限りなき情熱

劇場公開日:

解説

製作はマキノ光雄、企画は岡田寿之、脚本は「熱砂の白蘭」の棚田吾郎と「風にそよぐ葦 後編」の舟橋和郎、演出は「風にそよぐ葦 後編」の春原政久で撮影は「雪割草」の伊佐山三郎である。出演者は「風雲児」の折原啓子と沢村晶子、「初恋トンコ娘」の山内明、「男の哀愁」の高杉早苗、それに久々の細川ちか子を加えた民芸幹部が総出演である。

1951年製作/86分/日本
配給:東映
劇場公開日:1951年6月1日

ストーリー

花村小夜子は久しぶりに浅草へ帰って来た。その昔浅草でならした歌劇の踊子だったが、恋のトラブルから地方回りのレヴュー団に身をおとしていたが、悪芸能ブローカー土井の手をのがれて北海道から遥々帰って来たのだった。小夜子は土地の芸者浜栄の手引きで昔の恋の相手、仲清の清吉と弘龍寺の住職龍賢に会うが、清吉に許婚の夕凪かほるがあるに関わらず、また昔のよりをもどしてしまった。そこへ土井が小夜子を追って上京して来たので小夜子は浜栄の家へ身をかくすが、それをかぎつけた土井がのり込んで来て、あばれたあげく浜栄がその兇刃の犠牲になった。龍賢の名を呼びながら死んで行った浜栄の葬式の日、小夜子は清七とかほるの結ばれることを願う手紙を残して、人知れずまた旅に出るのだった。

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