女探偵物語 女性SOS

劇場公開日:

解説

中山保江の女探偵の手記を映画化したもので、「ドジを踏むな」の若尾徳平が脚色、「奴が殺人者だ」の丸林久信が監督、「密告者は誰か」の山田一夫が撮影した。「密告者は誰か」の白川由美をはじめ、佐原健二・中田康子・平田昭彦・峯京子などが出演する。

1958年製作/58分/日本
配給:東宝
劇場公開日:1958年10月7日

ストーリー

帝国秘密探偵社に勤務するベテラン女探偵小川信江は、富豪令嬢西条みどりの結婚相手の素行調査を依頼された。みどりがスキー場で知り合った岩田洋一郎と結婚したいといいだしたので、母の綾子が探偵社に頼んだのだった。信江はみどりの姉と称して、洋一郎の勤務先やクラスメートの石黒から聞いたところでは、洋一郎は粗野で評判はよくなかった。たまたま大学の構内で、やはり洋一郎の調査を依頼された興信所の山本に会った。山本から情報を交換しようといわれて、信江は洋一郎の許婚者だといってしまった。相棒の木下とレストランに入った信江は、傍に洋一郎が盛装をした紳士と一緒にいるのを見た。その帰り、ダンスホールに二人は寄った。そこで信江は洋一郎の従兄弟の民夫を知った。が、洋一郎の情報はとれなかった。信江は洋一郎のアパートを訪ねた。そこでみどりが洋一郎と信じているのが、実は民夫であることを知った。民夫は親から勘当され、バー・ナインのマダムとねんごろの仲だった。そんな素行の悪さも知らず、みどりは民夫とドライブに出かけた。その後、民夫は西条家にまで出入りするようになった。一計を案じた信江は、妖艶なスタイルに変装して、民夫を誘惑し明日の約束をさせた。西条家では不幸を未然に防げて大喜び、しかしみどりはおさまらず、洋一郎のアパートを尋ねた。そこで本物の洋一郎に会い愕然とした。翌日、心配する木下と共に、録音機を持って信江は民夫をホテルに誘い込んだ。みどりは信江と民夫のいる隣室に、木下と一緒に息をひそめて聞きいった。テープレコーダーには、民夫の本性が刻々と録音された。みどりはそれでも本当にしなかった。そしてこれは芝居だといって、ナイフをかざし自殺するとおどかした。その時、信江の悲鳴が聞こえ木下は隣室に飛び込み、危機一髪で信江の難を救った。事件はようやく解決、おまけに信江と木下の仲もめでたしめでたしとなった。

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