せんぼんまつばら 川と生きる少年たち
劇場公開日:1992年7月11日
解説
宝暦三(1753)年、木曽・長良・揖斐の三川の頻繁に起る氾濫を防ぐため、地方の農民たちが、薩摩藩士たちとともに苦労しながら治水工事をする姿を描いたアニメ。岸武雄の原作『千本松原』を今泉俊昭が脚本化。監督は「CAROL」の出崎哲。作画監督は清水恵蔵が担当。
1992年製作/日本
配給:スペース映像
劇場公開日:1992年7月11日
ストーリー
高須輪中瀬古村は木曽・長良・揖斐の三川に接した中洲である。農民たちが今年は豊作だと喜んでいた矢先、降り続く雨のため、南端の堤が決壊。子供の与吉は父の佐助に、将軍はなぜ川を堰止めないのかと疑問を向ける。続いて北端の堤が破れそうになり、与吉も大人たちに混って水防作業を手伝う。この洪水で与吉と同い歳の幸助の家族が亡くなり、長老の弥平の所に引き取られる。翌春、治水工事が開始される。幕府に命ぜられ、村にやってきた薩摩藩が千両箱をいっぱい持っているという噂に、与吉と幸助は人足に雇われようと出掛ける。そこで最初、薩摩の言葉がわからなかったり気心が知れないため苦労するが、次第に武士たちと知り合うようになる。そして、噂と違い薩摩藩の苦しい実状などがわかるようになる。武士の江川は幕府の厳しい責苦に切腹。野田は流行り病に倒れる。工事は幕府役人たちの陰謀で苦境に陥る。それを知った与吉と幸助は、他の子供たちとの大活躍の末、薩摩藩の責任者、浜沖の手助けをする。そして工事は大詰めを迎えた。
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スタッフ・キャスト
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