大学の石松 女群突破

劇場公開日:

解説

おなじみの宮本幹也原作の石松シリーズ。「大江戸喧嘩纏」の松浦健郎と大和久守正が共同脚色し、「拳銃を捨てろ」の小石栄一が監督するお色気青春活劇篇。撮影は「少年探偵団 妖怪博士 二十面相の悪魔 二部作」の佐藤三郎。主な出演者は、「喧嘩社員」の高倉健のほか清川虹子、杉狂児、高木二朗、中村是好、山形勲、大川恵子、岸井明、島倉千代子、園ゆき子、真咲美岐など。

1957年製作/70分/日本
劇場公開日:1957年4月16日

ストーリー

今日は昭和大学の卒業式。落第十九回の鬼吉は奇蹟的に卒業となったが就職口はなく、女房のハル子にどなられている。おなじみの石松、大政や次郎長先生の尽力でやっと倉庫番に就職。石松、大政はクズ鉄拾いのバイトを始めたが仲間の仕事は地中に埋められた拳銃探し。それを発見した大政は一味に追われて偶然にも鬼吉のいる倉庫へ逃げこんだが、騒ぎが因で鬼吉はクビ。今度はインチキ会社ピカリ金融の社長の替玉に傭われた。が社長は有金サラってドロン。事務員のカネ子と偶々訪れた石松は出資者につるしあげられる。父がなけなしの金を投資したという神戸愛子に同情した石松は金策に奔走。一方カネ子と次郎長先生宅の居候千春は石松をめぐってもめている。そこへもぬけの辰が現れたが、博奕で儲ける金はうけとれず頭を痛める石松に、思いがけなく原作者の宮本幹也先生がポンと投げ出して呉れた。元気になった神戸老人は石松たちの手を借りて温泉町での興行を計画。音楽部の連中を加えて出発したが、出迎えたのは芸者豆千代。ところが神戸老人が契約金をもち逃げしてしまい興行ができなくなった。老人はピカリ金融の社長鶴丸にだまされてインチキ鉱脈に投資、判ったときは既に豆千代や辰と共に監禁されていた。一方石松らを援助したのは炭鉱主の大前田リン子。石松に一目惚れ、彼を追っかける千春、カネ子、豆千代を尻目に坑道の中で石松に抱きつく。その頃愛子の同級生だった歌手の島村岐代子がこの地に来て友情出演することになった。当日満員の盛況に、鶴丸一味は神戸老人らを渡すから売上げを寄越せと言う。奮然となった石松は、単身のりこみ、後から押しかけたリン子や学生達と共に一味を根こそぎに叩きふせた。幾多の思い出を残して石松一行は、リン子らに送られながら再び懐しの学び舎に帰って行った。

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