花嫁は待っている

劇場公開日:

解説

「大暴れチャッチャ娘」の八田尚之のオリジナル・シナリオを「大学の侍たち」のコンビ、青柳信雄が監督、遠藤精一が撮影した青春明朗喜劇。主演は「別れの茶摘み歌 お姉さんと呼んだ人」の小泉博、「続大番 (風雲篇)」の青山京子、「太夫さんより 女体は哀しく」の扇千景、「森繁の僕は美容師」の北川町子。ほかに柳家金語楼、三木のり平など。

1957年製作/92分/日本
配給:東宝
劇場公開日:1957年10月20日

ストーリー

スピード・スマート・スイートの3S標語を掲げたミツエスデパートは、競争相手の激増で青息吐息のデパート界にあって驚異の躍進を続けていた。これはひとえに木村社長の敏腕によるものだった。その木村社長はハワイ生れのスマート・ボーイでまだ独身である。社長夫人を夢見るデパートガールたちは盛んにサインを送るがなかでも、社長秘書マユミと宣伝部の夢子ののぼせ方は尋常ではなかった。ところがこの二人に強敵が現われた。鄭重なお客の扱いぶりを社長に認められ、アフターサービス課新設の見本となった田川郁子である。そこへハワイから社長の母君が息子の嫁探しにやって来た。だが母君は羽田に着くとそのまま昔馴染の焼き鳥屋で昔の恋人蒲原玄六老と逢いびき、老いらくの恋にうつつを抜かしてしまった。一方、ミツエスデパートの繁栄をうらやむ同業者たちは、暴力団を雇って社長のハワイ帰りを強要する手段に訴えた。三人組の暴力団に襲われた社長は負傷して病院に運ばれたが、これが「情痴の上の因縁か?」と写真入りで新聞種にされて大クサリ。母君も漸く息子に花嫁を貰って一時ハワイへ帰ろうと決心、花嫁探しに本腰を入れはじめた。玄六老の家で逢った彼の姪が気に入った母君は早速お見合いの段取りを決めた。当日母君とはぐれてしまった木村は後楽園の池の畔で郁子とバッタリ出逢い、お互いに今日が見合いの日であることを知って驚いた。そこへ母君と玄六老が駈けつけた。木村と郁子は自分たちが見合いの相手同士と分ってまたまたびっくり。いっそ、この縁にと母君と玄六老の結婚話もまとまって、二組の新婚、再婚組は羽田を飛びたって一路ハワイへと向った。

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