祈るひとのレビュー・感想・評価
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母娘の願い
周囲の勧めに結婚が応じられた母と、自分の意志で結婚相手を選びたい娘との確執は、話をしてみたら母のほうに好きな人がいたのに別の人を選んだ経験からのコンプレックスを母が娘にカミングアウトする場面は、『君に読む物語』にもあった。見合いにしても恋愛にしても結果で逆転する場合も多々あるのかも知れないけれど。反対する母の気持ちは娘のためを思っての事でありながら、そうは言われてもなかなか障壁がない時代にはわからなくなって行く。意外に親などの周囲に応じて思い切って結婚してしまっても幸福だったと思う人は多いかも知れない。どうなっていたかは両方は実現しないのだから片方の選んだ結果でしか実はわからない。
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歌声喫茶の雰囲気や歌われる歌が何ともいえず爽やか。 「昔はいい時代...
歌声喫茶の雰囲気や歌われる歌が何ともいえず爽やか。
「昔はいい時代だった」というセリフがあるがどの時代も過去の方がよく見えるのかもしれない。主人公の視線で物語が展開していき、その頃の女性の立場や考え方が見てとれる。
どこかで見た事がある女友達はチャコちゃんのママ。そんな発見も昔の映画を観る楽しみのひとつだ。
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