路を取れ』を思わせる迫力があった。あの風車、どうやって撮影したんだろう?現実離れした異様な雰囲気が漂い、まるで別世界に迷い込んだような不穏さがあった。内部の立体的な構図の妙も素晴らしく、映像の奥行きとサスペンスの融合が見事だった。
そこに至るまでの展開は正直、何を狙った映画なのかつかみづらく入り込めなかった。だが風車の場面で一気に惹き込まれた。その後の悪役による襲撃シーンはややもたつきがあり、犬の登場には首をかしげた。逃走劇の映像自体はスリリングで、ビルを俯瞰で捉えたカットなどヒッチコックらしい奇妙な魅力があった。HOT HOTELという文字が妙に不気味で印象に残る。
さらに終盤、ちょっとした叙述トリックを使って犯人を追い詰めるくだりも秀逸で、ヒッチコックのアイデアの冴えが感じられた。
全体としては少しドタバタしており、私は日本人なので登場人物の名前や顔を覚えづらく、話の整理に少し苦労した。ラストのアクションは「まだ続くのか」と思うほどくどく感じたが、演出の力で最後まで引っ張られた印象だ。
脚本自体は決して洗練されてはいないが、ヒッチコックの演出力で独特の魅力を放つ作品になっている。結局のところ、これは確かにプロパガンダ映画ではある。だが同時に、ヒッチコックらしい映像の妙味に満ちた、極めて個性的な一本でもあった。
観終えてみると――単なるプロパガンダ映画ではなかった。
ヒッチコックらしさが随所に光っていて、映像的にも物語的にも惹きつけられた。特に風車のシーンが印象的だ。飛行機の使い方は違うが、のちの『北北西に進路を取れ』を思わせる迫力があった。あの風車、どうやって撮影したんだろう?現実離れした異様な雰囲気が漂い、まるで別世界に迷い込んだような不穏さがあった。内部の立体的な構図の妙も素晴らしく、映像の奥行きとサスペンスの融合が見事だった。
そこに至るまでの展開は正直、何を狙った映画なのかつかみづらく入り込めなかった。だが風車の場面で一気に惹き込まれた。その後の悪役による襲撃シーンはややもたつきがあり、犬の登場には首をかしげた。逃走劇の映像自体はスリリングで、ビルを俯瞰で捉えたカットなどヒッチコックらしい奇妙な魅力があった。HOT HOTELという文字が妙に不気味で印象に残る。
さらに終盤、ちょっとした叙述トリックを使って犯人を追い詰めるくだりも秀逸で、ヒッチコックのアイデアの冴えが感じられた。
全体としては少しドタバタしており、私は日本人なので登場人物の名前や顔を覚えづらく、話の整理に少し苦労した。ラストのアクションは「まだ続くのか」と思うほどくどく感じたが、演出の力で最後まで引っ張られた印象だ。
脚本自体は決して洗練されてはいないが、ヒッチコックの演出力で独特の魅力を放つ作品になっている。結局のところ、これは確かにプロパガンダ映画ではある。だが同時に、ヒッチコックらしい映像の妙味に満ちた、極めて個性的な一本でもあった。
鑑賞日:2025年11月10日 で鑑賞
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