「漢 三船松五郎の幸せな生き様」無法松の一生(1958) HigeKoboさんの映画レビュー(感想・評価)
漢 三船松五郎の幸せな生き様
人力車の車輪と共に進む時の流れ。
知らない時代への郷愁と共に自らの人生すら顧みさせる映画。芝居小屋、掛け時計、小倉祇園太鼓、建物街並み。
今時あんなピュアな人はいないだろうけど、いろんな登場人物の人生を重ね合わせるキーパーソン。
どんな年代の人が見ても引き込まれる仕組みが見事。
最後の松五郎に近くなった私は各年代の登場人物に思いが至る。
吉岡の奥様は高峰秀子で良かった。やさぐれの若者からくだまく老人まで演じきった三船。当時の映画界の実力も感じる。
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