男のブルース

劇場公開日:

解説

三船浩のヒット・メロディ「男のブルース」を織りこんだ歌謡活劇。「海女の岩礁」の直居欽哉の脚本を、同じく「海女の岩礁」の森永健次郎が監督、「東京のバスガール」の中尾利太郎が撮影した。「海女の岩礁」の青山恭二、「東京は恋人」の沢本忠雄、「俺は情婦を殺す」の南風夕子に、三船浩が特別出演。

1958年製作/51分/日本
配給:日活
劇場公開日:1958年9月15日

ストーリー

大成丸の漁撈長島本は、市場で一人の渡り者を拾った。その男は大木哲夫といった。彼は船主の田崎に紹介され、大成丸に船長として乗りこむことになった。だが、この船は密漁船だった。まもなく、そのことがバレて、海上保安署で哲夫は取調べを受けた。幸いなことに、保安官が学友の三根であったため、戒告だけで済んだ。田崎の娘弓子は、無電技師の慎次と恋仲だった。慎次の兄は船員だったが、嵐の夜遭難し荒波に呑まれてしまったという。が、慎次は他の船と衝突して沈没したのに違いないと考え、相手の船を捜していた。哲夫は田崎から、修繕中の船を見せられ、修理が終り次第乗るように言われた。この船が慎次の兄の船と衝突した船だった。その証拠を固めるため、慎次と三根は、当時の大成丸の船長であった五平から事情を聞こうとしたが、彼は口を割らなかった。そこで、慎次は弓子に彼女の父の田崎が隠している航海日誌を盗んで来るように頼んだ。弓子はその時は承知しなかったが、祭の日、父の手文庫から航海日誌を盗み出した。証拠が揃い、たちまち田崎の家は保安官の一隊に襲われた。田崎は逮捕されたが、島本は脱け出し船に戻り出航した。船室にいた哲夫は、事態を知ると、島本らを相手に乱闘を始めた。時を移さず監視艇が駈けつけた。やがて、哲夫は三根のあっせんで独航船に乗りこむことになった。

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