にっぽんGメン

劇場公開日:

解説

「野球狂時代」につぐ東横京都作品で前作に同じくマキノ満男が製作し坪井与が企画したものを「三本指の男」「二十一の指紋」についで比佐芳武の脚本。同じく「三本指の男」「二十一の指紋」の松田定次監督のスリラー物。主演はこれもスリラー・トリオの一人片岡千恵蔵、「母(1948)」の伊沢一郎、「男を裁く女」につぐ折原啓子(芸術クラブ)「誘惑(1948)」「手をつなぐ子等(1948)」に出た文学座の杉村春子、往年のスター鈴木伝明久々の出演「野球狂時代」の杉狂児「三百六十五夜(1948)」の大日方伝、ほかに月形龍之介、加東大介、市川春代が出演、美ち奴の特出があるほか藤井貢の弟船津進が兄弟で出演する。

1948年製作/77分/日本
配給:大映
劇場公開日:1948年10月12日

ストーリー

夜の帝都にひん発する集団強盗と自動車ギャング。警視庁捜査一課では特別捜査班を組織して必死の探索を開始した。江藤部長刑事、白石、甲野の二刑事もその中にいた。江藤は白石の家の離れを借りており、白石の妹たか子は婦人警官だった。三番目の被害者の盗品に明白な手がかりのあったことから捜査の重点は盗品の発見に注がれる。全員足を棒にしての苦心のある日、都内の村岡古着店で明らかに盗品と断定し得る時計と背広を発見した白石は不覚にも賊の一味村岡の為に絞殺される。強盗事件の被害状況を刻明に調べてギャング団が巧妙な軍隊組織で結ばれていることが判って間もなく、キャバレー「モナコ」に出入りする数人の不良仲間の中で「参謀」と呼ばれている清川を有力な容疑者としてその情婦ナオミと共に捕らえたが二人はがんとして口を割らない。兄を失って江藤と共に捜査に活躍しているたか子はナオミのじん問を引受け、誠心をもってナオミを説き遂に彼女の口を封じていたのが曾我部であることを知る。曾我部は街のボスで防犯協会の一員として常に警察に出入りしている男だった。捜査に協力して来た新聞記者古川の助言で曾我部の情婦ハナを捕らえ、彼女の口からギャング団の本拠をつきとめ、せい絶な戦いの後、街の顔役を「部隊長」とする集団強盗、自動車ギャングの凶悪犯一味は完全に一掃された。翌朝、江藤刑事は白石のいはいの前に白石の母おとよ、妹たか子と共に賊のせん滅を涙ながら報告するのだった。

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スタッフ・キャスト

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映画レビュー

2.5加東大介が痩せててちょっとビックリ。映画としての出来は微妙。

2022年12月16日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

加東大介が痩せててちょっとビックリ。映画としての出来は微妙。

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Mr. Planty