劇場公開日 1959年2月11日

「母娘の願い」祈るひと Takehiroさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0母娘の願い

2017年7月24日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

難しい

周囲の勧めに結婚が応じられた母と、自分の意志で結婚相手を選びたい娘との確執は、話をしてみたら母のほうに好きな人がいたのに別の人を選んだ経験からのコンプレックスを母が娘にカミングアウトする場面は、『君に読む物語』にもあった。見合いにしても恋愛にしても結果で逆転する場合も多々あるのかも知れないけれど。反対する母の気持ちは娘のためを思っての事でありながら、そうは言われてもなかなか障壁がない時代にはわからなくなって行く。意外に親などの周囲に応じて思い切って結婚してしまっても幸福だったと思う人は多いかも知れない。どうなっていたかは両方は実現しないのだから片方の選んだ結果でしか実はわからない。

Takehiro