女の決闘

劇場公開日:

解説

日米映画が警視庁と協力して製作する“犯罪捜査シリーズ”の第九作。西沢治のオリジナルを金子敏が監督したもの。

1959年製作/45分/アメリカ・日本合作
配給:新東宝
劇場公開日:1959年2月3日

ストーリー

銀座のナイトクラブの踊り子が深夜の倉庫街で殺された。荒木・若月両刑事は捜査を始めた。三矢倉庫の守衛・辻は現場に女がいたと証言した。被害者はその姉と「銀座情報」の岡という男をめぐって三角関係にあり、しかも岡を中にミス・ジャパンの座を争っていたという。辻は姉・織江が被害者を狙いうちしたといった。--岡が何者かに殺された。現場に織江から電話がかかってきた。「女だって拳銃を射てるのよ、復讐する方法も知っているのよ」しかし、すでに織江は逮捕されてい、取調べを受けていた。彼女の話--妹はミス・ジャパンに入選したとき、岡と知り合ったが、だまされ、彼ら一味になぶりものにされた。その時のフィルムをネタにゆすられていた。織江は妹のため買いもどそうとしたが果さず、殺して取ろうと拳銃買った。それを知った妹は無断で岡のところへ行き、警察への密告を条件に、事件の夜現場のフィルムを受取る約束をしたのだ。織江が現場に駈けつけたときには遅かった。妹は辻に射殺されていた。争っていると岡が現れ、辻を連れ去った。--この話にもとづいて、辻が逮捕され、事件の黒幕が判った。岡の上役、赤沢がすべてを運んだのだ。岡を殺したのも彼だ。三矢倉庫から山のようなフィルムとテープが出てきた。その中に織江の声が録音されたテープもあった。例の織江が現場に電話をかけてきた怪事件は、彼女が岡にいったことばを赤沢が録音し、そのテープを使って、彼女に罪をかぶせようとしたのであることが知れたのだ。

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