麻薬街の殺人

劇場公開日:

解説

小説公園所載の樫原一郎の小説『白い粉の闇』より浅野辰雄、西沢治、野上徹夫の三人が脚本を書き、その一人、浅野辰雄が監督したサスペンス・ドラマ。撮影は内田安夫。主演は「誘惑(1957)」の殿山泰司、「峠(1957)」の近藤宏。それに赤羽茂、本城智恵子など。

1957年製作/32分/日本
配給:新東宝
劇場公開日:1957年11月23日

ストーリー

華やかなネオンに彩られた国際都市神戸--そこはまた麻薬犯罪の温床でもあった。ある日当局は兼ねてマークしていた丸徳商事の河村が、懐中に麻薬を所持したまま殺害されているのを発見した。すぐに丸徳を召喚し詰問したが狡猾な丸徳からは何一つ掴むことができなかった。そればかりか、そこに居合せた殺人常習犯の南条を彼らにとられる有様だった。彼らは最初は薬をロハでやり中毒症状を呈して薬を放せなくなるのを見ると金をとる。そして患者が薬代を払えなくなるのを待って仲間を増やすことを条件に薬代を安くするという方法をとっていた。余りのことに南条は愕然とした。河村殺しの犯人で、丸徳の子分半田が丸徳を脅やかして来たのを知ると、南条は三宮駅で彼と待合せ、殺害すると約束しながら警察に引渡すという奇怪な行動をとった。実は南条は当局が囮として丸徳をあざむくために使っていたベテランの麻薬係刑事だったのだ。彼の活躍によって、証拠はすべて整えられた。もはや丸徳に逃げられる隙はなくなった。当局は早速丸徳一家を殺人並びに麻薬取締法違反の容疑で検挙すべく武装警官隊を出動させた。先頭の車に乗る南条の顔は明るく輝いていた。

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